Mirei

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4/13/2025, 11:00:34 AM

題【ひとひら】#3
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「やっと学校が終わったね~」
「ですね。大変でした。」
「…、その、れいちゃんは病気、どんな感じなの?」
「れい、ですか?」
「うん。悪化したんでしょ?大丈夫かな。」
「…。大丈夫、ですよ。きっと!」
「だよね。あっ、桜、綺麗だねっ。」
「ですね。とっても。れいにも見せたいです。さぁ、行きましょう!」
「うん。」


「れい!大丈夫ですか?」
「大袈裟だなぁ、、、うるくんは」
「だってだって。心配なんですもんっ!」
「そうだよ?れいちゃんには、元気で生きていてほしいし!」
「大丈夫だよ。ありがとうね、2人とも、、、」
「全然良いよ。僕たちは、れいちゃんが元気で居てくれたら、それで良いから!」
「そうですよ。また、3人で遊びましょう。いつまでも待ってますから!」
「っ。ありがとうっ。」
元気がないのか、いつもより静かだ。

なぜか、風で散る、ひとひらの桜の花びらが、れいの心のざわめきに感じて。
そんなことないのに、そう、感じてしまって。
どうしようもなくて。
いっそ、れいと僕が入れ替わったらって。
そしたら、れいは自由で。悲しむことなんてなくて。
きっと、幸せなのに。
僕は一体、どうすれば、

『れいちゃんを元気にさせられるの?』
「じゃあ、また来るね。」
「うん、待ってるよ。」

4/12/2025, 10:33:19 AM

題【風景】#2
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「教室、戻って来ちゃったなぁ。」
ふう、大丈夫。きっと。
いつからだっけ、こんなに勇気が必要になったのは。
ガラガラ

バシャッ
「えっ?」
「やば、引っ掛かったんだけど(笑)」
「まじ?(笑)」

寒い。
誰か、誰か。助けてよ。

「すみませ~ん!ここの教室に用事が…」
「っ!」
この声、昨日の先輩だ。
見られちゃうっ

「…って、あっ! 昨日の子だぁ!」
「っ。こ、こんにちは。」
「えっ!なんで濡れてるの!?大丈夫?」

「なぁ、あれって茉愛先輩じゃね?」
「本当だっ!今日も可愛い、、、」
「話したいわ~」
「てか、なんであいつが!」
「仲良くね?」

「あっ、えっと。」
どうしよう、視線が多い。集まってる。
「大丈夫、ですよ?(ニコッ)」
上手に笑えてるかな?

「っ。そっか。でも、濡れてると風邪引いちゃうかもだし…、タオル、使って?」
そう言って、先輩は僕にタオルを差し出してくれた。

「あ、ありがとうございます。」
「全然良いよ~!ところで、誰?」
「えっ?」
「雨降ってないのに、水で濡れるわけないじゃん」
「っ、大丈夫です。」
「だ~め!ちゃんと、楽しい学校生活を送ろう?」
「…。ですね。」
「よしっ、なんとなく分かった!」

「君たちでしょ?いじめたの。」
「だから?」
「やめようね~!メリットなんてないし。」
「そんなので、やめるとでも?」
「ふ~ん、、、ねぇ、そこの男子?」
「君たちの本音を教えて?やめようと思う?」
「はいっ!」
「えっ?ちょ!可愛いからって!」
「そうよ!強気は!?ふざけんな!」
「うっ、やめます!」
「よろしいです!偉い偉い。」
「もう!覚えててよっ!?」

「よしっ。大丈夫?莉李くん。」
「はいっ!ありがとうございます。本当に。」
「良いよ~!なんかあったら、また言ってね✨」
「はいっ。」
「ふふっ。バイバイ!」

「おはようございます。先生。遅刻で来た、うるです。」
「はいっ。また辛くなったら保健室にね。」
「分かりました。」

「あっ!うるくん!」
遅刻して、うるくんが来た。
「こんにちは。莉李。僕、朝いなくてごめんね!」
「大丈夫だよっ。」
「なんかされてない?」
「…、されたけど、先輩が助けてくれたから。」
「良かったです!その先輩に、あとでお礼にいきましょうかね。」
「うるくんは?」
「実は、遅れてきた理由もそれですよ。朝から大変でしたぁ。」
やっぱりか、うるくんが遅刻したら、大体その理由。
「そっか、なんかあったら、いつでも頼ってね!」
「ありがとうございます。莉李。ちなみに、れいは病気が悪くて。」
「そっか、お見舞い、行く?」
「行きましょうっ!」
「おっけい!また後でね!」
「はい!」

4/11/2025, 12:50:01 PM

題【君と僕】

今日は学校。
だるいなぁー
そう、僕はいじめられている。
なんでって?
それは、






あれ? なんだったけ、、、

「行ってきます。」
返事はない。 当たり前。
だって、独り暮らしだもん。
いつからだっけ、、、

「おはようごさいます…」
「あっ、きたきた(笑)」
「ね~、本当にさぁ○○だよね(笑)」
「それな?」

いじめと言っても、まだ全然良い方。
だって、悪口とかだから。
暴力とかではないから。
だから、大丈夫。

「はぁ。」
めんどくさい。
休み時間にはギャーギャー騒いでさぁ。
注意しても全く謝る気配もない。
なんなんだろうね?(笑)

ドンッ!
「痛っ、、、あっ、ごめんなさい。」
「ねぇ、邪魔なんだけどぉ!銅像なの?(笑)」
「ご、ごめんなさい…」
「ふんっ!」

「本当に、なんなの。」
謝るぐらい、してほしいな。
「てか、怪我しちゃった。」
保健室行こっ。

「百合先生~!また怪我しちゃったよ~!」
「また?いじめられた?」
「うん。まぁでも、暴力とかじゃないからね!」
ここでは、僕の本性を出せる場所。
百合先生は、学校の先生のなかでも、話をちゃんと聞いてくれる、唯一の先生だ。
「でも…、 ねぇ、莉李くん(りい)なんで、独り暮らしなんだっけ?いつからか、分かる?」
「なんでそんな事聞くの?お母さんは、、、えっと、何でだっけ。」
「やっぱり、記憶がないのね…(ボソッ)」
「?あっ、ありがとう先生!また来ても良い?」
「もちろんよ。 寂しくなったら、いつでもおいで。」
「はーい! 失礼しました!」
あっ、自己紹介遅れたね✨
僕の名前は莉李っ!
莉李って書いて、りいって読むよ。

てか教室、帰りたくないな~
いじめられるし。
もう、あと少しで昼休み。
でも、こんな僕にも友達はいるんだよ!

染谷 うるくんと、赤根 れいちゃん!

2人と友達になったのは、似たような悩みを抱えていたから。

うるくんは、家庭環境。
れいちゃんは、病気もち。
2人とも、不登校経験があるんだ。
だから、友達になれた。
2人とも、すっごく優しいっ。

ドンッ!
「痛ぁ!?」
なんと本日2回目、人とぶつかってしまった。
「あっ、えぇと、ごめんなさい!ごめんなさい!」
僕は、謝らないとしか考えられなかった。
どうしよう。なんか、言われちゃうかな?

「痛い(笑) こっちこそごめんね!」
「えっ。」
「え?」
謝ってくれた、こんな僕に。
初めて、こんなに嬉しいんだ。
しかも女の子の先輩だ~。
「どうしたの?そんな見られたら照れちゃう(笑)」
「あっ、ごめんなさい。謝ってくれて、嬉しかったので。」
「へ?当たり前だよぉ(笑)」
「そ、うですか。」

ー当たり前だよぉ
当たり前? 僕にとっては当たり前ではない。
それとも、僕がおかしいの?ー

「まぁ、怪我ないならよかった。じゃあね。」
「あっ、待ってください!そ、その名前とか///」
「名前?えっとね。茉愛(まい)だよっ。よろしくね✨」
「あっ、僕は莉李です。よろしくお願いします。」
「よろしくね!じゃあ、また会おうね!」
「はいっ!」
こんなに人と話したのは久しぶり。
楽しかったな。 また、話したいー

ーこれから、゛君と僕 ゛の物語が始まることを誰も、予想してはいなかった。

3/15/2025, 12:36:57 PM

題【心のざわめき】

カシャッ!
葵「わぁ!いい感じにとれたね。」
ひ「本当だね!」
ふ「俺にも写真送っといて?」
隼「あっ、じゃあ俺も。」
陽「綺麗!プロじゃん!」
葵「そうかなっ。ありがとっ❤️」
す「ふふっ。って、あれ?2人は?」
隼「2人?」
ふ「本当だ。かいと莉緒ちゃんがいないね。」
陽「まじ!?どこ行った?」
葵「2人でなんかしてるのかな。」
隼「ふ、ふふ、2人で!?なんか!?」
なんかって何を!?
2人きりって嫌だ~!
幼馴染みだし、距離もさらに縮まっちゃったりして!?

ーそのころ噂の2人は…ー
??「もしかして、かいと莉緒!?」
莉・か「えっ?」
か「っ!もしかして、優月さん?」
莉「本当だ~!やっほ~。久しぶり。」
優「そうそう!優月だよ。2人とも急に転校しちゃうからびっくりしたよ~(笑)」
莉「ごめんね。急に決まっちゃったの。」
か「俺もです。」
優「てか、2人ともいつから付き合ったの!?」
莉「えっ!?なんで?」
優「だって、くっついてんじゃん!」
か「くっついてる…?あっ。」
莉「これは、はぐれないためだよ!///」
優「えっ?」
か「はいっ、人混みなので!」
優「まじ!?ごめんねー、お似合い過ぎて(笑)」
か「お似合いっ!?///」
まぁ、嬉しいですが。
莉「そう見える?かいくんってイケメンだから釣り合わないと思うけどね!(笑)」
優「本当にカップルかと思ったよ~!」
か「そうでしょうか?///」
優「ま、ありがとっ。久しぶりに会話して楽しかったよ!」
莉「だねっ、バイバイ!」
か「また会いましょうね!」
優「おけおけっ!バイバイ!」

続き!

2/12/2025, 11:48:19 AM

題【未来の記憶】
かいくんの番外編(?)

俺は今日、変な夢を見たのです。
それは、未来の記憶、らしいです。
占い師に聞きました。
でも、フィクション見たいでした。

いまから、俺の相談を聞いてくれますか?ー


俺は、森の中をさまよっていました。
そして、疲れきっていたとき、美しい女性が話しかけてくださいました。
「どうしたの?大丈夫?」と。
俺は、心の中で、
「助けてください、助けてください。」
ずっと、助けをよんでいました。
すると、
「きついの?幸せになりたい?苦しみから逃れられたい?」
と、聞いてきました。
だから、「はい。助けてくださいますか?幸せになりたい。」
と心の中で言いました。
「いいよ。でも、自分で決めたこと。楽にしてあげるね。」
そういって、俺の手をとり、空に飛んでいきました。ー


そこで、俺の目は覚めました。
今、覚えているのはこの記憶だけです。
最後に、美しい女性は言いました。
「未来を変えることが出来るのは、あなた次第よ」
と。

彼女は何を伝えたかったのでしょう?
俺は、どうすれば良いのでしょう。

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