頭空っぽにして読め

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6/9/2023, 2:35:57 PM

「起きろー!朝だー!1週間の内に一番嫌われてる月曜の朝だー!」

「…今日休みの日」

「知ったこっちゃねぇ!朝だ!起きろ!」

「起きない…オディープなkissしてくれるなら」

「デートならいいべ」

「よし起きた。滅茶苦茶起きたわ」

以上。ネタが思いつきませんでした

6/8/2023, 2:37:34 PM

「よっ。こんなとこでなにしてるんだ」

「…アンタを、そうだ。アンタをさがしていた気がする。」

「へー。そりゃご苦労サン。ほら立てよ早く行こうぜ」

「うん。早く帰ろう。」

隣に立って歩くアンタはいつものスタイルで、パーカーのフードを目深に被っていた。
対するアタシは奇天烈な衣装。大きなキャンディを模したリボンが頭に一つ。それに、服もロリータで小物も含め、何から何までキャンディを模してある。イタイ服ね。けどなんだか嫌いじゃないわ。

「どーした。考えことか?」

「アタシの服。何だか凄いなって思ってね。どう?可愛い?」

「最悪だな!」

「アンタなら言うと思った。ところで、この道いつまで続くの?」

「知らね」

「そう。…早く帰ってアンタを探さなきゃいけないのに」

「ここにいんのに?」

「…本当ね。なんでかしら…」

「ん?別れ道だな」

「あら本当。」

目の前に岐路が現れた。

「俺右行くわ」

「そう?じゃぁわたしも「ついてくんなよ。」

「なんで?」

「ついてくんな。探すな。二度と思い出すな。」

「だからなんでよ」

「クソヤロウが」

あぁ、そっかそうだった。彼はアタシと普通に喋ってくれなかったね。忘れていた。これ、夢かあ。
本物のアンタはもっと怖がりだったね。いつも、触るなとかやめてくれって泣いて。

「絶対に見つけてやるからな」

偽物の彼にそう言って左の道へ向かう。
すぐに見つけてあげる。また、一緒に暮らすために。早く見つけ出して、もし恋人なんかいるもんならソイツは殺して…。もし、親友なんていたらソイツの目の前でめちゃくちゃにしてあげたい。

「ああっ!早く会いたいなぁ!どこに隠れてるのかなぁ!」

6/7/2023, 2:01:39 PM

「はい。君のメモ帳見たことによって世界が終わるそうです」

「見たテメェが悪ぃだろ」

「はい。申し訳ございませんでした…。はいっ!ここで気持ちを一旦リセットォ!終わる前にっ!告白だけっ!」

「もしかして、僕のプリン食った?」

「実は美味しくいただいちゃったんだよね…な訳あるか。告白よ、愛の告白」

「またぁ??飽きましたー」

「やっべえ。くだらねぇこと話してるうちに後10秒で世界終わるんだが」

「じゃぁ、はよ言ってよ」

「好きだー!!!」


世界は終わったよん

6/6/2023, 2:32:21 PM

「車に引かれて死んじまえ」「脱水症状で死んじまえ」「自殺してくれ」「産まなきゃよかった」「事故で死ね」「なんで帰ってきてんの」「なんで周りに言うん。そんなに私を悪く思わせたいんや。へー」「ちゃんとできんお前が悪いやん。なんでこっちが注意されんといけんの」


この言葉は私の好きな子のメモ帳に書かれてたもの。もっと、もっと沢山書いてあった。もっと沢山同じようなメモ帳があった。これはほんの一部。メモ帳いっぱいに書かれた悪口。全部親に言われた言葉なんだって。最近のメモ帳の最後のページの端に『絶対に許さんけんな』て書かれてた。
偶然目に入ってしまって、「なにー。交換日記かなにかー?」て勝手に見ちゃって。全然頭からあのページの言葉が離れん。一部、血のついたページがあった。一部、文字の線が変に伸びてるページがあった。本当、最悪や。それ見てもなーんも行動おこさんかった自分も最悪やし、そんなこと言った親も最悪。本当ずっと最悪や。

6/5/2023, 2:59:10 PM

『誰にも言えない秘密』

「ただいまー」

暗いアパートの自室に向かって一言。

「あ、帰ってきた」

幼い声がかえってくる。
部屋にある押し入れから、小学生男子が出てきた。

「ほんっと。端から見たらこれ誘拐だぞ」

「そうだね。ところで、晩ご飯に焼きそばある?」

「おーあるある」

買ってきたカップ焼きそばを見せると、ヒカルは満足そうに笑った。
俺はビニル袋から、サンドイッチを取り出し食べはじめる。

「あ、そうそう!今日はあそこだよ、ほら原木さん家近くの公園のさ、ちょっと草とか多く生えてるとこ。」

「あー、マジか。まだ良いカメラ買えてねぇんだけど。勿体ねぇ」

楽しそうに焼きそばを作るヒカルが言う。
本当に勿体ねぇな。折角の機会なのに。ここで嘆いていても仕方ない。見つかる前に撮りに行くか。
サンドイッチを一気に食べ、カメラを手に再び出かける。

「あー原木さん、原木さん、…お!あった」

原木さん家近くの公園。まだ、騒ぎになっていない。ということはまだ見つかってない。草の多く生えた場所、そこに目当ての者はあった。

「玉田カヨ…カヨ…カヨちゃんか」

草の中に転がって動かない少女の名前。まだ小学生なのになぁ。可哀想に。
安心しな。カヨちゃん、君の死は決して無駄じゃなかったよ。
カシャッ。カシャッ。何枚かカヨちゃんの写真を撮りその場を離れる。明日にはきっと見つけてもらえるよ。

「ただいまー」

「どう?上手く撮れた?」

「ん、バッチリ」

返事を適当に返し、撮ったばかりの写真のデータをパソコンに移す。そこから写真をプリントし、プリントした写真を壁に貼る。

「わぁ、最初の頃より撮るの上手くなったね。」

「だろ?今の俺だぶん生きてる奴より、死んだ奴の方が上手く撮れる自信がある。」

「うわぁーサイアクな特技だ」

「人殺しに言われたくねぇよ」

俺は殺人犯の少年を匿っている。そして、その少年ご殺した奴の写真を集めている。これが俺の誰にも言えねぇ秘密。

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