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10/15/2024, 2:36:43 PM


ちりり、焦がすような。
痛みすら感じるほどの。
『鋭い眼差し』

なぞって、表面を薄く。
気づかないうちに深く。
突き刺して。

きっとこれこそが、恋なのだと。
自ら言い聞かせて問う。

なあ、なに見てんの。

9/4/2024, 2:36:15 PM

一時の『きらめき』がいつまで経っても忘れられなくて。
あんなにきらきらした夏は今までも、きっとこれからも無いんだと感じてしまって、少しばかり感傷的になってしまうくらいには惹かれていたのだろう。
今思えばもう少し素直になれば良かったと思うくらいには。
それでもあの夏があったからこそ、それからの僕も今の僕もいる訳で。
接点なんて彼が作って、繋いでくれなければ。
彼と出会わなかった未来は想像したくない。

それくらい深く根付いて、無理に引き剥がそうなんてもはや出来そうもない。

9/3/2024, 2:51:45 PM

「いつでも電話しろよ!『些細なことでも』いいからなー」

彼との電話はその一言で終わる。
些細なこと。
取るに足らないこと。
ちっぽけなこと。
問題にならないこと。
どこまでが一般的な先輩と後輩の距離なのだろうか。
測りかねて、いつも連絡は彼からばかり。
今のぬるま湯のような関係は心地よくて。
好意を伝えてしまったら、もう、きっと戻れない。

好きなのだと告げることは些細なこと、ではないから。

9/2/2024, 4:06:26 PM

人の心知らず、勝手に芽吹いてさして栄養もないのにすくすくと育った頃にはもはや、摘むことも枯らすことも出来ないのだと自覚してしまった『心の灯火』
良いことも悪いことも、一喜一憂して今日もゆらめいている。
なるほど、これが恋か。
自分が自分で無くなる恐怖と満たされる欲はあまりにも自己的ではないか。
麻薬のような中毒性も相まって、感情の板挟み。
良いところだけ知ってほしい。悪いところは見ないでほしい。

息継ぎすら忘れて、溺れるように。
名前を呼ばせて。

9/1/2024, 2:45:31 PM

メールからLINEになって、格段に些細な連絡がしやすくなったように思う。
今日の天気、食べたお昼ご飯、練習での質問、そしておやすみまで。
近況をどちらも送り合っていて、物理的に遠く離れている距離が、まるで隣の部屋にいるようなそんな親しい間柄になれたとそう思っていた。錯覚してしまっていた。
常に上にあった名前も他に誰かマメに連絡を取るわけでもないのに、今は下の方へ下がってしまっている。
つい、と指が避けてしまっている、『開けないLINE』。
スタンプではなく、「好きだよ」と打たれた文字は1週間前に届いたのに。
相手の真意がどうしても分からなくて、既読を付けられないでいる。
急に途絶えさせてしまったのに、宛先間違いなのか、そもそも何が好きなのか続けて送られる言葉もなく、たった1件の思いがそのまま残してしまった。
送られてくる言葉も写真も嬉しくて、柄にもなく返すようにしていたのに裏切られたような心地ですらいた。
なのに文句のひとつも言えない自分に腹も立つ。
ふう、小さく息を吐く。
それでも開けない。
関係を壊したくないのだと思う。
他校の、先輩と後輩ですらなかった関係を。
折角の居心地のよい、ぬるま湯のような関係を。
駄目になった後が怖くて、違うかたちにはしたくなかったのだ。

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