二人だけの秘密
鈴音「約束だよ、本当に困ったら
僕を呼んでね!」
凛 「うん!約束!」
いつだって困ったら助けて上げる。
僕は君のヒーローなんだから。だけど…。
クラスメイト「なぁ、凛wwお前目障り
なんだよwwどっかいけよ!」 ドンッ!
凛 「いったぁ。あ、あはは!ごめんね!
すぐどくね!」
鈴音「凛。なにかあった?浮かない顔だよ。」
凛 「え?そんなことないよ!元気!元気!」
君は僕に助けを求めてくれない。なのに、
他のクラスメイト「そっか、今度先生に
相談しよ!私も一緒にいてあげる!」
凛 「ありがとう。相談してよかった」
僕だけに頼ってくれない。なんで?
帰り道、一緒に帰れなくて凛の後ろを
ついて歩くようにバスに乗り僕は家への
帰り道を辿る。
バスジャック「おい!聞け!」
そいつは凛の腕をつかみ人質にとった
凛「……………。」
こんな時も僕を頼ってはくれな、
助けて―
鈴音「……!」
凛 「助けて―鈴音くん――」
僕は立ち上がりそいつを殴り倒した。
凛は二人だけの秘密を忘れてはいなかった。
二人だけの秘密は今までもこれからも
続いていくんだ。約束は消えてなかったんだ
優しくしないで
私が好きなあのこには、他に好きな人がいる。
私との恋愛契約は結んではくれない。
急な雨に打たれて雨宿りしていたら彼も
ここにいる。彼の名前は優太。勇太は今この
瞬間でさえも私を見てはくれない。
勇太はスマホをみて言う。
「愛の奴、傘持ってないのか。
迎えに聞かなきゃな。」
「行きなよ!私は大丈夫!晴れ女だから、
時期にやむはずだよ!」
「そっか、」
彼は雨のなか走り去ってゆく。私を置いて。
これでもう諦められる。勝ったよ。自分に。
「あははは!私ってば最強!!自分に
一瞬で勝っちゃった!!」
雨のなか悲しみを押さえた微笑みで諦めた
小さな思いを涙で押し込む。その時、
「はい。」
彼が私に傘を差し出す。
「近くのコンビニで売ってたからこれ使えよ」
なんでよ、優しく。しないでよ。
「優しく、しないでよ!」
「……!」
優しくしないでよ、
楽園
「楽園なんてないんだよ」
これは、私が一年生のとき。担任よ先生に
言われた言葉です。
友達と楽園とはどのようなものか。
そんな話をしていたときに先生はそう言った。
先生は私をあまり好きではなく。
私は、先生が私に嫌みを言ったつもりだと
勝手に感じ取っていた。
どこかに必ずある私が思う楽園が、
自由で素敵でなにより晴れやかな日常が
何処かで手を振って待っていると思っていた
中1の今
先生の言葉を強く尊重する
楽園なんてないと徐々に知った
先生があのとき、楽園などないと
言ったときの顔を思い返すと。後悔してほしく
なさそうな。傷ついてほしくなさそうなそんな
目をしていた。
私は何てバカなんだろ。人の好意を嫌悪と
感じ取るなんて。私が先生の楽園の日々を
奪ってしまったような、そんな気持ちになった。
風に乗って
風に乗って飛んでゆく
春の欠片はもういない
天使の涙降り注ぐ そんな日々がやって来る
風に乗って飛んでゆく
新たな季節があらわれる
春の背中が目に移る
風に乗って飛んでゆく
名残惜しむ この気持ち
四季が連れ去る この気持ち
風に乗って飛んでゆく
次の季節がやって来た――
今日は、忙しく内容を書くことが
できませんでした。
他の作品は沢山ありますので
目を通してくれるととても嬉しいです。
いつも楽しみにしてくれている皆さま
大変申し訳ございません。
明日からは普段通り書いていくので
楽しみに待っていてください。