酒を飲む、枝豆を口に放る。また酒を飲む。
この繰り返し。大衆居酒屋で寂しい一人酒。
どれくらい経っただろう。
一時間かもしれないし二時間かもしれない。
なにせ時間感覚がない。
かろうじて二つ向こうの席の団体はまだいることしかわからない。思い切って聞けば教えてくれるだろう。
だが今知りたいのはそんなことではない。
むしろ、忘れるくらい飲みたかった。飲まれたかった。
どうやったら、隠していた思いを、自分から取り除けるのだろうか。
わからないまま飲んで潰れるのを待っている。
届かないなら。無い方が気楽なのだが。
どうしたもんか。
そう一人ゴチる。
4/15/2024, 4:12:31 PM