ノーネーム

Open App
4/1/2023, 12:50:58 PM


そのうちきっと良い事があるよ
これまでやってきた事に
無駄な事などなにも無いのだから

やっと報われる時がきたんだよ
散々傷つかないフリをして
必死に隠れるように泣いた日も
見てくれてる人がちゃんと居たんだよ

もうこの先何も心配ないんだよ
これからは毎日が笑顔に溢れて
これからは何があったって
ちゃんと乗り越えて楽に生きれるんだ


僕はなんて幸せ者なんだろう



なんて
今日はエイプリルフールだっていうからさ
許されるからって
ただただむなしいだけだね


…やっぱり自分にだけは嘘をつくもんじゃないな

3/18/2023, 2:08:02 PM



誰のせいでもない
なにかのせいでもない
その理をどこかにぶつける事もできず

そんな不条理だらけの数々は
やがて後味の悪い過去になり
それを懐かしめるか引きずるかは自分次第

そう、不条理と思うかは自分の心次第

結局自分のせいにされてしまうのだ
あの時こうすればよかった、とか
しなければよかった、とか

たとえば僕の中にあるのは
引きずる事さえできない
ちりのように積もっていく後悔だけ

ただ眺めては
どんどん山のように高くなるそれを
睨みつけているだけで

乗り越える事はできないのだ
いや、もう乗り越えようともしてないんだよ

いつかその隙間から光が差すことを
心のどこかで少しだけ期待して

そんな甘い事ばかり考えている

不条理な事に嘆く必要はないよ
どうせ自分のせいになるのなら

戦えるなら戦えばいい
戦えないのなら逃げればいい

誰も責めやしないよ
それが自分の為になるのなら

そう自分に言い聞かせて
何度も、何度も、言い聞かせて



3/14/2023, 1:14:23 PM



穏やかで何事もなく
何の心配もなく
別に幸でも不幸でもなく
平凡に生きたいだけなのだ

なのにそこに荒波を立てるのは
社会なのか時代なのか
それに抗う僕自身なのか

どうなるんだろうね、この先
安らかな瞳で笑う人なんて僕は見たことがない

どんなに優しい人でさえ
どんなに羨ましいと思う人でさえ
瞳の奥に僕の知らない
苦しみや悲しみが滲んで見えるから

死んだ後にしか安らかになれないなら
いっそもう死んでしまおうか、
何度それを望んだ事だろう

生きる意味などないのだと
誰かは言うし
死にたい理由は山程あるのだと
誰もが言う

もしかしたらそれが普通なのかもしれない
穏やかに、安らかに、
そう望む事自体異常なのかもしれない

もしそうなら
瞳の奥ではなく先に
何かを見出す事ができるんだろうか


3/4/2023, 1:54:32 PM



そのまま変わらずにいてくれたらいいのに
君の後ろ姿を見て思った

君の傷が少しでも浅く、なるべく残らないように
僕がなにがなんでも守ってあげるよ

だって今までそうしてきたんだもの
なのに

時間だけあっという間に過ぎていって
僕が居なきゃ何も出来なかった君は
小さな花束を握りしめ目の前に立っていた
ありがとう、僕にそう言ったんだ

あぁ、少しずつ君は
僕の手から離れる準備をしている
それが無性に寂しくて
だから時間なんて意味が無くなればいい

嬉しい門出のはずなのに
本当に僕はどうしようもないね、

ありがとう、と言い返せずに
初めて僕は君の前で泣いた気がするよ

大好きな君にもらった初めての花束は
部屋の隅に吊るしてあるんだ
それが色褪せる頃には
僕も少しずつ君から離れる準備をするよ

君のためにできる事は
もうそれくらいしかないんだろう

大好きな君に、おめでとう、

2/22/2023, 4:11:06 PM



「太陽のような人」
僕はそんな大人になりたかった


いつでも明るくて 眩しくて
誰かの背中を強く照らす人に

目の前がどんなに朽ちて 荒れ果てても
それでも世界は綺麗だと言える人に

冷たく暗い海の底を歩く誰かの
その震える手を優しく包み込む温かい人に

きっと誰もがそんな大人になりたいと
願ってきたんだろう

現実はどうだ
皆が一日を生きるのに精一杯で
今日もまた何かを諦めて、傷付き、
後悔を背負い 影だけが濃く伸びていく

辛いよな? 辛いよなぁ
今日もよく頑張ったなんて
微塵も思えない真夜中に
太陽のような光などある訳もない


僕もずっとそうなんだ
心の中で何か燻ぶっていても
もういいや、そう思いながら
こんな詩を書いている


諦めたくないだけなのかもしれない
こんな僕でも
いつか、誰か一人だけでいいから
その誰かをを照らす光になりたいのだと

Next