テーマ“好きじゃないのに”
何でだろう。
嫌いなはずなのに、好きじゃないのに
こんなにも気になってしまうのは…
毎年毎年、泣かされて
辛い思いをしているのに
こんなにも考えないといけないなんて……
花粉症…っ
大嫌いなんだからね!?()
テーマ“二人ぼっち”
夜の帳が下りる頃
僕達は、教室で二人ぼっち。
さっきまで、賑やかに
部活に勤しんでいた生徒たちももう居ない。
いつから待っていたのか
スヤスヤと寝息を立てるキミ。
『おーい、起きろー』
って声を掛ければ起きるのだろうけれど
キミの寝顔があまりにも、美しく、
このまま見つめていたいと思う。
もう、外は暗くなりつつあるのに、
キミだけが輝いて見える。
気のせいだけれど。
いつもは、バカみたいなことを言って
笑いあっているのに
この寝顔を見てしまったら…
今まで感じなかった想いを胸に感じながら
もう少しだけ……
見つめていても良いだろうか。
伝えられない想いを胸に、キミに見惚れる。
テーマ“夢が醒める前に”
ああ、コレは夢だ。
そう思った。
何処までも何処までも沈んでいく。
色のない、音のない、匂いのない、温度もない
多分水の中。
多分海の中。
もがく事もせずに、ただ沈んでいく。
浮かび上がる努力はしない。
浮かび上がると息苦しくて
このまま沈んで行くほうが楽だと知っているから。
『…げるな!…が…けるから』
何か声がする気がする。
誰の声かは分からない。
突然目の前に手が現れた。
グッと腕を掴まれた気がして、ふっと楽になる。
浮かび上がったのに、息が出来る。
誰かに抱きしめられた気がして、思わず目から雫が零れた。
夢が醒める前に
『大丈夫。君は………』
誰かに何か言われた気がする。
目を覚ますと、どんな夢を見ていたか
覚えていない。
けれど、何かに誰かに救われた気がした。
テーマ“怖がり”
「君は怖がりだから、僕が付いていないといけないね」
って言った幼馴染は、いつの間にか
私を放っておいて、他の人とばかり、仲良くしていた。
私は独り、人が怖い。
話し掛けると「変な声」って笑われるから。
頑張って話しかけてでも、君以外の友人を作らなければいけなかったのは、分かるけど
それでも、笑われるのは怖くて、辛くて、悲しくて、痛くて…
でも一番は、いつも微笑んでいてくれた貴方が、私に一切話しかけてくれなくなったことが苦しかった。
だからね…
怖がりな私は、誰もが本来なら一番怖いであろう方法を取ることにしたよ。
ごめんね。
ばいばい。
怖がりな私の、最後の強がり。
(フィクションです。)
テーマ“もっと知りたい”
貪欲に
少しでも興味が出たら
どんどんどんどん
知りたい欲が溢れて止まらない。
プツッと興味が無くなってしまったら
其処で、止まってしまうけれど
それ迄は、ずっとずっと
調べてしまう。
もっと知りたい
もっと知りたい
もっと知りたい…
今はまだ、誰かにそういう気持ちを向けた事は無いけれど(歴史上の人や、キャラクターには、ある)
もしも、好きな人が出来て
その人に対して、もしこの感情があふれ出してしまったら…。(あくまで、身近な人)
私はきっと…