第柒作「踊りませんか?」
どんな苦難に苛まれても、自らの心が踊る方へ。
さぁ、わたくしよ。
自らの世界の中心で、自心と踊りませんか?
追記:今回のお題であまりいい物語が浮かばず、若干適当になってしました。いつもハートくださる方々本当にありがとうございます。
第陸作「巡りあえたら」
いつからであろうか。
自らを取り巻く人々を当然と思うようになったのは。
この世界には絶対ならぬ当然が蔓っている。
失った者を、時を、取り戻せたのであれば。
またいつかこの世界のどこかで巡りあえたのならば。
なんて嘆きながら今日も1人ただ夜の闇に沈む。
第伍作「奇跡をもう一度」
我は今、奇跡によって生きている。
助からぬ病を、幼少の我は乗り越え今を生きている。
叶うのであれば彼女へ奇跡よもう一度。
あぁ神よ。人智の及ばぬ高次の物たちよ。
さぁ、今度は彼女の元へ。
願わくば、奇跡よもう一度。
(幼少期に生死を彷徨った我が不治の病に蝕まれている彼女を思って。)
第肆作「たそがれ」
夕暮れ時、本日の終了へと時が進む。
宵闇とともに溺れる。鬱たる感情。
明日が来ればリセットされたる鬱。
鬱たる感情を含んだ微睡み。
その感情を抱え、今日もまた1日生きる。
(中学時代、学校が辛くて仕方なかった自らを思って。)
第参作「きっと明日も」
明日の予定を立てる。変わらぬ明日がやってくることを信じて。
ふと、時計の針に目をやる。
あれ?針が進んでいないではないか。
電池が切れてしまったのであろうか。
そんなことも気にせず、明日へ向けての夢へ出発だ。
あれからどれくらい時が経ったであろう。
よく寝たつもりである。
しかし夜更けもまだのようだ。
幾時経っても日は登らない。
あぁそうか、
そうか、
きっと明日も我は死人であるのだな。
青は廻る。
我の明日を取り残して。
(当たり前の日常を奪われ、来ない明日に自らの死を受け入れられない人を思って。)