エグチーセット

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4/19/2024, 6:01:31 AM

ここは、いつから無色になってしまったのだろうか。
そんなことを考えながら世界を渡る。
どこもかしこも色がない。
目を凝らしてようやくわかる。
色がついていた。ついていたはずなんだ。
だけど今はどこにもない。
寂しいとかはなかった。
透明ではない。輪郭がる。
それなら観測構築が出来る。
無色の世界で生きる事にもすっかり慣れてしまった。

無色の世界

4/17/2024, 3:42:33 PM

咲いたからには散るか枯れるか。
どちらにせよ華々しい姿。通行人に吹雪のように散らす姿に名残惜しさといさぎよしさ。
ほうと息を吐く。
やはり春はこうでなくては。
桜散るなかに去り行く季節の便りを見た。

4/16/2024, 4:14:49 PM

夢をみる。
それは一瞬のことだったかもしれないし、何十分と時間がかかっていたかもしれない。
不思議な感覚のまま気がつけば仕事をしていた。
いつのまに、という感覚のまま仕事に戻る。
この感情をカテゴリーに入れるとしたら、嬉しい、というのだろう。
夢を、見ていた。そう、目で、肌で。そして
、心で。

4/15/2024, 4:12:31 PM

酒を飲む、枝豆を口に放る。また酒を飲む。
この繰り返し。大衆居酒屋で寂しい一人酒。
どれくらい経っただろう。
一時間かもしれないし二時間かもしれない。
なにせ時間感覚がない。
かろうじて二つ向こうの席の団体はまだいることしかわからない。思い切って聞けば教えてくれるだろう。
だが今知りたいのはそんなことではない。
むしろ、忘れるくらい飲みたかった。飲まれたかった。
どうやったら、隠していた思いを、自分から取り除けるのだろうか。
わからないまま飲んで潰れるのを待っている。
届かないなら。無い方が気楽なのだが。
どうしたもんか。
そう一人ゴチる。

4/14/2024, 3:01:06 PM

真っ先に、神様へ、と呟いた。目の前の事態に、どうあっても私一人ではどうにもできないからだ。
増員の余地がない。そしてなにより失敗は死を意味する。
少しのミスも許されていない。
それでも時間だけはあった。そしてこの失敗で死ぬ人間は私一人。不幸中の幸いと思うことにした。
もう一度。最後にと呟いた。
神さまへ。

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