風雪 武士

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1/28/2026, 11:54:21 AM

街へ。

僕は淡路島出身なので、明石市に行くのが街へ繰り出す事になる。
明石に行くにはバスで船乗り場に行き、高速船に乗り込まなければならない。
その為、時間もお金もかかる。
初めて明石に行ったのは小学生の頃。
当然、お金がないから年に数回しか行けなかった。
明石にあるデパート内の様々な店舗に驚き、吉野家の牛丼を食した時の感動は今でも思い出す。
なので、吉野家の牛丼はいまだに大好物だ。
淡路島は残念ながら田舎である。
「淡路島にマクドナルドが出来るよ!」
「マジで!?」
「淡路島に吉野家が出来るよ!」
「嘘でしょう!?」
「淡路島にローソンが出来る!」
「本当に!?」
とニュースになるぐらいだ。
田舎は不便である。
都会に生まれて暮らしたかった。
人生観も変わったと思う。
現住所も田舎である。
都会へ行くには電車で1時30分乗車しなければならない。
普通車しかなく、新快速、快速がないのだ。
正確には快速はあるが、別途千円必要である。
兵庫県にいた頃には考えられない事だ。
「普通電車待ち合わせの為、5分停車します」
某駅に停車すると車掌のアナウンスが必ずある。
「誰もそんなの望んでねえよ!!タダでさえ遅いんだから、ササッと出発しろ!!」
そんな事を、車掌に言うと問題になるのでいつも心の中で突っ込んでる…。
会社の異動先はいつも田舎…。
僕はナチュラルカントリーリヴマスターなのだろうか?
こんな才能はいりません!
定年退職したら憧れの神戸で暮らしたいな…。
そう願う日々である。




1/28/2026, 7:33:43 AM

優しさ

僕が小学生の頃は、この世界は優しさに包まれていると思っていた。
たが、心身共に成長するにつれてニュースを視聴するようになり、なんて冷たい世界なんだとガッカリした。
大人になって、社会に飛び込んで様々な挫折を経験して絶望した。
そんな時に阪神淡路大震災で被災した。
幸いウチの家族は僕を含めて怪我すらしなかった。
だが、家は半壊した。
修理に大金を払うことになったがまだマシな方である。
世間では家や家族を亡くした方が大勢いたのだ。
そんな時に僕に青年団からボランティアの誘いがあった。
しかし、僕は断った。
今の僕なら喜んで引き受けるが、当時は仕事ができない可哀想な男だったので足手まといになり、皆様に迷惑をかけると思ったからだ。
この選択はいまだに後悔している。
ボランティアをされてる方々には本当に頭が下がります。
僕が行ったボランティアと言えば献血を3〜5回ぐらいだ。
それで意を決して骨髄バンクにドナ−登録した。
2年後、骨髄が適合したドナ−が見つかった。
僕は喜んで骨髄移植手術を了承した。
だが、手術は本人の許諾だけでなく家族の合意が必要である。
手術は安全だ、成功率は高い、人の命を救う尊い行為だと母親に説明した。
しかし、母親は「断ってくれ!」と反対した。
残念ながら母親は悪い意味で考え方が古い。
僕は、母親の望みを何一つ叶えてないので受け入れるしかなかった。
これもいまだに悔やまれる出来事だ。
阪神淡路大震災で、世界の方々から援助していただいたのに恩返しが出来てないので、本日、セ−フ ザ チルドレンさんに少額ですが毎月寄付することにしました。
大したことはできませんが、社会に貢献します。

1/27/2026, 8:58:14 AM

ミッドナイト。

僕の職業はホテルのフロントで夜勤専属だ。
お客様のチェックイン、レジ金の確認、パソコンに顧客リストの入力、部屋の清掃リストの作成、レストランや大浴場の片付け、駐車場の管理チェックなどの業務を終えると一時三十分ぐらいになる。
ふと我に返ると寂しくなってくる。
ミッドナイトは普通の人は寝ているので当然だ。
僕は外に出て、駐車場で口笛を吹いた。
しかし、何も起こらなかった。
テ―マ「木枯らし」を読んで下さった方なら分かるのですが、残念ながら野良猫は出てきません。
野良猫のトルコ猫ちゃんは実在します。
会えば必ずエサをあげますし、喧嘩も5回止めてますが、全く懐いてくれません。
僕が、トルコ猫ちゃんに接近して約2mで必ず逃げます。
僕にしたら、外が騒がしいから喧嘩を止めに来た。
でも、トルコ猫ちゃんにしたら、私を捕獲しに来た危険な人間だ!ヤバい逃げろ!って思っているのかもしれません。
ネットでは野良猫の喧嘩は止めてはいけないとなっていますが、大怪我するかもしれないし、下手すれば猫エイズに感染して死の可能性もある訳です。
おそらく、過去に捕獲器で捕らえられて、動物病院で去勢手術を受けて人間を警戒しているのでしょう。
トルコ猫ちゃんの気持ちを考えれば当然の事です。
野良猫の寿命は3〜5年。
死と隣合わせの過酷な生活をしています。
僕は人間に生まれて良かったです。
すべての野良猫が幸せになってくれればと願っています。

※野良猫にエサは近隣の方々の事を配慮し、少量しか与えていません。
トルコ猫ちゃんは去勢された地域猫です。

僕が野良猫に興味を持ったきっかけは、相応しいテ-マが出題された時に書きます。


1/26/2026, 4:39:32 AM

安心と不安。

僕は、今まで一所懸命働いてきて、貯金しているので老後の心配はない。
独身だから出来た事だ。
もしも結婚していたら、子供の教育や学費、奥さんの小言や住宅ローンに悩んでいただろう。
なので安心だ。
だが、当然不安はある。
人生には上がり坂、下り坂、まさかがある。
この言葉は、元総理大臣小泉純一郎から唯一学んだ事だ。
僕は、彼の掲げる「聖域無き構造改革」を信じて、選挙で一度だけ投票した。
その結果、彼が恨んでいた郵政省が民営化したぐらいで格差社会は更に拡大し、国民の生活は苦しくなった。
なのに国民はマスコミに踊らされて彼を支持した。
僕には全く理解出来なかった事である。
話を戻そう。
悪い事はしてはいけない!真面目に生きようと思っていても、人間は魔が差す事がある。
人生には「まさか」があるので、自分を律して歩んで行きたい。


1/25/2026, 9:16:40 AM

逆光。

1994年8月。
僕と恭子さんは砂浜にいる。
「せっかくだから海をバックに写真撮ろうか?」
僕はカメラを構えて言った。
「うん、良いわよ」
恭子さんは上機嫌で答えた。
「素敵な笑顔を下さい。ハイ、チ−ズ!」
カシャ、カシャ、カシャ。
恭子さんに、海辺の様々な場所でいろんなポ−ズをとってもらった。
「モデルがいいからとっても楽しいよ」
「お上手ね」
恭子さんを家に送った後、写真屋さんにネガを渡し現像をお願いした。
1週間後、写真屋さんでネガを受取り、恭子さんの部屋で写真を見た。
「何これ?逆光で顔が写ってないよ、この写真は目を閉じてるし、これなんか腕が3本あるじゃない!心霊写真じゃないの!!」
恭子さんはご立腹だ。
「心霊写真をテレビ局に送れば有名になるよ」
僕はからかった。
「そんなことで有名になりたくわないわよ!」
「でも、この最後の1枚はどう?」
その写真は恭子さんが光り輝く海をバックに微笑んでいる。
「そうそう、こういうのが欲しかったの」
恭子さんはご機嫌になった。

今の時代は、カメラがなくてもスマホで高画質の撮影が出来る。
しかも、撮影した画像をその場で確認出来るし、何枚でも撮影出来る。
便利になったが、その反面カメラ屋が沢山廃業している。
新製品が発売されてると必ず被害を被る人が出る。
生き残らなければ…。

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