練習

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9/26/2024, 12:50:05 PM

そろそろ風鈴しまわなきゃ、と思った時。

#秋🍁

8/1/2024, 11:04:56 PM

 おばあちゃんに、ホースで庭に水をまいて、声をかけられた。ここ数日晴れ続き。今朝も水やりをしているが、昼の日差しは厳しく夕方には植物はぐったりしている。これは明日も水やり必須かな。

#明日、もし晴れたら

7/31/2024, 3:00:08 PM

 自らの罪に耐えられなくなった時、躊躇いなく殺して欲しいと願うから。


#だから、一人でいたい。

3/22/2024, 11:40:19 AM

 今日の部室は賑やかだ。二年生三人が依頼人用のソファに座り、机を囲んでスマホゲームをしている。何でも昨日始まったイベントのクエストをやっているのだとか。まあこいつらが騒がしいのはいつも通りだ。彼らを横目で見つつ、渚紗は部室の奥にいる尼子の席へと向かう。
 珍しく三年生も多い。普段は兼部している技術部の活動に行っている小埜上がいる。
「昨日面白いことがあったんだって?」
「なんで知ってんだ」
「俺が話した」と、小埜上と同じクラスの尼子が言う。昼休みにでも喋ったのだろう。小埜上はその時のことを思い返すように目を瞑り、
「ゴミ漁りの犯人は、実はゴミを漁っていたんじゃなくて、壊した部室の備品をこっそり捨てようとしていた。でもその壊した備品というのが、実は他の部員が仕掛けたドッキリで、元々壊れてたやつを本物とすり替えた偽物だった……」
「バカバカしい」渚紗はため息をついた。「何がドッキリだ」
「私は好きだけどなー」と言う小埜上は、自分が興味があることならすぐ首を突っ込むタイプだ。
「今回に関しては仕掛ける相手がよくなかったかもね」と尼子。「まあ、当人達の間でもう和解はしてるみたいだから、いいんじゃない? ーーそうだ、今度渚紗にもやってあげようか」
「投げ飛ばすぞ」渚紗は尼子を睨んだが、そんなものは意に介さず、
「私も協力しよっか」
「お、頼もしいね」と、小埜上と盛り上がっている。
「ガキか」
「遊び心」と尼子は言い換えた。
 普段は周りの高校生より、一歩も二歩も大人びた立ち振る舞いをするのに、こういうことになると妙にはしゃぎ出すのは何なのだろう。
 こいつらも高校生なんだな、と同い年にも関わらず渚紗はしみじみ思うのだった。

#バカみたい


桜木渚紗(さくらぎなぎさ)
 ……高校3年生。口が悪く見た目はヤンキー。何事も達観しており無気力だが、自分がやりたいことが特にないため、人から頼まれると断れないタイプ。

尼子伶俐(あまごれいり)
 ……高校3年生。探偵団の団長。常に笑顔を崩さない食えないやつ。常識人に見えてやることは結構変わっている。渚紗とはちょっとした因縁がある。

小埜上因(おのうえゆかり)
 ……高校3年生。プログラミングなどコンピュータに関することが得意だが、反面PC中毒らしい。人間関係のこじれた話が大好物。


3/21/2024, 2:32:46 PM

 今日はやけに静かだと思いつつ部室のドアを開けると、案の定いるのは尼子一人だった。
「今日はこの二人だけかな?」とやつは言う。「来るつもりがあるなら、皆とっくに来てる時間だしね」
 面倒なことになりそうな気配がして、すぐにオレも帰ろうかな、と思ったが、その思惑に気づいたのか、
「依頼はあったよ」とすかさず付け足す。「せっかくだから二人でやらない?」
 左の人差し指と中指で挟んだ一枚の紙をチラつかせる。
「探し物? 恋愛相談? それとも他の人間関係?」
 それがここに持ち込まれる依頼の大半を占めていた。百歩譲って探し物は手伝ってもいいが、他はお断りだ。しかし、
「いや、ホラー系」と尼子は言った。
「帰るわ」
「夜にゴミ捨て場を漁ってる人がいたから真相をつきとめて欲しいんだって」
「野良猫だな」
「人影を見たらしいよ」
「じゃあ先生かなんかがゴミ捨ててたんだろ」
「多分生徒だって」
「居残り掃除か」
「夜だってば」
 尼子は立ち上がると、
「ま、そういうわけだから、調査手伝ってよね」と、部室の鍵を持って出ていこうとした。
 普段は団長として後方でにやにやと笑っているだけだが、自分が主体的に動き始めるとすぐこれだ。こいつのやり方は強引なんだ。オレの言うことなんか聞いちゃいない。もう一人誰か来ればそいつに押し付けるのに、なぜこういう時に限って二人なのだろう。
 大きなため息が出るほどうんざりしていたが、家に帰ったところで特にやることもない。
「終わったらアイスでも奢るよ」というやつの提案に少し心揺らぐ。
「人を餌付けするな」
 悪態をつきながら、何だかんだついて行くことになってしまうのだった。
「二人だけだと、初めて依頼受けた時みたいだね」と言う尼子に、
「十回以上やってるだろ」とつっこまずにはいられなかった。

#二人ぼっち

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