Mirei

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4/16/2025, 1:37:10 PM

題【遠くの声】#6
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「おはようごさいます…。」
学校嫌だな~。
「っ!うわぁ!?」
ドンッ
「痛ぁっ!?」
なんか、足がつまずいたんですけど!?
「あははっ!バカじゃん、俺の足に引っ掛かったの?(笑)」
えっ?あ、足が引っ掛かっちゃったんだ。
なら、しょうがない。
「ごめん。前、見てなかったかも。」
「ダサっ、(笑)俺、足怪我しちゃったかもぉ?」
怪我!?
大丈夫なの?
「えっ?ごめんね、大丈夫?」
「捻挫はしたかもなぁ!」
「えっ、本当に!?保健室、行こう!」
保健室でどうにかなるといいけど。
「はぁ?お前がどうにかしろっ!」
「えぇ、えっと…。」
どうしよう!絶対何かしちゃったよ!
怪我したんだ?そんなに足、弱いんだ?
僕は平気なのに。

「あの~、山吹くん!大丈夫?」
「れ、れれ、れいちゃん!?///」
「うんっ。久しぶり!」
「ひ、久しぶり。//」
「私が見ようか?怪我しちゃったかもなんでしょ?」
「い、いえ、大丈夫っ。もう治ったからな!」
「ふふっ。そっか!なら良かったぁ!」
「ありがと///」
「もっちろん。あっ、莉李、久しぶり!」
「っ!?れいちゃん?本当に?」
「うん!退院しました!(コソッ)」
「良かったぁ!この間、全然元気じゃなかったから焦ったよ!」
「ごめんごめん。本当にきつくて(笑)」
「もう、大丈夫なんだよね?」
「もちのろんです♪」
「おお、おはようごさいます!れい!」
「わぁ!うるくん、久しぶり!」
「っ!良かった、本当に!もう、体調には気を付けてください!」
「ごめんごめんって(笑)」
「もう、心配したんですからね?(笑)」
「うん。ありがとう!」
「あっ、感動的なところ申し訳ないんですけど、生徒会に入る?れいちゃん。僕たち3人で入りたいんだっ!」
「生徒会…入りたいけど、私、病気持ちだよ?大丈夫かなぁ。」
「大丈夫っ!僕さ、れいちゃんみたいに、病気と戦ってる子の支援をしてあげたいと思ったんだ!✴️だから、3人でやってみない?人助け!」
「僕はよろこんでっ!」
「やって良いなら、私もやりたいな。」
「よしっ、決まり!」
「楽しみだね。」
「では、書類を出しに行ってみましょう!」
「「レッツゴー!」」

4/15/2025, 3:23:18 PM

題【春恋】#5
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「おはよ~、」
「チッ。来たのかよ…。」
「っ。ごめんね!山吹くん。」
やっぱり、そんな簡単にいじめは消えない。
「はぁ、」

「…、莉李っ!おはようございます❤️」
「おぉ!うるくん。おはよ~!朝は?大丈夫?」
「うーん、まぁまぁですかね。大丈夫ですよっ」
「うん。そっかっ!なんかあったら、いつでも頼ってね!」
「はい!」

「あの~!ここのクラスに、生徒会、興味ある人いませんかぁ?」
ふと、廊下の方から声がした。
振り返ってみると、そこには茉愛先輩がいた。
『茉愛先輩だぁ~!』
『相変わらず可愛いなー❤️』
『付き合いて~!』
など、色々な言葉が飛び交う。
「人数不足で、募集中で~す♪」
「生徒会っ、、、楽しそうだなぁ。」
「莉李、生徒会入りたいんですか?」
「えっ。声に出てた?」
「はい。」
「誰か、友達もいるなら、入ってみたいけど。」
「あの~、僕じゃだめですか?」
「えっ!?でも、うるくんは家の事情もあるし、大丈夫なの?」
「まぁ、会う時間が少なくなるぶんには全然気にしませんよ。入ってみましょっ!」
「れいちゃんのことも、ね。3人で入れるといーね♪」
「ですね!」
人のために、何かをしてみたい。
れいちゃんみたいに苦しんでる子がいるかもしれない。
僕が、変えて見せる!

4/14/2025, 12:07:03 PM

題【未来図】#4
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「れい、ちょっとだけ元気がなかったですね。」
「そうだね。でも、きっと大丈夫だよ!」
「ですよね。また、3人で色々なところ、行きたいですし。」
「ね。映画館とか、水族館とかねっ!想像するだけでわくわくしちゃうっ!」

「ただいま~。」
まぁ、返事は無いんだけどね。
てか、返ってきたら怖い(笑) …はぁ。
「暇だなぁ~…」
あっ、そうだ。どうせ暇なら、ちょっと部屋を片付けようかな。

「よしっ!一通り、部屋の片付けは終わったな。あとは、タンスの中!」
そして、僕はタンスの中でなんかの封筒を見つけた。
「なんだろ、これ。開けてみよっ!」
パサッ

なんか落ちた。
これは…? 僕の、未来図?
なにこれ?記憶に無いんだけど。

「えっと、ボクわ、高こおせいになったら、友だちを100人つくるそちて、れいちゃんにゆう!」
(僕は、高校生になったら、友達を100人つくる!そして、れいちゃんに言う!)
それは、僕が小さい頃に書いたであろう紙と、未来図があった。

ふふっ。僕ってこんなことしてたんだ(笑)
友達、れいちゃんが戻るまでに100人作れるかなぁ?(笑)
頑張ってみよう。

4/13/2025, 11:00:34 AM

題【ひとひら】#3
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「やっと学校が終わったね~」
「ですね。大変でした。」
「…、その、れいちゃんは病気、どんな感じなの?」
「れい、ですか?」
「うん。悪化したんでしょ?大丈夫かな。」
「…。大丈夫、ですよ。きっと!」
「だよね。あっ、桜、綺麗だねっ。」
「ですね。とっても。れいにも見せたいです。さぁ、行きましょう!」
「うん。」


「れい!大丈夫ですか?」
「大袈裟だなぁ、、、うるくんは」
「だってだって。心配なんですもんっ!」
「そうだよ?れいちゃんには、元気で生きていてほしいし!」
「大丈夫だよ。ありがとうね、2人とも、、、」
「全然良いよ。僕たちは、れいちゃんが元気で居てくれたら、それで良いから!」
「そうですよ。また、3人で遊びましょう。いつまでも待ってますから!」
「っ。ありがとうっ。」
元気がないのか、いつもより静かだ。

なぜか、風で散る、ひとひらの桜の花びらが、れいの心のざわめきに感じて。
そんなことないのに、そう、感じてしまって。
どうしようもなくて。
いっそ、れいと僕が入れ替わったらって。
そしたら、れいは自由で。悲しむことなんてなくて。
きっと、幸せなのに。
僕は一体、どうすれば、

『れいちゃんを元気にさせられるの?』
「じゃあ、また来るね。」
「うん、待ってるよ。」

4/12/2025, 10:33:19 AM

題【風景】#2
(染谷 うる、赤根 れい、莉李、茉愛)

「教室、戻って来ちゃったなぁ。」
ふう、大丈夫。きっと。
いつからだっけ、こんなに勇気が必要になったのは。
ガラガラ

バシャッ
「えっ?」
「やば、引っ掛かったんだけど(笑)」
「まじ?(笑)」

寒い。
誰か、誰か。助けてよ。

「すみませ~ん!ここの教室に用事が…」
「っ!」
この声、昨日の先輩だ。
見られちゃうっ

「…って、あっ! 昨日の子だぁ!」
「っ。こ、こんにちは。」
「えっ!なんで濡れてるの!?大丈夫?」

「なぁ、あれって茉愛先輩じゃね?」
「本当だっ!今日も可愛い、、、」
「話したいわ~」
「てか、なんであいつが!」
「仲良くね?」

「あっ、えっと。」
どうしよう、視線が多い。集まってる。
「大丈夫、ですよ?(ニコッ)」
上手に笑えてるかな?

「っ。そっか。でも、濡れてると風邪引いちゃうかもだし…、タオル、使って?」
そう言って、先輩は僕にタオルを差し出してくれた。

「あ、ありがとうございます。」
「全然良いよ~!ところで、誰?」
「えっ?」
「雨降ってないのに、水で濡れるわけないじゃん」
「っ、大丈夫です。」
「だ~め!ちゃんと、楽しい学校生活を送ろう?」
「…。ですね。」
「よしっ、なんとなく分かった!」

「君たちでしょ?いじめたの。」
「だから?」
「やめようね~!メリットなんてないし。」
「そんなので、やめるとでも?」
「ふ~ん、、、ねぇ、そこの男子?」
「君たちの本音を教えて?やめようと思う?」
「はいっ!」
「えっ?ちょ!可愛いからって!」
「そうよ!強気は!?ふざけんな!」
「うっ、やめます!」
「よろしいです!偉い偉い。」
「もう!覚えててよっ!?」

「よしっ。大丈夫?莉李くん。」
「はいっ!ありがとうございます。本当に。」
「良いよ~!なんかあったら、また言ってね✨」
「はいっ。」
「ふふっ。バイバイ!」

「おはようございます。先生。遅刻で来た、うるです。」
「はいっ。また辛くなったら保健室にね。」
「分かりました。」

「あっ!うるくん!」
遅刻して、うるくんが来た。
「こんにちは。莉李。僕、朝いなくてごめんね!」
「大丈夫だよっ。」
「なんかされてない?」
「…、されたけど、先輩が助けてくれたから。」
「良かったです!その先輩に、あとでお礼にいきましょうかね。」
「うるくんは?」
「実は、遅れてきた理由もそれですよ。朝から大変でしたぁ。」
やっぱりか、うるくんが遅刻したら、大体その理由。
「そっか、なんかあったら、いつでも頼ってね!」
「ありがとうございます。莉李。ちなみに、れいは病気が悪くて。」
「そっか、お見舞い、行く?」
「行きましょうっ!」
「おっけい!また後でね!」
「はい!」

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