赤、緑、青と
移りゆく空の模様を
私には到底手の届かなかった景色を
いとも簡単に貴方は私に映してくれた
人並みに愛されて
人並みに生きて
人並みに満たされてた日々だったのに
何処か消えない孤独の中で過ごしてた
ずっとね
自分には何も無いって思ってた
だからこそ、誰かに何かを求める事も出来なかった
愛されてるのに愛されたいとか
幸せなのに幸せになりたいとか
口にしてしまえば矛盾になってしまうから
それでも漠然とした寂しさは
いつも私を苦しめて、嘆かせて。
「写真はその人の感性と人生」だと誰かが言ってた
だから私は自分の撮る景色が
周りにどう見えてるのか気になって仕方なかった
私が綺麗だと思う景色は
いつだってマイノリティでしかない事も分かっていた
でもね
貴方が私の空に色をつけてくれたから
この行先のない寂しさも
貴方がいつだって抱き締めてくれているから
今日ふと見上げた空は
今までの人生で1番綺麗だったから
いつか貴方にも見せられます様に。
心の中の風景は
雨と太陽が同時に生きていて
光と闇が同じ瞬間に見えていて
なんとも言い難い
自身でさえ説明のつかない世界で
大人にならなければいけない現実に
子供らしく綺麗であることの大切さ
どちらを取れば私は
この先を幸せに生きていけるのかとか
なにを正解とすれば私は
自分自身を守ってあげられるのかとか
誰かを守ることが
誰かを想うことが
誰かの為の自己犠牲が
誰かに愛されたいと思う気持ちが
私の生きる糧であり意味であり
私がこの世界に息をする理由としてしまううちは
私はずっと
この心の風景に囚われていくのだと思うけれど
それでもいいと この闇も全て受け入れると
そう言って笑ってくれる誰かを
この狭い世界でずっと探している
夏に咲くあの花も
時が経てば枯れ草になるように
君もいつか居なくなってしまうんじゃないかって
途方もなく怖くなる夜があって
朝になれば安定した心と日常と
変わらず笑いかけてくれる君の笑顔に
何度も救われては
夢でないことを願う日々で
永遠も当たり前も
私にはあってないようなもので
期待をすればするほど
貴方を失いたくない気持ちに
自分自身が負けてしまいそうになるから
私がどれだけ変わってしまっても
君は変わらず笑ってくれますように
私がどれだけ壊れてしまっても
君だけは私の傍にいてくれますように
星を追いかけて
あなたがいたあの季節に戻れるなら
きっと何もかも
重く受け止めて心痛める今は無かったのかな
あなたに守られて愛されて
ただそれだけで良いと思えたあの日に
どうにか戻れるようにと思っても
ただ苦しい現実から逃げられることも無くて
私ね
愛されたかった。それだけだよ
とっておきのラブソングなんて
私には歌えやしないけど
君の仕草や笑顔や話し方全てに
少しばかりの色を付けることは出来るよ
そうしてできた日々の中の愛しさを
少しずつ重ねていけたら
きっと素晴らしい詩になると思うんだ
そのままでいてよ
ずっとそばに居てくれたら
隠れてしまわないで
陽の光の下に生きる君が
私はとてつもなく好きだから
泣いたって笑ったって
ここにいてね
愛してる