みゆき

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5/4/2024, 11:03:16 AM




耳を澄ますと





耳を澄ますと聞こえてくる
鳥のうた 木漏れ日のようなあのうたは
私のなかで木霊する

耳を澄ますと聞こえてくる
風芽吹き 髪を撫でるそよ風は涙を
優しくぬぐってゆく

耳を澄ますと聞こえてくる
君のこえ 蝶のように自由なきみの姿は
私の心の暖炉に火を灯す

耳を澄ますと聞こえてくる
世の笑い 鳥のこえに笑ってる 風の芽吹きに
笑ってる 君のこえにわらってる―




5/3/2024, 10:19:17 AM

二人だけの秘密

鈴音「約束だよ、本当に困ったら
              僕を呼んでね!」
凛 「うん!約束!」
いつだって困ったら助けて上げる。
僕は君のヒーローなんだから。だけど…。

クラスメイト「なぁ、凛wwお前目障り
なんだよwwどっかいけよ!」  ドンッ!
凛 「いったぁ。あ、あはは!ごめんね!
すぐどくね!」
鈴音「凛。なにかあった?浮かない顔だよ。」
凛 「え?そんなことないよ!元気!元気!」

君は僕に助けを求めてくれない。なのに、

他のクラスメイト「そっか、今度先生に
相談しよ!私も一緒にいてあげる!」
凛 「ありがとう。相談してよかった」

僕だけに頼ってくれない。なんで?
帰り道、一緒に帰れなくて凛の後ろを
ついて歩くようにバスに乗り僕は家への
帰り道を辿る。

バスジャック「おい!聞け!」
そいつは凛の腕をつかみ人質にとった
凛「……………。」
こんな時も僕を頼ってはくれな、

助けて―

鈴音「……!」
凛 「助けて―鈴音くん――」

僕は立ち上がりそいつを殴り倒した。
凛は二人だけの秘密を忘れてはいなかった。
二人だけの秘密は今までもこれからも
続いていくんだ。約束は消えてなかったんだ

5/2/2024, 12:38:27 PM

優しくしないで

私が好きなあのこには、他に好きな人がいる。
私との恋愛契約は結んではくれない。
急な雨に打たれて雨宿りしていたら彼も
ここにいる。彼の名前は優太。勇太は今この
瞬間でさえも私を見てはくれない。
勇太はスマホをみて言う。
「愛の奴、傘持ってないのか。
迎えに聞かなきゃな。」
「行きなよ!私は大丈夫!晴れ女だから、
時期にやむはずだよ!」
「そっか、」
彼は雨のなか走り去ってゆく。私を置いて。
これでもう諦められる。勝ったよ。自分に。
「あははは!私ってば最強!!自分に
一瞬で勝っちゃった!!」
雨のなか悲しみを押さえた微笑みで諦めた
小さな思いを涙で押し込む。その時、
「はい。」
彼が私に傘を差し出す。
「近くのコンビニで売ってたからこれ使えよ」
なんでよ、優しく。しないでよ。
「優しく、しないでよ!」
「……!」

優しくしないでよ、

4/30/2024, 12:53:20 PM

楽園

「楽園なんてないんだよ」
これは、私が一年生のとき。担任よ先生に
言われた言葉です。

友達と楽園とはどのようなものか。
そんな話をしていたときに先生はそう言った。

先生は私をあまり好きではなく。
私は、先生が私に嫌みを言ったつもりだと
勝手に感じ取っていた。

どこかに必ずある私が思う楽園が、
自由で素敵でなにより晴れやかな日常が
何処かで手を振って待っていると思っていた

中1の今
先生の言葉を強く尊重する
楽園なんてないと徐々に知った

先生があのとき、楽園などないと
言ったときの顔を思い返すと。後悔してほしく
なさそうな。傷ついてほしくなさそうなそんな
目をしていた。

私は何てバカなんだろ。人の好意を嫌悪と
感じ取るなんて。私が先生の楽園の日々を
奪ってしまったような、そんな気持ちになった。

4/29/2024, 11:41:28 AM

風に乗って



風に乗って飛んでゆく 
春の欠片はもういない
天使の涙降り注ぐ そんな日々がやって来る

風に乗って飛んでゆく
新たな季節があらわれる
春の背中が目に移る

風に乗って飛んでゆく
名残惜しむ この気持ち
四季が連れ去る この気持ち

風に乗って飛んでゆく
次の季節がやって来た――


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