永遠なんて無い
そんなこと重々分かっているけれど
貴方が居るこの瞬間が
永遠に続く様に願うことはタダでしょう?
病持ちの2人だから
お互いを支える為にきっと
我が身を擦り減らしてでも相手を愛せる
でもそんな代償なくたって
ただお互いを殴り合いながらも
幸せと笑えたらそれでいいとも思う
間違いだらけの道でも
正解に変えるのは私達自身だから
2人が生きる世界を正解としよう
貴方が居る今を答えとしよう
愛情過多な日々を
感情起伏の現状を
人間不信な愛情を捧げ合う現在を
貴方となら生きていたいよ
貴方が問う私の涙の理由も
貴方が心配する程悲しいものじゃないの
どちらかと言えば
麗らかで眩しい日々の在り来りで
私が幸せだと意味する涙で
それは貴方が貴方でいる何よりの証で
貴方が私を心から愛してくれている証拠で
私が私を愛せる意味になっているもの
夢を語る貴方の瞳は
いつだって貴方が思うよりずっと
透き通った綺麗な青が見える
夏の光に照らされる毎日は
無意識に影に潜む私を連れ出してくれた
貴方が幸せだと笑う世界に
私も共に生きていきたい
貴方が綺麗だと言う景色を
私も共に眺めていきたい
寂しさの裏にさえ
これほどの幸せがあるということ
貴方が教えてくれた唯一の感情で
私がこれから先もずっと
大切にしていきたいと誓うもの
私と一緒にいてくれるなら
君の言う残念な世界も
綺麗に見せる魔法の少しくらい
使ってみたっていいと思える
君がいない夜に
拙い言葉で紡ぐ言葉達にも
君はいつだって色を付けてくれる
私の消えない孤独も
君ならそれさえ引っ括めて愛してくれるって
過度な期待と共に愛してる
光を与えてくれた君に
私は何かを返せるのかって
ずっと考えては頭を痛めて
君のいる日々にうんざりしてみたりしても
君のいない世界を私は生きてはいけないから
どうか私に息をさせていて
私に世界中の花を見せて
空の色を教えて、風の涼しさを教えて
愛おしさの先の答えを教えて
君がこの世に息をする限り私は
君の為に生きていけるよ
真っ白になっていた私の心は
貴方がいてやっと色がついて
色とりどりの世界の中で
貴方が居なくなるだけで
真っ黒に染まってしまうのであれば
出会わなくてよかった人生なのかもと
思ってしまう私も居るのだけれど
きっと貴方に出逢えていない空白の世界は
真っ黒よりもタチの悪いものと
分かっているからこそ
一時でも私は
貴方の持つ
色を見られてよかったのだとも思う
私の心の台風が過ぎ去って
雲の隙間から光が垣間見えた時
それは貴方の力と唄う
突然に目の前に現れては
いとも簡単に私の雨を晴らしてくれた
太陽のように笑う貴方は
いつも私には遠い人のようにも思えた
海岸を走る背中は
あの空を思い出させる
貴方の好きな色の詰まった
あの空が私も好きだった
あの空を好きな私の事も私は好きだった
理由1つで傍に居られる権利を持てるなら
この世からいくらだって探してみせるよ
上手いこと言って貴方が完敗だと
両手を上げ笑う姿を見ていたい