一輪の花の様に
貴方だけを見つめて居られたら
縛られる事無く
貴方の思い描く未来を歩めたら
きっと私達が生きるこの世界は
いつだって間違いだらけだと思うから
その度に、転んで涙する貴方に
手を差し伸べる相手が私であるように
私が苦しくて蹲る真夜中に
優しく抱き締める相手が貴方であるように
そうやって生きていこう
きっと沢山の隔たりに悩むだろうし
互いの価値観に左右される日々も
呆れるほどにあるだろうけど
それでいいよ、それがいいの
思ったよりも優しかった
思ったよりも無邪気だった
気を許してるかもしれないとあなたは言うけど
ねえ、あなたは誰?
私が知ってるあなたは
もっと孤独で寂しい人だった
吹けば消えてなくなりそうな
もっと儚い悲しい人だったのに
優しさを覚え世界を見るあなたは
随分と眩しい人になって
置いていかれた私は
ずっとあの日のままだよ
寝ぼけまなこで目を開けた暗闇に
君の声がした
世の中に「ずっと」も「永遠」も存在しないのは
どれだけ大切に想っていても
自分がいつだって誰かの人生の
エキストラにしかなれないからだと
自分にとっては「特別」だとしても
それが相手にとっての「当たり前」なら報われないだろうと
愛し愛されることは
全てが当人同士の自己満足に過ぎない
だから尚更愛すとは意味の無いことだと
確信を突くように
畳み掛けるように
嘆くように泣くように
君の脳裏に浮かぶ言葉達が
世の中の正解なのだとしても私は
明日君が居なくなるとしても
君にとっての私が当たり前だとしても
押し付け合う愛が自己満足で終わるものだとしても
君を愛してやまないと思うんだよ
記憶の中の君は
いつだって冷たい人だった
だから私は、君から離れると決めたはずだったのに
いつだって会いたくなって
無意識に君を追いかけて
でも君は、ある日私の前からさっぱり消えてしまった
死にたがりの君だったから
本当のさよならだと思う程あっけなくて。
2年という長い月日が経って
君が生きてるってことを知って
君が教えてくれたあのBARで君に会いたいと嘆いた
連絡が来た時は時が止まった
思わず涙が出た
これからはさ、後悔しないように
貴方が沢山の世界をみれるように
愛を知れるように
この2年間の私の想いを
そっと伝えるから
どうか、受け止めてね
あの箱に隠された手紙には
どんな言葉が綴られていたっけ。
もう会うことは無いと思ってた
私の知らない所で、君は幸せでいて
君の知らない所で、私は幸せになるのかもなんて
でもね
誰かと出会う度 誰かと離れる度
いつだって消えない君が浮かんだ
君のうたが聞こえた
君の声が聞こえて、振り返れば
いつだって君がそこに居る気がしてた
ずっと待ってたんだよ
ずっと会いたかったんだよ
君の声が聞きたい
君の話を聞きたい
君の笑い声で笑いたい
君の笑顔で満たされたい
もし、また叶う願いがあるなら
どうかその手を握れます様に