楽園
「楽園なんてないんだよ」
これは、私が一年生のとき。担任よ先生に
言われた言葉です。
友達と楽園とはどのようなものか。
そんな話をしていたときに先生はそう言った。
先生は私をあまり好きではなく。
私は、先生が私に嫌みを言ったつもりだと
勝手に感じ取っていた。
どこかに必ずある私が思う楽園が、
自由で素敵でなにより晴れやかな日常が
何処かで手を振って待っていると思っていた
中1の今
先生の言葉を強く尊重する
楽園なんてないと徐々に知った
先生があのとき、楽園などないと
言ったときの顔を思い返すと。後悔してほしく
なさそうな。傷ついてほしくなさそうなそんな
目をしていた。
私は何てバカなんだろ。人の好意を嫌悪と
感じ取るなんて。私が先生の楽園の日々を
奪ってしまったような、そんな気持ちになった。
4/30/2024, 12:53:20 PM