テーマ“平穏な日常”
思えば、アレはドレだけ忙しくても
平穏な日常だったのかもしれない。
皆が笑顔で、下らない会話をする事が出来た。
心の中でナニかを抱えていたかもしれないけれど
ソレを報告したりはしない。
ただ、一緒に笑いあえていた日々。
でも、ソレはあの日…すべて変わった。
笑っているものの、皆若干、憂いを帯びた笑顔になり、
ぽつりぽつりと、不安を口にする。
ふと我にかえり
「な、なんてね!」
なんて作り笑顔を浮かべる。
その笑顔がとても辛そうで
寂しくなる。
笑いあえていた日々に戻る事は無い。
前を向こうとしても、何処か陰る。
時間が経てば…なんて綺麗事。
いつまでも、忘れられない。
3・11
あの日、居なくなった人が
心から消えない限り。
あの日、居なくなった人は
決して、忘れる事は無いけれど。
テーマ“ひなまつり”
3月3日、耳の日、桃の節句
女の子が居る家で
女の子が行き遅れない為に
雛飾りを早く片付けるとか云々の日。
…昔は、それでも良かったけど
今は、余計なお世話だな…と思う。
テーマ“欲望”
ニンゲンと言う物は
どうも欲望が多い生き物のようだ。
本当に面倒臭いけれど
そういう所も嫌いにはなれないから
こうして
共に居るんだなと、そう思う。
テーマ“遠くの街へ”
君を忘れる為に、こんなにも遠くの街へ来たのに
初めて来たはずの場所で
君の想い出に浸る。
当たり前に笑いあっていた想い出と
当たり前にふざけあっていた想い出。
昨日の事のように思い出せる。
君といた場所と全然違うのに。
あまりにも
あまりにも長く居たから
全く関係ない場所でさえも
君を忘れられない。
もっと、もっと
遠くの街へ行かないと……
テーマ“太陽のような”
初めてあった時から
眩しい人だと思った。
初めて見た時から
熱い人だと思っていた。
そして、周りを明るく照らす存在だとも知った。
私とは真逆の存在で
私とは相容れない存在の人。
だから、私は好きになる事は無かった。
100人中99人が好きだとしても
私は、好きにはならなかった。
嫌いになる要素は何処にも無かったけれど
別に好きになる要素も無かった。
いつも誰かに囲まれている、人気者だと思うだけ。
太陽のような人
私には眩し過ぎる。