ゆらぎ

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3/23/2025, 11:27:48 AM

以下大部分がぼくの考えというより他人の受売りなのだけれど

心が曇っているときに本を読まない方がいい、という考え方が(も)ある
ここでの本は、特に自己啓発を中心とした、(顕在的か潜在的かに関わらず)解決策を提示しているものを指している

本の中には答えもないし救いもない
落ちているときの打開策にはなり得ない

そういうときの本は、分かった気になったり
納得したような気分になっている恐れがとてもある
あるいは、自分の心を理解してくれているような気がしてしまう

本は、活字になっていることでどうしても三人称(俯瞰的)視点で書かれていると思ってしまうこともあるが
どこまでも「作者の」一人称(主観)であることには注意しないといけない

その本が、「自分にとっての」一人称や二人称にも当てはまるか、使いこなせるかが一番重要なのであって
本を読んだあとにどこまで考えられるか、行動できるかが、この場合の読書の本質に感じる

3/22/2025, 1:08:34 PM

ありがとう さよなら 愛しい恋人よ…

つんく♂さんを思い出した
声を失うことに対して、はかりしれない葛藤の上の決断があったんだろうなと思う

ひとと決断は切り離せないものだけれど
その中でも一際大きい決断は、いつやって来るのだろう
その時のために芯を持って生きて
こたえを出せるようになりたい

3/21/2025, 10:42:49 AM

うちにはカエルがいます
名前は確か、ピクルスといいます
彼(彼女?)は、妻をうちに迎えたときに、一緒にやってきました
少し調べてみたら、ぼくと同い年のようです
そうやって見るとなんだか愛着が湧いてくるような気がしますが、それはそれとして。

昨年ぼくらに娘が産まれた頃、何か継続して、娘の成長を形に残すことをしよう、となりました
産まれた日から1ヶ月ごとに、ピクルスと娘を横並びにして、写真を撮りました

はじめは身長がピクルスの半分ぐらいだった娘。
ぐんぐんと大きくなって半年ほどで同じぐらいの背になりました
今では平面の世界を抜け出し、すぐにでも歩いてやらんとばかりに、1人で立つ練習をしています

妻は幼い頃からピクルスが好きだったようです
おそらく思い出のいくつかに、ピクルスが紛れ込んでいることでしょう
その思い出を引き継いで、今は娘の隣にいます
これからは娘が、ピクルスと同じ景色を見ていくのでしょうか
もしかしたら他に幼少期のパートナーが出来るかもしれません
何故だか分からないけれど、ずっと好きだったものがある、というのはぼくにも覚えがあります

ただ、そんな時があったなと、
記憶の取り出せる場所に残してあることが
人生を豊かにするひとつのピースなのかもしれないなと思います

3/20/2025, 1:13:15 PM

※一部センシティブな話題を含みます
※人により不快感を感じる可能性があります



運動会で、手を繋いでゴールするようになった、と話す人がいる
これにはずっと違和感があった
自分たちの頃にそんな文化はなかったし
年の離れた兄弟の頃にももちろんなかった
これ、どこを向いて話してるんだろう?

ちょっと調べてみた限りでは
そもそも実際に確認せずに使われていた論調だったり
確認された事例も限定的だったという
つまり、そもそも話のスタート地点を極めて例外的なものに置き
あたかも一般的なものとして進めている
この前提は、ある種幻想である
その先にいくら説得力があっても
大前提が不確かなのだから
ナンセンスなものに成り果ててしまう

ぼくは、誰かをカテゴリーに当て嵌めて話すことが苦手だ
いわゆる、健常者とそうでない人がいるとして
一定の特性を持つ人とそうでない人がいるとして
そこをABの2つに区別して捉えることはあまりしない
Aのように見えるけれど、限りなくBに近い人がいる
Bのように見えるけれど、限りなくAに近い人がいる
すべてがグラデーションの世界に感じている

健常者の思考が必ずしも健常とは限らない
自分以外が上手くやっているように見えるとき
自分も上手くやっているように見られているかもしれない

とすれば、目の前の人はなんらカテゴライズせず
ただただその人として向き合うべきではないか
自分も、なんらカテゴライズせず
自分として向き合うべきではないか
果たしてその人にはそのカテゴリーが適しているのかを考え続けて
ありもしない常識や異常を非難するんじゃなくて
ただ目の前の人が誰なのかを追い求めたい

3/19/2025, 10:35:35 AM

滑り台に乗ろうとした
転落防止の柵はなかった

心を決めて台に乗った
終わりは見えなかった

滑り始めてすぐ
軋む音が聞こえた

冷たい手に引かれて横に落ちた
底は見えなかった

暫くの後幾つかの光に照らされた
蜻蛉がこちらを見ていた

ゆっくりと光が見えなくなって
それでおしまい

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