解釈違いではあるけど欲望に任せてちょっとあざといアーサーさん。たまにはかわいいフラアサも書きたいよね!
【Kiss】※フラアサ
間違いなく異常事態である。
なにって、もう隣の腐れ縁と付き合ってから三週間もたつ。それだのに未だ手を出すどころか、キスすらしてこない!会ったばかりのふたりじゃない、もう出会って千年はゆうに越えているんだ。早く接吻のひとつやふたつ寄越すのが恋人の義務だろうが。
植物に霧吹きで水をやるフランシスを、アーサーはソファから恨めしげに眺めていた。腕に抱えたベルベット生地のクッションは年季が入りごわごわして、さわり心地が良くなかったから横に放った。
「何、アーサー。変な顔して」
フランシスは嫌味かそうでないのか、アーサーの方を振り返りながら悪気のない顔で言った。アーサーはその悪口じみた言葉に腹をたてることもせず、フランシスの唇を見つめた。決して若々しさはないが、年相応ながらの色気がある。言えるわけがないだろう。恋人らしいことをしてほしいなど。素直じゃない性格でこの千年生きてきたんだ。しかも誰よりその性格を知ってるのがフランシスである。
【未完】
推しカプのためのお題かと思ってびびり散らかした。
【1000年先も】※フラアサ
1500年前ぐらいだろうか。そのふたりは同じ時期に、海峡を隔てて産まれた。
一方は肥沃な土地、また一方は貧相な土地に産まれた関係で、成長の速度に差はあったものの、染め、染められ、奪い、奪われを繰り返しているうちにどうやら身長まで同じになってしまったようだ。
何もかも変わった。
~~ここになんか入れる~~
「どう思う?これからもふたりやっていけると思う?」
「どうだろうな。でもとりあえず一緒にいてやるよ」
【未完】
【ブランコ】※親分子分二次創作
それは傾いた日を受けて地面に影を落としていた。
公園の隅で軋んだ音をたて、わずかに前後に揺れるブランコはあたりに人が見受けられず、公園の物悲しい雰囲気を作ることに一役買っていた。
ロマーノは公園に足を踏み入れた。土がざくざくと鳴るが、ロマーノはそれすらも鬱陶しく思えた。うるさいのは好きじゃない。
青年はブランコに腰を下ろした。膝を直角に保つには座席が低すぎる。
もう子供ではない。
未完
【旅路の果てに】※ヘタ二次
旅路の果てとは、彼らにとって滅亡である。
彼らが絶えることを許されるのは、おそらく土地が荒れ果て、人民が希望を失ったことを見届けたときのみであろう。人が在る限り、彼らもまた在り続けるのである。
【未完】
【あなたに届けたい】
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