ブラックネック

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5/12/2026, 7:35:51 PM

子どものころは、20歳になれば
いわゆる『大人』になれると思っていた。
落ち着いて、余裕があって、
常に正解を導ける、そんな『大人』に。

しかし、いざ20歳を過ぎてみると、
10代のころと今の自分にさほど違いは感じない。
30歳になってみても、落ち着きがなく、
周りの同年代はみんな大人になっているのに、
どこか自分だけ子どものままで取り残されているような、そんな感覚に苛まれてきた。

結局のところ『大人』になるって何なのかと考えてみれば、
人生とは、オープンワールドにみえて、
ある程度の1本道ルートで、最低限度クリアしなければならない通過儀礼ポイントがあり、
そこを避けながら年齢を重ねても、
ただしわくちゃの子供が残るだけなのだ。
そのことに気づいたのは30代も半ばに差し迫った減災であり、もう取り返しがつかぬ。
髪が薄くなった初老の『子供』は、
今日も独り、家でビールを飲んでいる。

5/11/2026, 3:14:24 PM

ぼくが君を不幸にしたい。
君にぼくを不幸にしてもらいたい。
いつかぼくら二人だけ一色になりたい。
同じ爪痕を、同じ箇所につけて。

5/10/2026, 5:47:57 PM

澄んだ青空にひとつだけ浮かぶ
ふわふわと舞うモンシロチョウよ
君は風に乗ってどこへ行くの
どうか僕も連れて行って
君のように純白な羽根も
自由な心も持ち合わせていないけど
今なら大丈夫な気がするんだ

5/10/2026, 9:39:22 AM

いま思えば、俺は誰かに対して、
真に心を開いたことはなかったように思う。

生きていくなかで、勤労は生活費を稼ぐためにやらなくてはならないことであるし、
独りで勤労するということはほぼ不可能だ。
否が応でも、俺以外の誰かとコミュニケーションを取らざるを得ない。

コミュニケーションが苦手、というわけではない。むしろそういった仕事をする上でのコミュニケーションは、俺は得意な方だった。
『相手が思っているであろう自分』を
把握してさえいれば、それを演じるだけで、
実に円滑にことは進む。

しかし、それはあくまで、
きらびやかな服を着て、
髪を整えて、高い時計をつけて、
身長を高くするような靴を履いて、
そんな努力や投資の上で成り立っている
『俺』でしかないのだ。

人間は、3つの『自分』があると
昔、何かの本で書いていた。

一つ目が、自分が知っている自分。
二つ目が、他人が知っている自分。
三つ目が、本当の自分。

俺は、他人に対して二つ目の自分しか
出してこなかった。


こんな俺でも、誰かに好意を抱いたことはある。
小さくてかわいらしい、
おとなしそうに見える同い年の、
16歳の女の子だった。
俺は、周りから好かれている方で、
仮にその子に告白を断られたとしても、
自分が傷つくことはないと思っていた。

しかし、体育館裏にその女の子を呼び出して
「好きです」と告白したとき、言われたことは今も忘れられない。
「貴方が何者なのか、わからなくて怖いから、ごめんなさい」
去っていくその子を、呼び止める勇気もなかった。
彼女は見透かしていたのだ。
僕の正体を。

5/5/2026, 7:36:40 PM

貴方と出逢って良かった。
楽しいことも、
悲しいことも、
イライラすることも、
たまに分け合ったり、たまに共有したり。
私は私、貴方は貴方。
でも、私と貴方で、
また別の『ひとつ』になれた気がする。
私は、たぶんもうすぐ先に行っちゃうけど、
できるだけ遠い未来に、
また、貴方に逢いたい。

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