光輝け、暗闇で
このお題で最初に浮んだのは
万博展示『夜の地球』
今尚、瞼を閉じるとくっきりと浮かび上がるほどのインパクトだった
ただ5/2に紹介してしまったので......
話題を変えて
生来せっかちで雑な自分が
一歩ずつゆっくり進む事を学んでいる
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光を感じる視神経が一本二本と減り続け
光を感じる細胞に一つ二つと異変が生じて
複数の病名を持つ今
暗闇が忍び寄ってくる恐怖に
残りを数えることは絶望へのカウントダウン
自身を不満や不安で満たしていくことになる
それはもうお腹一杯 経験済みだから
光を感じていることに視点を移せばいいよねって最近思うことにしている
脳へ光を届てくれている存在に気づく事の方が大切だよって
そして見えるという確かな証に感謝して過ごす
運ぶ光の量は日増しに減って充分じゃない
その分出来なくなったことが随分増えた
だけど年中無休の光宅配便の存在に気づいたら
愛おしくも健気に感じ 大切にしようってね
無駄だと決めつけず出来ることから一つずつ
最新の情報収集
薬のデータ記録
生活習慣の改善
ご褒美サプリ
毎月の通院等.....
未来の医療に繋げるために
小さな努力がサンプルの一つとして役立つ事もあるかもしれない
医療の進歩より先に自身の暗闇が来たとしても
誰かの光輝く世界のために相互扶助になれば
まあそれもありかなと思い始めている......
忘れがちな今を愉しむこととの両輪で一日一笑
〜まだまだ出来ることが残っているよ〜
新緑眩しい今朝の庭 生気に包まれて思う
子供の日が迫るといつも考え込む
喜ぶ顔が見たいな プレゼント何にしよう
何色が好き?
まずは色さえおさえておけば安心だ
ピンクでしょう
ううん
今は青が好き
アレっ水色だったっけ?
取り繕いながら再確認する
青い青いもの うーん青い…….何かを
今更ながら青のヴァリエーションの多さに
気付かされる
空海水….人は『あお』と深く繋がっている
気持ちによってもみえかたは多種多様
表現の自由も限りなし
漢字にこだわったらドツボだ
もう問うしかない
青ってどんな色?
えーそれも知らないの
◯◯の青だよ
きっと即答してくれる
第一ステージクリア!
ホッ
sweet memories
自転車に乗れる様になったばかりの孫
普段歩く道も景色が変わって見えるようだ
楽しさと喜びに満ち満ちている
会うたび住宅街でのサイクリングに誘われる
中でも雨上がりの今日は特別だ
昨夜の強雨が
地面に沢山の小枝や葉をおとし水たまりを作った
風が湿ったいろんなにおいを運んでくる
孫にちょっぴり自信がついて来たところで
いつもの整備されたアスファルトととは違う
大冒険気分を味わうチャンス到来
緊張するのか いつもより口数が多くなる
彼女のドキドキがこちらに伝わってくる
木の枝が蛇に見えたり落ち葉でハンドルがとられそうになったり 易々とは進めない
止まり止まりそれでも一つ一つクリアしていく姿が健気でかつ頼もしい✨
そうだ今なら更なるチャレンジが出来るかも
脇道へ行ってみようと思い立った
「ねえ 坂の下に木のトンネルが見えるよ!
行ってみる?ひきかえす?」
木のトンネルを抜けた先には開けた明るい場所が待っている…..と根拠のない希望的観測だけで孫を誘った
彼女はしばらく考え…..片足をかけこぎ出した
うっそうとした林が続くが もう少しもう少しだけねと励まし合い初めての小道を進んだ
やっと人家が見えた時にはやったね👍と二人同時にその勇気を称え合った
不安と期待で通り抜けて来たのは
神社の裏側にある林だったらしい
いつもの住宅街に近いこともわかった
通りは見通しよく明るい光が降り注いでいた
そこから先は五月晴れのお天道様の下
新緑を抜けながら
野の花に触れながら
知らないお家の庭先の花を愛でながら
笑い声をあげお家へ帰ったね
あの開放感は確かに二人だけのものだった
何年後か何十年後か
彼女の成長の軌跡のどこかに
今日の小さな冒険が残っていたら嬉しいな
ばあばとのsweet memories
人間の継承の軌跡 人間の過ちの軌跡……
万博会場へ行かれたなら異彩を放つ
『夜の地球』をお見逃しなく
私はたまたま読んだ
口コミで立ち寄ったけれど、
製作過程紹介の画像から興味津々引き込まれた
漆黒の地球儀の表面に金粉で描かれた光る大地
は衛星画像に基づいた人間の営みで
世界を 俯瞰する地球儀からは「対立や分断を超え他者に思いを巡らす」メッセージを感じる
昨年1月に能登半島を襲った巨大地震
奇跡的に無傷で被害を免れた不思議.....
残すべきもののとして目前に建っているのだ
輪島塗の大型地球儀「 夜の地球 Earth at Night 」を前に深遠なる溜息が漏れる
直径1メートル、重さ215キロ
この真球が板を曲げて作られているとは
どこからどう見ても想像できない
5年の月日をかけて姿を現したこの作品
伝統工芸職人の方々の技と心意気が素晴らしく
継承されて来た軌跡の佇まいが何とも誇らしい
一工芸品を超える精神性を伝統とハイテクの相乗効果により醸し出していた
日本館のエントランスに相応しい品格を備えているのに......と思うのは私だけではないはず
(展示場所は大屋根リング内 静けさの森付近
予約なし)
君と僕
拝啓 小田和正様
この度私◯◯が 君と僕 大賞に
あなた様を選ばせていただきました
受賞理由は お分かりかと思いますが
あなたさまの作品に登場する僕が
君という世の女性達に寄り添い
愛で包み癒し続けてくださったゆえです
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『君』なんて呼ばれたことがない身では
活字でだけでも気恥ずかしいし
まして 面と向かって『君』なんて言われたら…
もう想像するだけで異次元へ飛んでいっちゃいそう
こんな私にもあなたは
優しく語りかけてくれる
絶妙な距離感を持った『君』という言葉で
今後の展開を予感させるように
私に向けて愛を注いでくれる
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あなたのハイトーンヴォイスが
神から与えられた唯一無二の不純物を含まない純度の高さで
君と僕との世界へ誘う
愛を止めないで
Yes Yes Yes
Yes-No では10回も君 君 君……ってどうしよう
愛されてる余韻に絡みとられてしまうよ
さよなら
君が小さく
僕は思わず
君を抱きしめ……
数え始めたらキリがないほどのラブレターをもらってきた
眠れない夜
君との思い出
たしかなこと
あなたが紡ぐ君と僕の詩にのせて
半世紀の時を超え
一筋の愛を 届け続けてくれている
ありがとう