遠い約束
遠い海から来たクー
とおいやくそく
とおいうみからきたくー
瞬間的に思い浮かんだ
遠いで始まり似た韻の
かなり前に読んだ小説のタイトル
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今頃どうして思い出したんだろう
少年が愛おしそうに恐竜の子を抱く姿に惹かれてその本を手にとったこと
アニメーションになったのは知らなかった
クーの可愛さを一目みたくてネットを探したら
ニコ動でちょっぴり観られたよ
言語を持ちヒトという同種にも関わらず
狭いカテゴリーの中に渦巻く人間の欲望
種は違っても共に過ごすことで言葉のない音で会話する生き物との間に培った信頼と絆
クーの可愛さと南の島の美しい自然描写が
その明暗を際立たせ
人間の愚かさを浮き彫りにしている
自然と人間 親子と絶滅生物 核実験の陰謀等人間のエゴ….多様なテーマが顔を覗かす奥深い物語だった
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世の大人達に この作品を今一度と思う
子供達には素晴らしいアニメーションを
動きと色彩がその柔らかい心に強い印象を残し
未来を変える原動力になるかもしれない
私には 生物としてのヒトの傲慢さと共存というキーワードが心に残った
あなたが思い浮かべた大切な物は何でしたか?
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『遠い』を過去と捉えるなら
地球上の命たちや自然から距離をとってきた
今の人間生活を俯瞰して欲しい
住まわせてもらっているという
地球との遠い約束を思い起こすかもしれない
フラワー flour いただきました!
と言う事でキッチンをウロチョロ
そうだレシピの整理を兼ねて ネタ探し(笑)
お菓子も作らない 料理も薄味 油控えめが定番
もう若い時のものは不要だわ
要る? 要らない? 花占い気分で…選別した
おー素晴らしい!
料理本コーナーが3分の1になった
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シミがついたメモに黄ばんだ本……
処分品をパラパラめくると
料理と思い出がリンクしてきた
これこそ私の軌跡 主婦の醍醐味
うーん何だか捨てるのが忍びないなぁ
あららまた何か発見
小さなメモ帳に独特の手書きの横文字で
Monar gingerbreadと書いてある
ピーターラビットにはまってイギリスまで行き湖水地方の農場宿に泊まった時のだ
30年前ジンジャーブレッドが何だかも知らなかった頃 宿で食べたホームメイドのそれに感激して教えてもらったMonarさん手書きのレシピ
モラセスという糖蜜は必須で手に入れて帰国
フラワーは小麦粉って辛うじてわかったけど
材料って単語を辞書で引いた跡
8オンス→200グラム
なんて単位変換をメモしてある
作りたい一心で英語ビギナーがレシピ解読に
チャレンジしたんだなあ
2ページ 丸文字手書き 英文
三重苦にも心折れず 頑張ったねワタシ!
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で、その後どうなったんだろう
独特のスパイスと生姜が子供受けせずきっと
一回ポッキリでお蔵入りしたにちがいない
旅の余韻も次第に薄れ いつしか棚の奥深く忘れ去られ….
今日 30年の眠りから覚めた『モアナばあば』
この世に一つの貴重なレシピ
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これも縁でしょ
Google翻訳カメラでパシャリとしてみた
はい1秒で解読 なんと作り方は至って簡単
材料も今ではネットで買えるしね
単位変換は自分でするとして
こんなにもハードルが低くなっていたとは驚き
30年経った今なら「このお菓子クセになるー」とか何とか言って好きだと思うんだよね子供達
好みは母親に似るって言うでしょ!
大人になった彼らにもう一度食べさせて
味とイギリスの思い出をセットでこのレシピを受け継いでもらえたら幸せだわ
新しい地図
白地図って覚えてる?
薄っすら輪郭だけが書いてあるあれね
なんだか先生の裏の意図を読んだ者勝ちって感じが嫌いだった
一見自由度がありそうに見えて
その向こうに答えが用意されてる…..
型に入れられるのが嫌いな自分に潜む天邪鬼がこんな時には顔を出してくる
こんな弱気な破線なんて無視しちゃえって
思いのままに型を破って 自分を表現してみろ
あの頃の世間には発想の豊かさの評価なんてなく まずは常識が最優先で
生徒の枠からはみ出ることはできなかった
今なら
自身の経験に物言わせ自分で考え
体験と感情を盛り込んだ新しい地図が幾つも描けるんだけどね
これが大人になったってこと
桜
桜を見ると頭に浮かぶ文章がある
国語で暗唱させられたんじゃないかな
半世紀前の国語では教科書の一文を暗記する宿題が常で それは楽勝かなり得意だった
困るのは教室で指されてそれを披露する時….
緊張が先立ちしどろもどろで終わってしまう
家ではスラスラ気持ちよく唱えられていても
人前ではそれが出来ない
得意と苦手が背中合わせ
年月を経るほどに味わい深くなるこの詩
昨日は千鳥ヶ淵の桜並木で唱えたよ
やっぱり心の中で 変わらないなあ私
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「花ふぶき」阪本越郎
さくらの花の散る下に、小さな屋根の駅がある.
白い花びらは散りかかり、駅の中は、花びらでいっぱい
花びらは、男の子のぼうしにも、せおった荷物の上にも来てとまる。
この村のさくらの花びらをつけたまま、遠くの町へ行く子もあるんだな。
待合室のベンチの上にも、白い花びらは散りかかり、
旅人は、花びらの上にこしかけて、春の山脈をながめている。
ルビー婚記念に
君との年表
見える化したよ
ねえ何か気づかない?
旅行の数すごいだろ
旅には音楽が欠かせないと君が言うから
それぞれお気に入りのカセットテープやCDを
車に持ち込んで…….あの昭和感懐かしいなぁ
あっSONGSに高橋真梨子が出てる
旅のお供と言えば彼女
大好きな彼女の曲ばっかりレンタルして
一日中聴いてた旅 あれどこだった?
南房総よ 網元の宿に行って魚食うぞーって
そう誕生日祝いで真梨子旅OKしたんだよ
家族旅行は子供達チョイスで
アニソンだったりJpopだったり
まあいろんな事思い出すね
音が旅の思い出をつくる
実感を伴ういい言葉だよ
君といつまでも
いられないだろうけど
音楽は最期まで
二人の人生旅のよすがになってくれるはず