隠された真実
このフレーズを見て好きな小説を紹介したくなった
世の中不条理だらけだと作家柚月裕子さんが語っていた
そうだと静かに納得する
が 車窓の景色の様に見過ごす日常
歳を重ねて流れに竿さす気合いを失ってる自分
どんな事情があっても罪を犯した者に対して
等しくぶれない向き合い方をする佐方貞人検事が主人公のシリーズ
『罪はまっとうに裁かれなくてはならない』
裁く立場の検事から後に一弁護士になっても
その信条はゆるぎない
小説だが彼に出会えたことに救いを感じる
道理に合わないものにまみれた世を(罪人)をその誠が洗い流し
かけがえのない人として浮き彫りにしていく
この佐方貞人シリーズ気になった方はご一読を
願い事
この世は願い事で満ちている
数え切れないゴミ化した願いが
デブリとなって宇宙を漂っているって
そうだ
願い事クリーン作戦にエントリーしようっと
宇宙へ行くチャンスだからね
1番初めのお願い事は残しておくようにする
これがなかなか難しいらしいよ
どうやって見分ける?
ねえねえ教えてお願い🙏
しまった💦
すぐお願いしちゃう癖が…
ゴミ増やしてなにやってんの私
この癖がどうか治りますように🙏
空恋
私は 恋空 を連想したよ
夭折の人を想う
今日は七夕
春馬くんに会いたい気持ちを両手で掬い
天の川に注ぐ
クチナシの甘い香りがした
大海の一滴を大切に受け止めてくれたようだ
空から微笑みがかえってきたよ
星が瞬いた
波音に耳を澄ませて
瀬戸内の海は穏やかで
夏には夕凪 風が止まる
海辺で育ったくせに特段波音の記憶がない
思春期を過ぎてからは海ではしゃぐこともなく鼻先まで海水に浸かって
どこまでもゆらゆら光る水面を見ていた
命の源 羊水ってこんな感じって…
太平洋
大竹海岸では白波が一直線になり
次から次へと砂浜へ押し寄せている
まるで通せんぼをするかの様に広がって
おまけに強風と潮騒が否応なしに絡みつく
泳ぎは得意 でもこの挑戦的な海に緊張する
危険には近づくな父の声が押し寄せてはそれを打ち消す内なる声がかき消されてしまう
人生下り坂になっても親の呪縛はとけないものだ
サーファーは手慣れたもので
荒波に身を任せては…次の波を捉えに行く
私は声や身体の自由を奪われたまま波打ち際で思案する いつまでたっても一歩が踏み出せない自分がいる
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耳を澄ませてやっと聞こえるくらいの波音が心地いいんだ
ちゃぽんちゃぽんと小さく寄せては引いて行くそんな一生が自分には似合ってるんだ
〜自分を知るって難しいことだね〜
青い風が思い浮かばない
なので書きそびれたいつぞやのお題
夏の匂い
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子供の頃
夏はね ラジオ体操の(スタンプをもらうため)
早起きから始まり…
そこには夏の匂いや気配があった
東向きの畑では朝露がキラキラ
メガネなんてかけなくてもさ
はっきりくっきり見えたものさ
ひんやり強い湿った大気
草土のにおい
佇むだけで全身をめぐる
生まれたての陽ざし浴びてエナジー充填✨
両手を広げ大きなノビ一つ
井戸の水を汲み
弛んだ顔にバシャバシャかける
魔法の目覚めの水は冷たくやわらかい
髪の毛なんてとかさない
集合場所の松林まで猛ダッシュ
あー ビーチサンダルが何度も脱げもどかしい
もー 始まりの曲が聞こえてる
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半世紀以上前の田舎には万物がにおいと共にあったような…焼杉の板塀が温もったにおい
ご飯が腐る手前の甘ったるいにおい
沖まで続く遠浅の磯の濃いにおい
自分で確かめられる沢山の匂いの記憶を持つ世代は今より豊かだと思う
懐かしい田舎の景色に あの場所の光水大気のにおいが加わると若返り効果まであるからね
ありがたいありがたい