Mirei

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5/23/2025, 1:16:07 PM

題【そっと包み込んで】#8
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「今日は見学らしいですね。」
「楽しみだなぁ~!」
そう、僕たちは今、駅の前で先輩が来るのを待っています。
今日は見学。
僕たちは、正式に生徒会役員となったので、その見学として、外の校外学習、という形で見学に行きます。
「でも、先輩が来ないですね?」
「男性の方だったっけ?」
「お、男の子、、、」
れいちゃんの顔が青ざめる。
そりゃそうだ。
れいちゃんは、小さい頃から病気をもっている。
心臓病だ。
小さい頃に、男の子に意地悪されちゃって、心臓病が発症してしまったんだ。
僕も詳しくは知らない。
なんかしらの衝撃で、心臓がもたなかったらしい。
なんとか、助かったんだけど、その事が、ずっと、トラウマなんだ。
みんなには、大丈夫な様に振る舞ってるけど。
「大丈夫です、れい。僕がいますからね。」
そう言ううるくんは、そっと、れいちゃんを「包み込んで」いて。
「っ。ありがとうっ!うるくん、莉李くんも。」
「体調が悪くなったら、いつでも言ってね。」
「そうですよ。健康第一ですからね!」
「分かってる。心配してくれてありがとう。」
パタパタパタッ
急に足跡が近づいてきた。
そう思い、振り返ってみると、
「ごめんね!遅れちゃったー!?」
なんと、汗だくの茉愛先輩がいた。
「茉愛ちゃん✨」
「「茉愛ちゃん!?」」
僕とうるくん、二人して反応する。
「いつのまに、そんな親しい関係に?」
「こなえだ!茉愛ちゃんすっごくオシャレさんなんだよ!」
「えへへっ。そうかな~?ありがと。」
「仲良しだね。」
「ん?先輩はなんの用事ですか?」
「生徒会の見学だよね!その、くる予定だった子が、急に体調が悪くなっちゃって!変わりに。」
「そうなんですね✨」
「よろしくお願いします!」
「うんうん、よろしく!」
「やった!茉愛ちゃんと!?」
「そうだよ~!」
「改めて、よろしくお願いします。では、そろそろいきましょうかね。」
「だね!」
ー見学に!ー

5/20/2025, 1:22:49 PM

題【空に溶ける】#7
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「失礼します。」
うわー、緊張するなぁ、、、
まさか、生徒会室に入ることになるなんて…!
「どうぞー!あっ、やっほー、莉李くん!」
「ど、どうもっ。」
「なにしに来たの~?あっ、もしかして、応募だっり…?」
「はいっ、ボランティア部の役員に入りたいんです!」
「わ、私も!人を助けたくて…。」
れいちゃんが発する言葉には、すべてに説得力がある。
そして、その顔からは、少し、不安そうな顔で。
「わぁ~!ありがとうね♪よろこんで。」
「ありがとうございます!茉愛先輩。」
僕はしっかりと、真のある声でお礼をいった。
「ところで、見ない顔だね?そこの女の子。」
そして、先輩はれいちゃんに話しかけた。
「あっ、はい!久しぶりの学校で。」
「そっか?まぁ、辛くないんだよね?学校。」
「は、はい!なんなら行きたかったぐらいで、笑」
「んー、そうなんだ?よく分からないし、事情は、あなたが話してくれるときに聞こうかなっ。」
「あっ、はい!ありがとうございます!」
「これから、よろしくね!」
「こちらこそです!」

4/16/2025, 1:37:10 PM

題【遠くの声】#6
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「おはようごさいます…。」
学校嫌だな~。
「っ!うわぁ!?」
ドンッ
「痛ぁっ!?」
なんか、足がつまずいたんですけど!?
「あははっ!バカじゃん、俺の足に引っ掛かったの?(笑)」
えっ?あ、足が引っ掛かっちゃったんだ。
なら、しょうがない。
「ごめん。前、見てなかったかも。」
「ダサっ、(笑)俺、足怪我しちゃったかもぉ?」
怪我!?
大丈夫なの?
「えっ?ごめんね、大丈夫?」
「捻挫はしたかもなぁ!」
「えっ、本当に!?保健室、行こう!」
保健室でどうにかなるといいけど。
「はぁ?お前がどうにかしろっ!」
「えぇ、えっと…。」
どうしよう!絶対何かしちゃったよ!
怪我したんだ?そんなに足、弱いんだ?
僕は平気なのに。

「あの~、山吹くん!大丈夫?」
「れ、れれ、れいちゃん!?///」
「うんっ。久しぶり!」
「ひ、久しぶり。//」
「私が見ようか?怪我しちゃったかもなんでしょ?」
「い、いえ、大丈夫っ。もう治ったからな!」
「ふふっ。そっか!なら良かったぁ!」
「ありがと///」
「もっちろん。あっ、莉李、久しぶり!」
「っ!?れいちゃん?本当に?」
「うん!退院しました!(コソッ)」
「良かったぁ!この間、全然元気じゃなかったから焦ったよ!」
「ごめんごめん。本当にきつくて(笑)」
「もう、大丈夫なんだよね?」
「もちのろんです♪」
「おお、おはようごさいます!れい!」
「わぁ!うるくん、久しぶり!」
「っ!良かった、本当に!もう、体調には気を付けてください!」
「ごめんごめんって(笑)」
「もう、心配したんですからね?(笑)」
「うん。ありがとう!」
「あっ、感動的なところ申し訳ないんですけど、生徒会に入る?れいちゃん。僕たち3人で入りたいんだっ!」
「生徒会…入りたいけど、私、病気持ちだよ?大丈夫かなぁ。」
「大丈夫っ!僕さ、れいちゃんみたいに、病気と戦ってる子の支援をしてあげたいと思ったんだ!✴️だから、3人でやってみない?人助け!」
「僕はよろこんでっ!」
「やって良いなら、私もやりたいな。」
「よしっ、決まり!」
「楽しみだね。」
「では、書類を出しに行ってみましょう!」
「「レッツゴー!」」

4/15/2025, 3:23:18 PM

題【春恋】#5
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「おはよ~、」
「チッ。来たのかよ…。」
「っ。ごめんね!山吹くん。」
やっぱり、そんな簡単にいじめは消えない。
「はぁ、」

「…、莉李っ!おはようございます❤️」
「おぉ!うるくん。おはよ~!朝は?大丈夫?」
「うーん、まぁまぁですかね。大丈夫ですよっ」
「うん。そっかっ!なんかあったら、いつでも頼ってね!」
「はい!」

「あの~!ここのクラスに、生徒会、興味ある人いませんかぁ?」
ふと、廊下の方から声がした。
振り返ってみると、そこには茉愛先輩がいた。
『茉愛先輩だぁ~!』
『相変わらず可愛いなー❤️』
『付き合いて~!』
など、色々な言葉が飛び交う。
「人数不足で、募集中で~す♪」
「生徒会っ、、、楽しそうだなぁ。」
「莉李、生徒会入りたいんですか?」
「えっ。声に出てた?」
「はい。」
「誰か、友達もいるなら、入ってみたいけど。」
「あの~、僕じゃだめですか?」
「えっ!?でも、うるくんは家の事情もあるし、大丈夫なの?」
「まぁ、会う時間が少なくなるぶんには全然気にしませんよ。入ってみましょっ!」
「れいちゃんのことも、ね。3人で入れるといーね♪」
「ですね!」
人のために、何かをしてみたい。
れいちゃんみたいに苦しんでる子がいるかもしれない。
僕が、変えて見せる!

4/14/2025, 12:07:03 PM

題【未来図】#4
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「れい、ちょっとだけ元気がなかったですね。」
「そうだね。でも、きっと大丈夫だよ!」
「ですよね。また、3人で色々なところ、行きたいですし。」
「ね。映画館とか、水族館とかねっ!想像するだけでわくわくしちゃうっ!」

「ただいま~。」
まぁ、返事は無いんだけどね。
てか、返ってきたら怖い(笑) …はぁ。
「暇だなぁ~…」
あっ、そうだ。どうせ暇なら、ちょっと部屋を片付けようかな。

「よしっ!一通り、部屋の片付けは終わったな。あとは、タンスの中!」
そして、僕はタンスの中でなんかの封筒を見つけた。
「なんだろ、これ。開けてみよっ!」
パサッ

なんか落ちた。
これは…? 僕の、未来図?
なにこれ?記憶に無いんだけど。

「えっと、ボクわ、高こおせいになったら、友だちを100人つくるそちて、れいちゃんにゆう!」
(僕は、高校生になったら、友達を100人つくる!そして、れいちゃんに言う!)
それは、僕が小さい頃に書いたであろう紙と、未来図があった。

ふふっ。僕ってこんなことしてたんだ(笑)
友達、れいちゃんが戻るまでに100人作れるかなぁ?(笑)
頑張ってみよう。

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