kiliu yoa

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2/20/2025, 1:47:03 PM

わたしは、あなたの眼差しが好きだった。

全く生気の無い、しかし、どこか秘めた悟ったような目が好きだった。

あなたの灰色の目と、赤色の髪が好きだった。

あなたを色恋の目で見たことは無かったけれど、

どこか、母親のような目で見ていた。

きっと、あなたを昔から知っていたからだろう。

あなたには、本当に助けられた。

当時には珍しく、わたしを女だからと軽蔑すること無く、

主君として仰ぎ、奉ってくれた。

あなたが居なければ、わたしは早々に死んでいただろう。


わたしたちの生きている時代は、封建主義と民主主義の狭間の時代。

ポンパドゥール夫人、女帝マリア・テレジア、哲人王フリードリヒ、

などの著名な人物とわたしたちの歳近く、やっとの思いで生かされた。

老いた者の愚痴だが、本当に大変な時代だった。


しかし、あなたという青年が心身を削ってまで努めて、

わたしを、わたしたちの家を荒波から生かしてくれた。

この恩は、永遠に忘れられぬよう後世に語って伝えましょう。

あなたは、わたしより十歳は若いのに、

あなたの齢は、高く見積もっても…まだ三十五なのに、

欲を言えば、もう少しだけ……、

わたしのような老いた者より生きて欲しかった。

救いは、あなたの死顔は本当に安らかだったこと。

それだけは、本当に良かった。

あなたの生涯は、わたしから見れば本当に波乱の連続で過酷だったから。


あなたの主君として、最後の命令です。

どうか、これからは安らかに睡るが良い。

今迄、本当にありがとう。







2/20/2025, 9:16:22 AM

Who are you?

A gray-eyed, red-haired man picks up a baby.

2/15/2025, 12:50:11 PM

It was powdered snowing that day.

「I like a listen your answer.」

My husband is a said.

「You already know.」

I am a said.

He looked like he was about to start crying.

「I understand.

 Because,I want to help you, even if it's just a little bit.」

 He exclaimed with all his might.

She smiled apologetically.

「See you liter.」

She turns away and leaves.

「Wait!」

I can run and run, but I can't keep up with you.

You are going farther and farther away.


This is where I woke up.

「You came to me in a dream.」

I told the picture so.

The picture showed a beautiful, smiling woman.


2/9/2025, 1:50:04 PM

あなたの背を見て思う。

何故、そこまで自分を追い詰めて、領民を優先するのだろう。

何故、多くの孤児と家族、同じ一族の家々に強いてまで、

この国の安寧を保つのだろう。

この国は極めて裕福で平和で、領民は思想、宗教、出生を問わず、

その恩恵を享受することが出来る。

楽園、そう呼ばれるに相応しい素晴らしい国だと思う。

しかし、その恩恵の背景には多大なる犠牲が伴っている。

公爵家の人々は、その基準に満たなければ処刑され、

武器や道具などと呼ばれる最下層の人々が、年齢の近い彼らの側近が、

彼らの名前など全てを受け継ぎ、成り変わってしまう。

武器は、幼き頃から他国へ戦争をする。

道具は、幼き頃から他国へ密偵をする。

武器と道具は、多くが幼くして命を奪われる。

その中から成人し、公爵家の人々の側に仕えられる者は本当に僅かだ。

公爵家の人々も大半が武器か道具に成り変わられる。

絶対的なルールと、それにより選ばれた優秀な人々による統治。

そうして、生まれた完璧に等しい国。

確かに、この国の人々は幸せだろう。

しかし、到底口には出せないが、とても歪だと思う。

ここまでの犠牲を出しながらも、多くの人々が尊重される国。

そして、あなたは辛うじて生き残った。

あなたは、常に領民を想う。

あなたは、常に情勢に気を遣う。

それ故、あなたの身体はもうボロボロだ。

毎日のように薬を飲み、辛うじて生きている。

どれだけ、お願いしても、あなたは身を粉にして働き続ける。


先日、彼の大国で革命が起こり滅ぼされたように、

このままでは、この国は制度疲労を起こして滅んでしまう。

あなたと最下層の人々の負担を、少しでも減らしたい。

どうしたら、この国の安寧の犠牲を終わらせられるのだろう。












2/6/2025, 1:33:21 PM

「これだから、人間は。」

金色の瞳の者は、吐き捨てるように言う。

「そのように人間と括るな。」

碧色の瞳の者は、金色を警告する。

「気持ちは分からなくも無いけど、その言い方は語弊を招く。」

銀色の瞳の者は、金色に共感しながらも、碧色を擁護する。

「われらが多様であるように、人間も多様だと私は思う。」

藤色の瞳の者は、丁寧に意見を述べる。


彼らの容姿は、まだ二十歳、そこらのように見える。

しかし、その雰囲気は歳を重ねた賢者のように威厳に満ちていた。

彼らが揃うと、それはまるで神々の会議のようだった。


「さあ、どう裁く。この人間たちを。」

金色は、冷酷な笑みを浮かべ、皆に問う。

「この管轄は、人間だろう。

 われらが口出しすべきでは無い。」

碧色は、無表情で答える。

「しかし、この度の件はわれらにも被害が及んだ。

 ならば、多少圧力を掛けるべきでは。」

銀色は、少し怒りの籠もった声で答える。

「この度の件、確かにわれらに被害が及んだ。

 しかし、私の管轄には被害報告は無い。

 私としてはもう少し全容の詳細を把握し、

 思考を巡らす余地があるように思う。」

藤色は、冷静に穏やかに答えた。

「私は、即刻死刑に処すべきと考える。

 戸籍ごと存在しないことにすべきだ。」

金色は、率直に述べた。

「貴殿の管轄に最も多くの被害が及び、

 尚且つ、我々にも被害が有った事で、

 今回の会議を開く事となった。」

碧色は、述べる。

「前置きは良い、さっさと貴殿の意見を述べよ。」

金色は、苛立ちながら述べる。

「まあ、そう焦らさなくとも。

 そのように苛立てば人間のように愚かになる。」

銀色は、金色を諌める。

「しかし、この度の件はかなり複雑のようだ。

 ここは、互いの得意とする分野ごとに分担しよう。」

碧色は、提案する。

「私は、その提案に賛成する。

 金色は被害報告の内訳を、碧色は事の発端の解明を、

 銀色は関係者の聴取を、私は人員を貸しましょう。

 そして、私は全容をより明確に把握する役も担いましょう。」

藤色は、碧色の提案を具体的に述べた。

「異論は無い。」

銀色は、同意する。

「処罰対象の断罪及び刑罰は、私に最終決定権が有るなら異論は無い。」

金色は、同意を示すが、条件を付け加える。

「私の管轄のみに被害を齎した場合以外なら、貴殿の意見に賛同しよう。」

碧色もまた、同意を示すが条件を付け加えた。

「私は貴殿らが提示した条件及び、その提案に賛同しよう。」

藤色は、賛同を示した。

「私も賛同する。」

碧色は、賛同を示した。

「私も先ほどと同じく、賛同する。」

銀色もまた、賛同を示した。

「私も異論無く、右に同じく賛同しよう。」

金色は、賛同を示した。


気が付けば、夜は明けていた。

彼らは、同意書にそれぞれ署名し、シーリングリングを押した。





風の噂で、この度の件は解決したと聞いた。


彼らと人間、

双方共に禍根を遺さず、

双方共に合意を得た、最適解を導けたようだった。









 




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