🐥ぎよ䞞🐥は蚀葉でモザむク遊びをするのが奜き。

Open App
11/11/2022, 4:58:17 AM

098【ススキ】2022.11.11

「ススキ」ずいう名称で図鑑等に蚘茉されおいる怍物に぀いお。

実際のずころススキずいう怍物を芋お「あススキが生えおいる」ずかっおもののあはれにおもうのは秋になっお穂が出お冷涌な颚になびいおいるシヌン限定で倏堎の葉だけががヌがヌに生えおいる時期は「チッ  カダががヌがヌだぜ」ずりザく感じるのが定番。
ずいうこずで「ススキずは秋になるず出珟する季節限定の自然珟象」で怍物の名前じゃないっおいうのが私のなかの認識。

うちの芪は日曜だけの趣味の蟲家で子どものころはよく「サツマむモにかぶせるカダを刈っおこい」ず呜ぜられおいたんだが「この葉はどう芋おもススキだけど  カダっおどゆこず名前どっちやねん」ず困惑しながら鎌で草刈りしおいたのがいただに尟を匕いおいる。
よく考えたらカダがススキになるころはもうサツマむモも収穫だからカダが生えおるゟヌンに近寄りもしなかったんだな。だいいち穂が出たカダなんか畑に入れたら翌幎畑がずんでもないこずになるしね。だからカダは確かに秋にはススキになるっおいうのをこの目では確認できおないんだわ。
そのずきに確認枈みだったらいただにススキずカダのはざたで劙に混乱するっおのも解消されおたのかもしれなかったのに。惜しいこずをしちゃったなぁ。

11/9/2022, 3:10:10 PM

097【脳裏】2022.11.10

《ではちょっずわたくしに向っおこれは傷぀くだろうなずいう悪口を蚀っおみおくれたせんか》
《え ホントに蚀っちゃっおいいんですか》
《いいんですよ。ずにかく実隓ですから》
《それでは蚀いたすよ  このブサむク最近は髪もうすくなっおきおるぞヌ》
《うっ  ぐさっ》
《今日はすでに3回噛んでるぞヌテレビに出るのなんかやめちたえヌ》
《ううっ  ぐさぐさぐさっ》
《あっ  だ倧䞈倫ですかさすがに蚀いすぎたしたよね》
《いやアナタもしかしお普段から思っおるこず蚀っおるんじゃあないでしょうね》
《そんなめっそうもないですよヌ  クスッ》
《たぁずいうふうにですね  悪口を蚀われお心が傷぀いたなんお蚀い回しをふだんわたくしたちはなにげなヌく䜿っおいるわけなんですけども脳のほうでも䜓に痛みを感じおいるずきず同じ郚䜍が反応しおいるずいうこずがわかったずいうこずなんですよね  》
《はいそうなんですよ。これをわかりやすくしめしたのがこちらです》

テレビの䞭の小野アナりンサヌはおもむろにずなりに立っおいた志の茔の頭蓋骚をかぱっずあけた。剥き出しになった志の茔の脳みそには悪口を蚀われた数だけ刃物が刺さっおいた。

《むタタっ  いたいよう蚀葉の刃物いたいよう  》
《ずいうふうにどうも脳は蚀葉の刃物に刺されたずきも本物の刃物で䜓を刺されたずき同様に痛みを感じおいるようなのです》
《あのこの刃物蚀ったアナタの責任ではやく抜いちゃっおくださいよ》
《はい  だけど私なんかが抜いお血がいっぱい出たりしちゃいたせんかね》
《そりゃアナタNHKの矎術さんの技術を信じおすぱっず》
《では  せヌのすぱっ》
《あぁほっずした。自分の悪口を聞かされたらその人の脳の䞭ではこんなこずになっおるんだ  っおわかっおたら悪口なんかもうずんでもなくおそろしくお蚀えなくなっちゃいたすね》
《そうなんです。いたの志の茔垫匠ず同じように悪口を蚀われお脳に刃物が刺さった人物の映像を芋た人はその埌も悪口を蚀うかず実隓をしおみたずころなんず10人䞭10人が悪口を蚀わなくなったそうなんです  》

ぞえすごいな  10人䞭10人が。ずいうこず以䞊に最近のためしおガッテンは志の茔の䜓たでもをガッテン装眮ずしお䜿うのかずたたげたずころで目が芚めた。
そうだガッテンはもうやっおない。終わった番組だったんだった。
あれは倢だったんだず自分にいいきかせるものの脳みそに刃物が刺さったたた痛がる挔技をする志の茔のシュヌルな映像がどうしおも脳裏から消えなかった。

それにしおも脳裏っおどこだ  ああ頭蓋骚のなかでっおこずか。どうもあのシュヌルさからしばらくは立ち盎れそうになさそうだった  。

11/8/2022, 12:45:45 PM

096【意味がないこず】2022.11.08


いいか。むマから倧声でぶっちゃけるぞ。
意味がないこずそれはな  


  ここで毎日なにか曞くッおこずだよヌッッッッッっ


金にはならんしフォロワヌ増えるわけでもないし(もし増えおおも衚瀺されないし)べ぀に仕事に結び぀くわけでもねヌしいたさら小説家を目指しおもムリだし


  やっおもやっおも意味ねぇぞヌッッッッッっ


ここで埗られるモノはな


  今日も党力でなんか曞いたったぜッお自己満足ダケな


ただそれだけのために毎日なんか曞けるぜッおダツ。
めっちゃり゚ルカムだぜ。
文章力の向䞊なんおものは自己満足の暎走の埌に぀いおくるオマケだね。オマケを目的に文章を曞くなんおビックリマンシヌルを取ったらあずは捚おるくらい無粋で぀たんねヌこずだずおもわないか


ぶっちゃけたいこずは以䞊だ。
それじゃ。ここで䌚うのはたたアシタっおこずで。

あばよ。


11/7/2022, 2:47:28 PM

095【あなたずわたし】2022.11.07

「これはいわゆるたいないずいうものだず理解したしたが」
畳の䞊を滑らせるようにスッず差し出された厚みのある封筒を氎䞊代議士は䞀瞥するなりそう蚀った。
「私も枅朔の䞀枚看板で有暩者の皆様からご支持をいただいおいる存圚です。自らその存圚意矩を損壊するようなこずはいたせたせん」
「  ですよね  」
しかしそのような拒絶は刈谷も折り蟌み枈みである。
「では寄付ずしお」
「同じこずです」
氎䞊はにべもなかった。
「珟圚私たちはあなた方の関䞎の疑いが濃厚な汚職を远求しおいるのです。ここでこうしおあなたずの歓談に応じおいるこず自䜓が私にはすでにリスクです」
「承知しおおりたす」
刈谷は頭を䞋げおみせた。
「ですがこの町はいただに蟲䜜業から垰っおきたら軜トラの運転垭になにやら包があったりするようなずころです。しかもそれを遞挙の時には぀きものの臚時収入ずすら芋なしおいる  バレはしたせん。それにバレたずころでなんの波颚も立ちはしたせん。そういう町です」
ずズむっず封筒をより氎䞊の方に突き出した。しかし
「どのような䞍正も明るみに出ないずいうこずはないず私は思いたす」
氎䞊代議士にはいささかも動じる気配はなかった。
「もし私が受け取ったらその時点でこの䞍正はもうすでにふたりの人間が明らかに知っおいるこずになりたす。それはあなたずわたしです。このふたりがじっず口を閉ざしおこの䞍正を墓堎たで持っおいけるか。残念ながら私はお玄束できたせん。ひずりが口を滑らせたら知る人間はたちたち䞉人になりたす。䞉人にもなればあずはねずみ算匏でしょう  人の口には戞は立おられぬずはよく蚀ったものです」
畳の䞊の封筒から身を遠ざけるように氎䞊は膝をにじらせた。
「故事の通りに倩知る地知るずたで蚀うのはいたどき流石にナンセンスだず思いたすがそれを受け取ったこずでたずえわずかでも私の様子が倉化したらこの店の埓業員がたちがいなく気が付きたす。それはマスコミのためにわざわざ足跡を残すようなものですよね」
たさに立お板に氎淀みなく蚀い終えるず氎䞊は
「私はここで倱瀌させおいただきたす  これ以䞊ご䞀緒しおもフェアにお話はできそうにありたせんので」
ずさっさず座を立ち郚屋を埌にしおしたった。埌ほど確認したら氎䞊は勘定もきっちり自分の分は支払っお垰ったずのこずであった。
刈谷は拍子抜けしたようにしばらく動けずにいた。それから畳の䞊に眮き去りにされた封筒をしたいしびれが切れた足をいたわりながら膝を厩した。
圱に回っお賄賂の工䜜をするこずなど刈谷にはもはや慣れたものであった。だが䞍正を口倖せぬずは玄束できないなどず真正面から蚀い切られるずは。こんなこずはこれが初めおであった。
空間にはいただ氎䞊の枅爜さの残滓のようなものが挂っおいるような気がしおならなかった。その爜やかさにたさか自分が動揺しおいるずは意地でも認めるわけにはいかなかった。なんずなくいたこの堎に居残っおいるのはあくたでも足のしびれがずりきれおいないせいだ。刈谷はおのれに蚀い聞かせた。蚀い聞かせながら埮劙にしびれの取れぬ足の感觊に悩たされ続けおいた。

11/6/2022, 11:03:01 AM

094【柔らかい雚】2022.11.06

さっきフラれた。傷぀いたこころを抱えたたた寒い独りの郚屋に垰るのはかなりこたえる。
そのうえ空暡様も怪しい。傘なんか持っおいなかった。そこのコンビニでビニ傘でも買えばいいんだろうけどそんな気持ちにもなれなかった。濡れるしかないずいうよりは濡れおしたいたいずおもっおいたからそのたた玠通りした。
ずうずう降りだした。あヌあ。もうどうでもいいや。今日は冷えそうだったから季節にフラむングしおかなり厚手のコヌトを着おいた。家たでならなんずか芯たで濡れずにすむだろう。それにフヌドを深くかぶっおいれば県鏡が濡れおたえが芋えなくなるこずもなくおすむだろう。なんなら泣いおたっおバレはしない。
う぀むいたたたフヌドを頭のうえにひきあげた。その手の甲になにかが圓たった。
「」
いたのはなんだったんだろうず手の甲をしげしげずながめたわしおみたがなんの痕跡もなかった。
おいうかなんで濡れおないんだ
぀い顔をあげおしたった。雚粒を確認するために手のひらをたえぞ差し出したら
「マシュマロ」
突然の真っ癜なマシュマロだった。
ぞず䞊を芋た。ず高速で萜䞋しおきたマシュマロを県鏡でたずもに受けずめるハメになった。呆然ずひらいた口にもマシュマロがはいっおいた。これはどうもストロベリヌ颚味のようだった。
「は  はははふはははははは  ははははは  」
雚あられずふりそそぐ柔らかい雚。たさかこんなこずで倱恋の傷心を癒やすこずになるだなんお。
孊校垰りにずっず顔をうえにむけお雚粒を口で受けずめようず銬鹿なチャレンゞをしおいたこずをおもいだした。もずより傘なんおいらなかったんだ。あずいく぀のマシュマロをキャッチできるだろう。家たでずっずうえをむいお歩こう。フヌドがぱたりず頭からはずれた。それでいい。それでいいんだ。きっず家に぀くたでにはフヌドのなかにもふわふわのマシュマロがいっぱいたたっおいるにちがいない。

Next