ことり、

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9/30/2023, 5:55:02 PM

ぼくの仕事場は、擬人間を作る工場。

擬人間、その名の通り、人間を模した人間でないもの。現代ではいい働き手だ。
ぼくの仕事は、コンベアーで流れてくる
日によって違う、組み立て前の部品の検品。
といっても、
AIカメラがほぼしてくれる仕事の、補助。
人間のぼくが、A Iの補助。
なんだか笑けてくるね。

どこまでも白い工場内。一応窓、天窓なんておしゃれにあるけど、
切り取られた青は、ましかく。
等間隔に並ぶ、灰色の作業服のぼくら。

きっと明日も、その次の日も、
ぼくらはここにいて、なんならぼくの
次の世代のぼくらも、同じ作業を
しているんだろう。

ディストピアを絵に描いたら、
こんな感じなんだろうな。いや、
絵になんか描かなくてもいい。
ここはまさにそのものなんだから。

9/29/2023, 11:00:24 AM

三浦大知さんのアルバム「球体」。
現代アートのような美しいアルバム 
なのですが、

「静寂に包まれた部屋」と聞いて、
これは、と浮かんだ曲は「硝子壜」。

コロナ禍でYouTubeに
アーティストさんが、
「ステイホーム」のお供に、
とよくLive映像を投稿してくれたのですが、
三浦大知さんも、このアルバムのLive映像を
投稿してくださって、良く見ていました。

Live行きたいねえ…。

(取り止めなし)

9/29/2023, 10:54:16 AM

別れ際に、で思い浮かんだのは
「刑事コロンボ」。
犯人と話して、別れ際に
「あともうひとつだけ…」と
犯人の緊張が緩んだところで、本質に迫る 質問を重ねる。

流石に刑事に聞かれたことはないが、
就活ではある。
「最後に、何かご質問はありませんか?」
というやつ。

ないわ!と思うが、そこはにこやかに、
「たくさんお話しさせていただいたので、
入社後のイメージができ、ますます御社で働きたいと感じました」
というのもベターらしい。

最後まで、何事も気が抜けないものですね。

9/28/2023, 4:20:31 AM

ただの通り雨だよ、すぐ止むよ。

それが、こんなに尾を引くなんて。
人生何があるかわからない。

あれからぼくの心はずっと雨模様。
お日様は何処に行った?傘は役に立たない。

雨上がりの虹を探しに行こう

9/26/2023, 11:26:45 PM

秋。
いつものように、友人との小学校帰り。
神社の前で、顔馴染みの近所のおばさんが、
銀杏の落ち葉を掃いていた。
立ち上る煙と、焼き芋の美味しそうな匂い。
私たちは目配せして、いい子を装い、
お手伝いを申し出た。

一通り掃き終わり、綺麗になった境内。
私たちはお目当ての焼き芋を食べながら、
友人はたくさんの落ち葉の詰まった
業務用のゴミ袋の上でジャンプを
繰り返した。ボンボンと弾んで
気持ちよさそうだ。
そして、当然と言うか、
ボフッという音と共に、ゴミ袋は弾け、
1時間かけた掃除は見事、振り出しに。

おばさんと私たちの、笑い声が境内に
響いた。

何ということのない、幼い頃の話。

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