風が運ぶもの
うたを歌う。
原っぱの上で、あの人に向けて歌う
私だけの歌
目を閉じれば今もすぐに会えるあの人。
手を取ってはくれないけど
笑いかけてはくれないけど
それでも私は今でも会える人
この小さな箱庭で、貴方と二人風に乗せて運ぶこのうたをもう一度二人で奏でたい
何気ない日常の中で出会えた輝きを
二人で作り上げた美しいコーラスも
もう創れない、そんなうたを貴方と、
なんでもないこの世を輝石で溢れさせた貴方のうたを
一人でも奏でよう、このうたを
風が運ぶこのうたを世界に
芽吹きのとき
春が来た、
長い長い冬を乗り越え草木が芽生え始める
僕の友達の皆んなは小さくとも芽が出たらしい
でも僕の畑では何も咲かない
なんでだろう。悲しいな
皆虹の花を咲かせる為に毎日水をやったり虫を追い払ったりしてるのに僕にはめがない
僕と同じように最初芽が出なかった子たちも歪でも芽が出てる。なのに僕だけ、早く芽出てよ
夏が来て周りの皆の芽が大きくなって蕾になった。
僕にはめもでてないのに。……ずる、、、
皆花が咲くのを待っている。僕以外みんな、
早く出てよ、芽
秋になり花開いて美しい花弁が顔を覗かせている
ぼくには何も無いというのに、酷い
皆美しい花を愛でている
なんで僕だけ、
皆の花が萎んで種をつけ始めた
もうすぐ冬になる。
僕だけひとりぼっち。
皆僕だけ除け者にするんだ。
なんで僕だけ。種なんて施し要らない。なんで僕が惨めな目にあわないといけないんだ。
許せない許せない許せない許せない
、壊してやる
………@378-118をリセットの後、修正します
春が来た
記録
日記と記録は違う
記録とは
記録とは後世へ書き残す必要があるモノを書き示したものということらしい
ではもし昔の暮らしを日記として書き記した人がいる。
その日記がのちのち大きな発見につなかった、その場合後世へ書き残したほうが良かったのもになる。
しかし、その日記が書かれた時代では書き残さなくても良いものだろう。この時この日記は記録と言えるのだろうか?
過去の生活が分かる貴重な遺物ではあるだろう。
しかしその当時はただの日記だ。
では今インターネットが普及した世の中でこうやって文字を書き、Web上に残るとしよう。
その文字たちが先の未来で読まれた時、その文字が何気ない一言でも大きな発見になったら?
もしかすると今私たちは大きな記録を書いているのかも知れない
魔法
魔法、パチパチ輝いててキラキラで、夢みたいな夢物語
どれだけ手をのばしても届かない雲みたいで
沢山の宝石が空を舞ってるみたいな星みたいで
それは、とても美しく映った
夢を叶えるために声を失った人魚でも
塔の外を夢見て決意する少女でも
妖精に誘われ夢のような大冒険をする姉弟でも
魔法のようで現実には存在しないそれが好きだった
自分で魔法はだせないけど、それでも魔法のような体験を出来ると何処か信じていた
夢や理想なんか無くなってしまった今でもこの、無邪気で
子供のような心は失いたくない、 そう思う。
今でも異世界に落ちて魔法が使えたら、ある時宇宙から謎の光線を浴びて超常的な力を得たらそんな事を望んでる。
ある人は阿呆らしいと笑うかも知れない、
ある人は厨二病だと嘲笑うかもしれない、
それでも夢見ていたい魔法。
それはきっと自分に手が届かないからこそ、夢物語だからこそ、
惹かれる魔法
どうか私に魔法をかけて
ひそかな想い
「あぁ、やっぱり私先輩のことが好きなんだ」
そう心で想う事は"ひそかな想い"
「ふっふっふっ、後は〇〇商事を落とすだけだ」
そう考えるのは"ひそかな思い"
「好き好き、食べちゃいたい、誰も見ないでね?」
こう想うのは"ひそかな重い"
「母さん、もう俺25になったよ」
そう、そっと悲しむのは"ひそかに懐い"
「私は誰も愛してはいけないんだ!」
そう強く思うのは"ひそかな念い"