みゆき

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4/20/2024, 11:09:26 AM

何もいらない

おもちゃもグッズも遊び場も。
どれもこれもいらないよ

生も死も運命も
なんでもかんでもいらないよ

愛も神も友情も
全部全部いらないよ

なんにもいらない
なんにもいらない
全部全部捨てちゃえば
比べるの   いらない
惨めな気持ち いらない


全部全部いらないの
命も自由も人生も

何もいらない
ナニモイラナイ―

4/19/2024, 12:15:48 PM

もしも未来を見れるなら

こんばんは。私は夢の世界で運命を売っている
未来屋の少女。みゆきと言います。細かい説明は他の作品にります。今日のお客様は……
宮水 永久(とわ)様。

先生「では、次。宮水さん。問3の答えは?」
永久「えっとぉ……。わ、わかりません。」
クラス「ははは。あいつバカじゃんw」

はぁ。未来が見えたら、備えられるのに。
急遽なんかあるとかなんとか。そんなものの
重なりだらけでもうやだ。だから勉強する
気力もでない。はぁ。未来予知でも出来たらなぁ

―午後0時―
はぁ。寝る気になれないなぁ。
でも。明日は推しのグッズ買いに行かなきゃ
だし。もう寝よ。

―夢界―
どこここ。つねってもいたくない。ってことは
夢なんだ、
「こんばんは」
「わぁ!びっくりした。あんた誰?」
「私はみゆきと言います。運命を売って
います。あなたが欲しい運命はなんですか?」
「未来が見えるようにして!」
「それは願いなので運命とは異なるので
その願いは叶えられなせん。」
「なんでよ!じゃあ、もう帰る!」
「帰る場合はあなたの運命を一つもらわないと
いけません。」
「あんたにあげるものなんてないわよ!」

「そうですか。では、さよなら」
彼女は暗闇に消えていった。私は暗闇に
取り残されたまま。
「ね、ねぇ!どういうこと!?夢なんで
覚めないの!?」
「条件をのまないからです」
「わかった!運命あげる!あげるから!」
「一度起こった運命は変えられなせん。
運命とはそういうものです。」
「うそ、でしょ」
「特別にあなたの願いを叶えましょう。
死ぬまでの未来を教えます。」
「え?」
「夢の世界から出られなくなったなあなたは
世界の境界線での不具合だと認識され、
まもなく。死に至ります。それでは。言うことは言ったのでさよなら。」
「待ってよ!やだ。いやああああああああ!」


あとがき
今のことだけしか考えていないからです。
未来は知らないから楽しく。
予知できないから面白いのです。
それに築かないなんて。だとしても。
「未来が幸せになる運命」そう言えばいいものを
「永久の幸の運命」をさせあげましたのに。
………。お命ありがたく頂戴いたします。
また次回お会いいたしましょう。

4/18/2024, 11:37:35 AM

無色の世界

こんばんは。私は夢の世界で運命を売っている
未来屋の少女。みゆきと言います。細かい説明は他の作品にります。今日のお客様は……
渡辺 彩様。

生まれ落ちたこの世界は色がなかった。
全て透明なの。そんな世界に生まれた。
みんなも皆透明。服や食べ物。全て。
でも、私は人間じゃないから。生きている。
みんなも人間じゃないから。生きられる。
食が必要ない体質だから。

でも、宇宙という
空は色がある。色が欲しい。色さえあれば
きっと。お母さんの顔も見られるのかなぁ。

「彩ちゃん。勉強はしたの?」
「まだ、」
「遊ぶ前に勉強しなさいっていつもいっている
でしょ!?約束は守りなさい」
「だって、勉強楽しくないもん!」
「あなたにはこんな無色の世界を出て
色のある世界に行って欲しいの、そのためには
賢くならないといけないのよ」
「別に賢くなってここを離れたいなんて
思ってない!!お母さんなんて大嫌い!」
私はイラつきを押さえるため寝ることにした。

―夢界―
ここ、どこ?
なにここ!?宇宙と同じ色がどこまでも
続いてる。ん…?女の子がいる。
その女の子の隣には看板があった
『色彩の運命おすすめです』どういうこと?
「こんばんは」
女の子は静寂を壊さぬように私のなかに
現れた。
「こ、こんばんは」
「色彩の運命が気になったのですか?
この運命は色をてに入れられるのです。
ちょうどあなたの世界に出張売店にきたので
おすすめです。」
「う、運命?」
「はい。好きな運命を手にする変わりに
ここにきた記憶を失います」
「好きな運命…。……。いりません。
なんの運命もいりません!」
「なぜですか?」
「記憶が失くなってしまうとはしえ。
誰かの手伝いがあって運命を手にするなんて
やだ!」
「その場合あなたの運命を一つ。頂かなければ
なりません。これは夢界から抜けるための
絶対条件です。」
「色彩のある世界に行く運命で。」

―現界―
私は声のするほうへ行く。母の声だ。
私は昔目の前に落ちてきた星の欠片を
母の胸に突き刺した。これで無色の世界に
いられる。ん?なにこの色。嗚呼これが
赤。赤っていうのか。汚い色。やっぱり
無色が一番。

私の心も無色でいい―


あとがき
彩は元々色が好きでは無かったようですね。
いえ興味が無かったと言うのかもしれません。
追い出そうとする母親を自らの手でなくした彩は
また心が空っぽになりこよなく愛した
透明の心を手にしたのですね。
運命をありがたく頂戴いたします。
また次回お会いいたしましょう

4/17/2024, 10:40:10 AM

桜散る

こんばんは。私は夢の世界で運命を売っている
未来屋の少女。みゆきと言います。細かい説明は他の作品にります。今日のお客様は……
桜井 春華様。

春華「はぁ…」
見るたびに消えてゆく春の欠片。暑く眩しい日々が顔をだす。そろそろ春の背中が見える頃だ。
春華 (消えないでよ。失くならないでよ。
君が消えたら私はもう。今の環境を
受け入れなければならない。願ってもいない
卒業式。築かず始まった入学式。少しでも長く
春が続いていれば…)

―午後10時―
春華 (夜桜もない、かぁ。夢の中なら
春があるかな)
夢までの道のりは長かった。春の寿命が
気になってしまうばかりだった。

―夢界―
ん?ここは、夢?
「こんばんは」
だ、だれ?
「私は運命を売っている未来屋の少女。
みゆきと申します。貴方はどんな運命が
欲しいですか?」
う、運命売り?
「もう少し春が続く運命が欲しいです」
あれ?なんで、言葉が。無意識に。
でも、間違ってないよな気がする。
「なるほど。新商品のあれならばお気に召す
かもしれませんね。はい。『四季続きの運命』
これは、あなたが春と望むなら永久に春が
続くのです。」
「………。すみません。他のはありますか?」
「なぜ、お気に召さなかったのでしょうか」
「ずっと続くときっと私は永久に幸せです。
でも、過去ばかりにすがって生きていきたく
ないんです。あと少しで受け入れられそうなん
です。だから少し。ほんの少しだけ」
「承知いたしました。では、この商品。
『幸の運命』幸せは永遠ではない。その事を
教えてくれる商品ですが。自ら幸せを見つけ
出すあなたには、いつかその運命が途絶える
この商品がぴったりですね」
「それください!何円ですか!?」
「お金はいりません。ここに来た記憶が
代償です。」
「差し上げます!運命をくれてありがとう!」

―朝―
ニュース「すぐ終るといわれていた春が
もうしばらく続きそうです…」
春華「……!やった!」


あとがき
なんでも叶う扉の前で自分で幸せを掴むと
言いきった彼女の声が私の頭から離れません。
お買い上げありがとうございました。
また次回お会いいたしましょう。

4/16/2024, 10:15:53 AM

夢見る心

夢を見ていた―
「あなたが失ったものはなんですか?」
「夢見る心…です。」
なぜだろうか。答え直ぐにでてきた
その答えには、はなまるがつけられる程
正しく在った。

空を飛びたい ヒーローになりたい
よく唱えたものだでもそんなものないと
知った そして諦める
なぜ、諦めるのが運命なんだろう
ふと。そう思った。

「あなたは今自らの運命に疑問をいだいて
いますね。私はみゆきと言います。
運命売りの少女です」
「運命売り?」
「はい。ここでは、好きな運命を買うことが
出来ます」
「好きな運命!?」
「人の夢の中で運命を売っています。
代償はお金ではありません。ここに来た記憶を
いただきます。そして運命を買うともう一度
ここにはこれません。」
「じゃあ、諦める運命がない。そんな運命は
ありますか?」
「はい。あります。買える運命はお一つだけ
ですが、細かい運命の違いがあります」
「夢見る心を持つ運命はありますか!」
「あります。夢見る運命」
「それをください!」
「よい定めが訪れますように」

夢見る心を手に入れた俺は、この世界で
一人となった。気味悪がってだれも近づかない
でも、俺は幸せだ


「夢見る心は大人になるにつれて不気味と
化してしまいます。ですが、人など関係
ありませんね。自分が幸せと感じるのであれば
夢見る心を魂に宿して静寂な幸福を楽しみ
ましょう。改めてお買い上げありがとう
ございました。次はあなたの番ですよ―」

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