「君からのLINE」
君からLINEがくる。
10分おきにスタ連。
既読がつくと怒り出す。
「なんで既読をつけないの?」
君は僕のLINEは見ないのに。
君はSNSで自撮りをあげるよね
君の可愛い姿を他人に見て欲しくないけど、
君がそれで満足なら僕は何も言えない。
そうな過激な格好は避けたほうがいいよ。
病んでるきみを愛してあげるから。
あ~あ、ついにLINEをブロックされちゃった。
君からのLINEはいつも来なかった。
通知に気づいて無いみたいだから教えてあげてたら一言返事が返ってくる。
だから気をつけたほうが良いと君にいつもLINEしてた。
◯イッターで君のコスプレを見る。
週に3日ほど衣装を変えてコスプレ、長い足にほそい腰いつ見ても可愛い。
でもそんなのが世の中に晒されるのは良くないよね。
やめたくなる様に注意する。
ほら僕こんなに君が好きなんだよ。
なのになんで君からのLINEはこないの?
僕ほど君を愛している人はいないのに?
『世界に一つだけ』
今日は趣旨を変えてお話ししましょう。
「世界に一つだけ」この言葉はなんだかんだ聞いたことあると思います。
世界に一つだけの花 世界に一つの一点物
世界に一人しかいない君
割と汎用性が高い言葉ですね。
でも、世界に一つだけと言っても似ているものは含めませんよね。
薔薇一本にしても棘が生える場所から、蕾の大きさ、花弁の量。
それぞれ違いがあると思います。
それを世界に一つだけとも言えます。
木材にしてもそうです。
木目が大きく違いますよね?
ではなぜ、世界に一つだけと言わないのか、、、
それは単純に
世界に一つだけがありふれますし、わざわざそんな事を言う意味が無いからですね。
一つの建物を建てるにしても木材なんかいっぱいあります。
そこからこの木目がいいだのこの切り取られ方がいいだの言って建物を建てるとめちゃくちゃ時間かかりますし、そ
こまでこだわって作る人はなかなか居ないはず。
木目をみても「綺麗だ、、」
と感動する人はあまり居ません。
そのためこういった物をまとめて一つのグループとしてまとめる事にしたんですね。
では動物ではどうでしょうか?
猫や犬だとそれぞれの種類から顔立ち、毛並みとそれぞれ違います。
外で出会う動物は種類として認識すると思いますが、家で飼うペットたちはどうでしょう?
大切な家族で、世界に一人だけのはずです。
それは何故か、そう、大切だからです。
例えば不慮の事故で野良猫が死んてしまったとしましょう。
優しい方は可哀想にと土に埋めてあげるかもしれません。
しかしペットの猫が死んだ場合、悲しみ嘆き、涙を流したりすると思います。
また、酷い方は夜眠れなくなったり、食欲が無くなったりもします。
また、そうならなくても悲しいと思います。
ですから家族や、ペットはそれぞれ世界に一つだけの生物として認識するはずです。(例外はあります。)
では、例えば児童虐待のニュースを見たとします。
この時、「可哀想に」と思うはずです。
しかしその後に家の近くの道路で家族と近い年齢の人が通勤や通学時間に事故にあったらどうでしょう。
児童虐待のニュースより家族のほうが心配になるはずです。
それは何故か身近に身内の死があると思えるからです。
死なんてものはそこら辺にいっぱい転がってます。
事故、病気、殺人、災害、戦争、はたまた動物に殺されてしまう事もあります。
そう言う私も長い月日は生きてませんが車で動物とぶつかりそうになったり
病気の為、死ぬ可能性がでたりもしました。
(今は大丈夫です)
ソンナモノ
しかし、「死」を普段意識して生きていますか?
私もなりましたが、鬱などの精神病にならない限りなかなかなりません。
そう言う死を身近に感じる時、世界に一つだけしかいない家族を失いたく無いと思うはずです。
戦争でたくさんの人が居なくなっても、家族が死ぬ可能性が無いと、自分に実害が無いとなかなか実感が湧きにくいですよね?
これは……酷いことですか?
そう思う人もいるでしょう。
でもしょうがない事だと思います。
子どもが人を虐めるのは危機感が無いからです。
いじめた時、先生に言う人やしっかりやり返してくる人、いじめる前にそもそも怖い人、手を出しませんよね?
いじめた後、どうなるか、どうなる可能性があるか、
それによってどんな影響を被るか、  ̄ ̄ ̄
その時考えることは無いです。
差別もそうです。
自分がやっている事をどう認識しているかは知りませんが、自分が実害を受けるとは思っていません。
そのためにこういった事が起きるのです。
そのためこういった人は一度痛い目に合わないと気づきません。気づけません。
さて、こういう人に目をつけられたらどうしましょうか?
これは簡単です。その人達より強くなれば良いんです。
簡単なのは気が強くなれば良いんですがそう簡単な事でもないです。
世界に一つだけの物を人の手や自然から勝つためにはどうするか、、、
一つは先程も言ったように強い性格になって、言い負かせば良いんですよ。
でも本来の性格を変えるのは難しいとなると、人よりも優れた何かを持っていればいいんです。
ですがそれがどう凄いか分からないとそのへんの人になってしまいます。
簡単なのは勉強ですね。人よりも頭が良いと舐められません。
私は太ってますし、人とも話せません。なんなら嫌われてます。ですが勉強だけはできました。そのため睨まれるくらいで済ました。
私ほど人に何故か嫌われる人はなかなか居ないはずなんで賞を取ったりしたら目はつけられにくく成ります。
後は運動ですね。流石に生物として負ける人を虐めるのはなかなか居ないはず。
それでもできない人は頑張って数を取りましょう。
同調圧力って怖いものですよ。
10人もいればその10人にいじめられない限り負ける事は無いです。
やはり数ですよ。
災害が来ても人間は復興しているはずです。
一人でしていることを二人でしたら2倍です。
5人ですると5倍です。
なんて単純。やはり数ですよ数。
後、数いたら威圧感ありますよね。
蟻だっていっぱい集まっていたら触ろうとはしませんよね。それと一緒です数、数ですよ。
それでも数を集めれない人はいます。(ここに居ます)
そういう人は一人でいいので信用できる人、大切にしたい人を作りましょう。
勿論推しもです✨。
世界に一つだけしかいないその生物は生きる希望に成ります。その生物の為に生きましょう。
存在を崇拝する人を作りましょう。信じたい人を作ってください。信じれない人も居ます。ネットに逃げましょう。
推しは裏切りません!!。エンターテイナーです。
その人が居なくなるまで生きてください。
そんなでも良いので生きて欲しいです。
なんでかは分かりません。私も3回ほど自殺しようとしました。でもできませんでした。
好きな人を悲しませたく無いから。
恋なのか友情なのか何なのかは知りません。
だから生きています。
それでも無理なら逃げましょう。どう逃げるからお任せします。でも最終手段にしてください。逃げる事は悪いことでは無いです。強くなって徹底的にやり返す機会を作るために必要です。
だからもし病んでるひと、死にたい人、生きる希望がない人、もし私と話す機会があったら生きて物語にさせてください。こういうのは本人にしか分かりません。
私では分かりません。人には理解できません。でも共感はできます。
こう言うのはあれですけど、地の底から這い上がった人の心境は普通の人にはない事です。面白いです。頑張った証です。ですから、生きて欲しいです。話を聞かせてください。面白い話を作らせてください
最後に、読んでる人も世界に一つだけの生物です。
マシュマロの美脚
【踊るように】
『私を舞う』(短い)
私は役者
舞台上、舞い踊る。
皆私を見て魅了させる特別な舞い。
皆私を見ている。
魅了の輪は世界に広がり、皆私を見る。
毎日働くあの人も、無邪気に遊ぶあの子も、塀を歩く猫すらも、私を見る。
お金持ちは舞をみ、魅了され、
私に【踊らされる】お金持ち
私の舞は特別なもの。
お金も、
名声も、
権力すらも
手に入らないものは無い。
ただ一つ
私がこの世で手に入らないものは私の自身を見る人だけ。
それでもいい。
゛私゛を演じてればいい。
『舞と恋』(長い)
「かっこいい」
それが私が王太子殿下を初めて目にして、思ったことだ。
私だけじゃないだろう。
王宮に集まるほとんどの貴族は王太子殿下に見惚れていた
当たり前だろう。それほど王太子殿下は美形だった
今日は王太子殿下のお披露目だ。
全ての貴族が集まる。
そんな中で王太子殿下は剣の舞を披露した。
剣はスラスラと動き、無駄がない。
踊るように剣を打ち合い、圧倒する。
そんな物を見せられたら皆惚れるだろう。
勿論私もそうだ。
頭の悪い貴族は皆、婚姻を申し込むだろう。
王太子殿下と婚姻なんて絶対に出来ないのに。
王太子殿下の婚姻は大きな利益が見込まれる。
他の国の王女様を娶れば交易や国交を結べる。
他にも婚姻を結んでいない王太子殿下の場合は国交を結びたい国から-送り物を-もらえる。(賄賂のこと)
送り物を貰っても絶対に婚姻を結ぶ必要はない。
利益だけが見込める。
つまるところ、よっぽどのことがなけりゃ国内で婚姻を結ぶ事は無いだろう。
しかも、結ぶとしても公爵家から取るだろう。
下から二番目の子爵なんかが王太子殿下に婚姻を申し込むなんて不躾極まりない。
この恋は胸にしまう。
貴族は当たり前にするだろう。
皆、我が身を滅ぼしたくないのだ。
それでも諦めきれない。
王太子殿下と下級貴族が関わりを持つ機会はほとんどないが、あるにはある。
1.武術を磨き王太子殿下の近衛兵になる。
2.勉学に励み総司になる。
(王様とは別で国全体を動かす力が与えられた役割)
3.舞踏会でな舞を壇上で披露し、王太子殿下の妾になる。
大体はこの3つだ。
女性ができることは舞を踊ることくらいしか無い。
しかも舞踏会で壇上に上がるのは貴族、数百人から5人しか選ばれ無い。
それこそ狭き門だ。
それでも、諦めれない。
理由なんて無い。
ただ好きになってしまった。
それから数年、舞に全てを注ぎ込んだ。
やめたくなる時もあった。
泣いたこともある。
それでも王太子殿下に見初められたい。
私はついに壇上で舞を踊れるようになった。
ここまで来るのに7年かかった。
初めての壇上で見た景色は忘れられない。
王太子殿下がこの目ではっきり見える。
こちらを向き、にっこり微笑む顔はこの場でしかはっきりと見えないだろう
舞踏会が終わり王太子殿下は来年、指揮をとる。
つまるところ戦争だ。
王太子殿下が絶対に帰ってこれるとは言えない。
最後の舞踏会の可能性もある。
壇上は30までしか居られない。
それまでに戦争が終わるかもわからない。
壇上から降りる。
もうこの景色は見れないかもしれない。
怖い。
最初で最後のチャンス
一寸の狂いも無いように、舞を踊る。
『良い舞であった』
王太子殿下はそう言った。
今までの努力が報われる。
私の夢は叶わなくなったが、頑張って良かった。
私は今夜も舞を踊る
戦争から帰ってきてくださることを願い。
【時を告げる】二つのお話しがあります。
『永遠の静寂』(短編)
28ページ目
女の地縛霊(対処:時魔道士)
時魔道士が言った私はもう死んでいると。
彼女を待っても、もうあの子は死んでしまっている。
そう言う彼はとても異質だった。
時を操り、幽霊を成仏させる。
彼はこんな事しなくても良いのにね。
彼はあの子にあって来てくれたらしい
彼はそう言うと消えたと思ったらいた。
私からしたらすぐに思えたけどちゃんと行って帰って来たらしい。
ちゃんと彼女は会いに来てたらしい。
私が見えてなかっただけらしい。
私が見たくなかっただけだった。
事故で死んでしまった私はもう80年彼女を待ってもたらしい。
なんで喧嘩したんだっけ
彼女に会いたい。
ありがとう。
時魔道士さん
『時をつげる』(長い)
五百年に一度この世界の結界が壊れる。
この世は二つの世界に分かれており、一つは魔物が住んでおり、人間が生きていけない所。
もう一つは人間が住める所。
魔物が人間の世界に行くと世界の理が書き換えられる。
魔物が好む瘴気が出、木々は枯れ果て、作物は育たない。
そんな地になる。
そのため通常、人間はすぐに滅ぶだろう。
しかしこの世界には幸い龍がいた。
龍はその身に流れる魔力で人間と魔物が住む世界を二つに分ける結界を作った。
その結果、魔物は人間が住める世界に入れなくなった。
だが、一つ欠点があった。
その結界は五百年に一度壊れてしまうという。
魔物がいれば半年で人間は滅ぶだろう。
そのため五百に一度結界を張り直さなけれいけない。
そのためには結界を張ったあと眠る龍を起こしに行かなければならない。
そのため、この世界には龍を起こしに行く一族が居る。
なぜ一族が居るのかというと、ある馬鹿な王様が行かなくて良いとかなんとかほざき、結界結界が1週間ほど壊れてしまったらしい。
するとどうだろうか、1週間壊れただけなのに、当時あったとされる人間が住む敷地が、10/1になったというのだ。
それから、馬鹿なやつがまた龍起こしを邪魔しないようにある一族が秘密裏に龍を起こしに行くようになったようだ。
よくある言い伝え
こっちで言う「桃太郎」とか「かぐや姫」とかと一緒だ。
皆嘘半分に信じている。
私はこの話しに出てくる龍起こしの一族の物だ。
ちょうど私の代で結界が壊れる。
龍が寝ている場所は私の一族が住む所から徒歩三ヶ月程度
でつく所だ。
五百年後の子孫のためにこれから旅に出るため日記を残しておこうと思う。
初日
これから旅に出る。
準備した者はこれだ。
・金貨5枚ほど(五万円) ・小さい毛布
・タオル ・水筒
・携帯保存食 ・寝袋
・テント ・裁縫道具
・替えの服(それぞれ3枚) ・その他防寒具
その他諸々
空間魔法付きカバンがあると楽だ
道中の危険を少なくするために冬に結界が壊れる。
龍が眠っている場所までに街が2つほどある。
村は1週間に一つ程度のペースである為食いっぱぐれる事は無いだろう。
さて、今日は25キロほど歩いた。
今日の夕食はそのへんの草(食べれる)と持ってきた肉を少し入れてスープを作った。
そこそこ美味しかった。
1週間目
今日は村についた。
優しい人が泊めてくれて宿をとらなくて住んだ。
あれから大体200キロ行ったか行ってないかくらいかな?
そうそう、草むらを歩いているとヘビが出た為びっくりしてコケたら、ただの紐だった。
冬に蛇がいるはず無いのにね
今日のご飯は優しい人がミネストローネを出してくれた。
ありがとうセナさん。久しぶりにしっかりしたご飯を食べたよ。
1週間と4日目
書くのが面倒くさくなったからやめようと思ったんだけどまあ、書いておくね。
今日いきなり雪が降り出して凍死するとこだったよ。
次の村に行く行商のおっちゃんが居て、近くの小屋を教えてくれた。
行商のおっちゃんが積荷の隙間に乗せてってくれるらしい
ありがたや🙏
この日記を見ている子孫!準備はしっかりすること!
三週間目
色々あって書いてなかったわ。
……ごめんなさい忘れてました。
前書いた行商のおっちゃんは3つ目の村に行くらしい。
おっちゃんと2つ目の村を出て、3つ目の村に行く途中盗賊が出た。旅に出るたにめそれなりの武芸はできる。
瞬殺してやったぜ!
で、盗賊5人と一緒に旅を続けたんだが、盗賊を引き取ってくれる街が3つ目の村の隣の街だったんだ。
俺はそこに行くのは面倒くさいから、おっちゃんと分かれて歩いて3つ目の村に行ったんだ。
で、宿をとって次の日出ただけだ。
ご飯はチキンのステーキだぜ!
てか、カッコつけて私とか使ったけどばれちったな
一ヶ月と二週間、
ついに1つ目の゛街゛についたぞー!
と言っても追加の携帯保存食買ったぐらいだがな。
ペースはそこそこ想定道理になって良かった
道中一箇所山崩れしてて遠回りをしたけど夜に街にギリギリついて良かった。
書くことは特に無いけど楽しい旅だよ。
一ヶ月と四週間の二日目
今日はなんと、エルフに出会った。
エルフは長命種の一つだからドラゴンの結界のことも本当の話だと知っていた。
エルフなんてこの世で数えれるくらいしかいないのに出会えて良かった。
2ヶ月目
今日は怪我をしてしまった。
結構しっかりこけてしまいあまり使いたくないが魔力を使って怪我を治した。
子孫くん!怪我はしないように!痛いよ!
2ヶ月と三週間
1週間ほど予定が遅れてしまったけどまあ大丈夫だろう。
聞いてくれ!何とな3つ目の村で出会ったおっちゃんと出会ったんだよ。
この先にしばらくし行った所に海があるらしく魚介を仕入れに行くらしい。
まあ、日持ちするものしか仕入れられないからほぼ観光だとさ。
俺も帰りに寄ろうかな?
三ヶ月と5日目そろそろつくのだが山登りがしんどい!
山の上で寝るなよ余裕を持って四ヶ月前に家を出て良かった。
さて、今途中の山小屋で休んでいるのだが言い伝えによると結界が壊れる1週間前には起こしていいが1週間より早く起こすと龍が怒って結界張るのに時間がかかるらしい。
つまり、後二週間ほどサバイバルすることになった。
のぉぉぉぉぉぉ!食料足りん!!!!
まじやべぇ
三ヶ月と三日
なんとか、なんとか生き延びたぞ!
龍様に祀られているご飯をちょこっと頂いただけだ。
許してくれるだろう。
さて、今日は龍を起こしまーす!
イェ~イ
で、どうやって起こすか知らないんだよな。
だからめちゃくちゃ大きな声で叫んだら怒られた。
うるさいって
起きてくださいと一言言うだけでいんだとさ。
で、結界を張りなおしてもらった。
背中に乗せて欲しかったなぁ。
と思ってると乗せてもらえた。やったね
で、一定範囲内の人間の思考は分かるらしく龍の貢ぎ物食べたのばれてた。
ちょい怒られただけで済んでよかった。
さて、これで俺の役目は終わり。
よし、帰るぞーって思ってたら龍が家まで送ってくれた。
三十分で着いたわ。
龍やべぇ。
飛んでる時景色見えんかったし、しかも俺が落ちないように魔法かなんかで固定してくれたわ。
気づいたら家って感じ。
今回は龍様気が変わって二百年ほど起きているらしい。
より安全になって良かった良かった。
じゃっ日記は終わり!
継げる
時を告げるものより
「きらめき」
ある晴れた日。陽介は友達と買い物に行っていた。
皆と商店街をまわっていると一人目を引く女の子がいた。
その子は美しい金の髪を持ち、太陽の光をあびて煌めいているように見えた。
彼女の笑顔は輝いているように見え、陽介は思わず目を奪われてしまった。
女の子は本やさんの看板娘で同級生だった。
陽介は思い切って女の子に声をかけることにした。
「ねえ、その本面白いよね」
知っている本だったのでそう口にすると、女の子は少し驚いた顔をしたが、すぐににっこりと笑って
「この本わかるの?!私ねこの本好きで…」
彼女は饒舌に喋り笑顔でこちらを向いていた。
その笑顔に陽介の心はドクンと跳ねた。
それから二人は度々一緒に遊ぶようになり、多くの時間を共に過ごした。 セイ
彼女の名前は星。
陽介は星と過ごしていく事に陽介の心のなかに、他の友達とは違うナニカがあると気づいていた。
二人で過ごすのは普通に遊ぶ時とは違うナニカがある。
それはまだ自覚しないまま星と過ごしていた。
夕方になり、星が「また遊ぼうね」といって明るい笑顔で手を振った。
その時陽介は、「またね」といって帰ったのだが、もっと一緒にいたい。離れたくない。
そう思うのは初めてだった。
明日また星と話せばいい。
そう分かってはいるものの、星とわかれることが辛くなった。
その時陽介は気づいた星は、自分の毎日を輝かせてくれる存在なのだと。
それから、陽介は星とはもっと一緒にすごすようになり、彼女と過ごす時間はさらに特別な時間となった。
5時の鐘が鳴りきらきらと輝く夕焼けが星を照らす。
陽介は思い切って星に自分の気持ちを告白しようと思えた。
「星…僕、星の事が好き。」
そうポツリと告白をした。
陽介はとてもうるさい心臓を抑えつつ星の方を見た。
星は優しく微笑んでいた。
「私も、陽介の事が好きだよ」
陽介は気づいたらポロポロと泣き出していた。
それ以来二人は友達ではない特別な存在になった。
陽介は初めての「恋」を日に日に感じるようになり、星との時間は陽介の中で光り輝く思い出となった。
二人はお互いの気持ちが色褪せる事なく素敵な未来へと進んで行った。