風雪 武士

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優しさ

僕が小学生の頃は、この世界は優しさに包まれていると思っていた。
たが、心身共に成長するにつれてニュースを視聴するようになり、なんて冷たい世界なんだとガッカリした。
大人になって、社会に飛び込んで様々な挫折を経験して絶望した。
そんな時に阪神淡路大震災で被災した。
幸いウチの家族は僕を含めて怪我すらしなかった。
だが、家は半壊した。
修理に大金を払うことになったがまだマシな方である。
世間では家や家族を亡くした方が大勢いたのだ。
そんな時に僕に青年団からボランティアの誘いがあった。
しかし、僕は断った。
今の僕なら喜んで引き受けるが、当時は仕事ができない可哀想な男だったので足手まといになり、皆様に迷惑をかけると思ったからだ。
この選択はいまだに後悔している。
ボランティアをされてる方々には本当に頭が下がります。
僕が行ったボランティアと言えば献血を3〜5回ぐらいだ。
それで意を決して骨髄バンクにドナ−登録した。
2年後、骨髄が適合したドナ−が見つかった。
僕は喜んで骨髄移植手術を了承した。
だが、手術は本人の許諾だけでなく家族の合意が必要である。
手術は安全だ、成功率は高い、人の命を救う尊い行為だと母親に説明した。
しかし、母親は「断ってくれ!」と反対した。
残念ながら母親は悪い意味で考え方が古い。
僕は、母親の望みを何一つ叶えてないので受け入れるしかなかった。
これもいまだに悔やまれる出来事だ。
阪神淡路大震災で、世界の方々から援助していただいたのに恩返しが出来てないので、本日、セ−フ ザ チルドレンさんに少額ですが毎月寄付することにしました。
大したことはできませんが、社会に貢献します。

1/28/2026, 7:33:43 AM