灰田

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4/30/2024, 10:47:07 AM

「楽園」

(こんなこと、叶ったら嬉しいなぁ…と遠くを見つめるのも、いいね。
そしてそれをすぐ、忘れてしまうのもいいね。)

「フランケンシュタイン」の怪物は、人間の愛情を求めても決して得られなかった。
あきらめなければならなくて、どんなに悲しかっただろう、と思う。

だけど物語の外側で、たくさんの人間が、
彼の悲しみに触れて…ああ、君の悲しみはまるで私の悲しみのようだと、その心を寄りそわせていったのだ。

君の預かり知らぬ遠い場所で、君の夢が確かに叶う。
君の望んだかたちじゃないけれど、
君が思ったよりも、ずっと深く叶う…

…こんなふうにして、時間も世界も超えて、叶う夢もあるのかもしれない。

誰かの悲しみが届き、誰かの幸福が芽吹く。

もしかしたら、もう、叶っているかもしれないと、思ってみるのもおもしろいかもしれない。

心を粒子みたいに彷徨わせて、固定された夢から抜け出して、小さく、小さく、叶えてゆくんだ…

言ってみれば楽園って、持ち運び可能で、
そう…だから…君の言葉や歌ですらなく、君そのものなんだと思うから…

…君という楽園の見る夢なら、
どんなに不思議な、微細で切なく、切実な叶い方をするんだろうね……?

君が、その夢が本当は叶っていたって知ったら、何て言うかはわからないけれど、(だって、誰だってわかりやすく報われたいものね…。)
誰かの孤独を雪ぐことが出来たってことは、知ってほしいなと思う。




4/29/2024, 10:11:24 AM

「風に乗って」

風に乗って、
追い風に背中おされて、
向かい風に顔をしかめて、そして笑っちゃって…

君を振り返っておんなじ風に…
この、めちゃくちゃな風に吹かれて…

風に乗って…
どこまでも一緒に…
デタラメな歌歌って…ああ楽しいねって笑いあえたら、それだけでもう…

生まれて来たもとはとったぜって、
冗談みたいにだけど、

…心の底から思うよ。



4/28/2024, 10:29:07 AM

「刹那」

この刹那、を、ほんとうに、感じとれるか?
この刹那がこの刹那でしかなく、次の刹那なんか存在しないんだってことを……わかっているか?

この刹那しか存在しないのに、この刹那を蔑ろにする私には、何もない…

昨日と明日という暴力的な概念、でしかないものに
いちばん大事な、「刹那」を掠め取られ怒りもせず、薄笑いしかもらせない。

刹那なくして、生きていかれぬこの生の、
刹那を狙い定めて殺す、愚かな仕組みの上で、

刹那を手にする方法を、刹那を犠牲にして「考える」

刹那が私と、君の胸に在れば、
それが私たちの胸を満たしてゆけば、それでいいのに、それ以上を求める心が、
何もかもズタズタにする。

もうここにあるものを、探すのは止めるんだ…
探すのは止めて、それを生きるんだ。

どうやって…?
語って。踊って。間違えて。後悔して。キリキリ舞いして。ほほえんで。気付いて。ただ気付き続けて。

今と何が違う?
違わないかもしれない…けれど、きっとわかっているだけでいいと思うんだ。

この「刹那」が、宝物だということが。






4/27/2024, 11:54:52 AM

生きる意味

人によって違うとしか言えないけど、重たいものは背負えないし、背負わせたくもないな。

しあわせであってよ、それが私への義務だよと、ある人々には言うが、
それもあなた達が決めることで私には触れられない。

その人の生きる意味が、その人の今を物語り次へ導いて行くだろう。

私に出来ることはそれを邪魔しないことだね。
でも、助けが必要なら呼んでね?

…私も呼ぶからさ。

4/26/2024, 10:09:19 AM

「善悪」

善悪の彼岸。宙ぶらりん全肯定(*‘ω‘ *)
私には良い言葉。
甘やかしてくれてるじゃん…と受け取るゾ。

敵ではない。味方ではない。
敵としてじゃなく、味方としてでもなく、
ひとである。

ひとでなしって、人を自分の視線に巻き込むことで作られてしまうのかもなー。

ひとはその人。私の味方や敵というパーツではない。
私もパーツじゃない。

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