芽吹きのとき
春が来た、
長い長い冬を乗り越え草木が芽生え始める
僕の友達の皆んなは小さくとも芽が出たらしい
でも僕の畑では何も咲かない
なんでだろう。悲しいな
皆虹の花を咲かせる為に毎日水をやったり虫を追い払ったりしてるのに僕にはめがない
僕と同じように最初芽が出なかった子たちも歪でも芽が出てる。なのに僕だけ、早く芽出てよ
夏が来て周りの皆の芽が大きくなって蕾になった。
僕にはめもでてないのに。……ずる、、、
皆花が咲くのを待っている。僕以外みんな、
早く出てよ、芽
秋になり花開いて美しい花弁が顔を覗かせている
ぼくには何も無いというのに、酷い
皆美しい花を愛でている
なんで僕だけ、
皆の花が萎んで種をつけ始めた
もうすぐ冬になる。
僕だけひとりぼっち。
皆僕だけ除け者にするんだ。
なんで僕だけ。種なんて施し要らない。なんで僕が惨めな目にあわないといけないんだ。
許せない許せない許せない許せない
、壊してやる
………@378-118をリセットの後、修正します
春が来た
記録
日記と記録は違う
記録とは
記録とは後世へ書き残す必要があるモノを書き示したものということらしい
ではもし昔の暮らしを日記として書き記した人がいる。
その日記がのちのち大きな発見につなかった、その場合後世へ書き残したほうが良かったのもになる。
しかし、その日記が書かれた時代では書き残さなくても良いものだろう。この時この日記は記録と言えるのだろうか?
過去の生活が分かる貴重な遺物ではあるだろう。
しかしその当時はただの日記だ。
では今インターネットが普及した世の中でこうやって文字を書き、Web上に残るとしよう。
その文字たちが先の未来で読まれた時、その文字が何気ない一言でも大きな発見になったら?
もしかすると今私たちは大きな記録を書いているのかも知れない
魔法
魔法、パチパチ輝いててキラキラで、夢みたいな夢物語
どれだけ手をのばしても届かない雲みたいで
沢山の宝石が空を舞ってるみたいな星みたいで
それは、とても美しく映った
夢を叶えるために声を失った人魚でも
塔の外を夢見て決意する少女でも
妖精に誘われ夢のような大冒険をする姉弟でも
魔法のようで現実には存在しないそれが好きだった
自分で魔法はだせないけど、それでも魔法のような体験を出来ると何処か信じていた
夢や理想なんか無くなってしまった今でもこの、無邪気で
子供のような心は失いたくない、 そう思う。
今でも異世界に落ちて魔法が使えたら、ある時宇宙から謎の光線を浴びて超常的な力を得たらそんな事を望んでる。
ある人は阿呆らしいと笑うかも知れない、
ある人は厨二病だと嘲笑うかもしれない、
それでも夢見ていたい魔法。
それはきっと自分に手が届かないからこそ、夢物語だからこそ、
惹かれる魔法
どうか私に魔法をかけて
ひそかな想い
「あぁ、やっぱり私先輩のことが好きなんだ」
そう心で想う事は"ひそかな想い"
「ふっふっふっ、後は〇〇商事を落とすだけだ」
そう考えるのは"ひそかな思い"
「好き好き、食べちゃいたい、誰も見ないでね?」
こう想うのは"ひそかな重い"
「母さん、もう俺25になったよ」
そう、そっと悲しむのは"ひそかに懐い"
「私は誰も愛してはいけないんだ!」
そう強く思うのは"ひそかな念い"
あなたは誰
薄暗い夕方
気温が下がる
肌寒く、しかし上着を着るほど寒くもない
日陰に入ると何処かしんとした空気が漂っている裏路地
どうもするも無くしゃがみ込む
人通りは無く、無機質な音ばかりが拡がっている
この世界から突然人が消えて一人になってしまったみたい
そんな事を思っても人は居なくならないし、誰かの生活は続く。
僕がこの世界から存在すらも消え去るか、この世界の住民が消え去ればいいのにと思う
17で始めた喫煙は26になっても続いている。
特に理由無く学校に行かなくなって気づいたらこんな年
家族からは見放され家から追い出された
追い出されてすぐは同じ年頃のグループと過ごしていたが
当たり前のように行われる犯罪とも言える行為に耐えきれず、逃亡。
その後はほそぼそとバイトで食いつないだ
それでも家は借りれないしスマホも持ってない
髪だって数年は自分で適当に切っている
それでも人間らしい生活は出来ていたはずだった。
ここ最近体調が悪く仕方なしに病院へ行った。
癌と言われた、ステージは3ギリギリ治療が間に合うか間に合わないかくらい。
両親には今更頼れないし、入院するほどよ金もない
それはほとんど余命宣告のようなもの
そのから今までのスズメの涙程しかない貯金を崩して生活をしていたが、とうとう金も尽きた。
まあ仕事もせず2週間よく持った方だろう
癌と宣告されて今までの張っていた糸が切れたのだろう
気力も何もかも無くなった。
ずっと廃人のようにネカフェの部屋で過ごした。
学校に行けなくなった時もそうだった、ある日プツンと糸が切れたように何も出来なくなってしまった。
当たり前が壊れて全ての針が狂う。
何を間違えたんだろう
ふと顔をあげるとモニターには人物が映っていた
髪もボサボサヒゲも生えてとてもまともな人間ではない
「あなたは誰なのですか?」
そう思ってもどうせ僕、
そこで自分の現実を見せつけられた、ふらふらとなけなしの金だけ払いネカフェを出る。
行く当てもなくふらふらとだんだん人通りが無くなって
裏路地へ最後の一本タバコを吸う
スマホは前酒を飲んだ日から見当たらない
清潔感のない自分がこんなとこにいたってただの不審者
ピエロにだってなりきれない
自分というどうしようもない人物を溶かして再構築したい
こんなのは自分じゃない、そう信じたかった
想像なんてしなかった自分を昔の僕は言うだろう
「あなたは誰?」ってね