三浦大知さんのアルバム「球体」。
現代アートのような美しいアルバム
なのですが、
「静寂に包まれた部屋」と聞いて、
これは、と浮かんだ曲は「硝子壜」。
コロナ禍でYouTubeに
アーティストさんが、
「ステイホーム」のお供に、
とよくLive映像を投稿してくれたのですが、
三浦大知さんも、このアルバムのLive映像を
投稿してくださって、良く見ていました。
Live行きたいねえ…。
(取り止めなし)
別れ際に、で思い浮かんだのは
「刑事コロンボ」。
犯人と話して、別れ際に
「あともうひとつだけ…」と
犯人の緊張が緩んだところで、本質に迫る 質問を重ねる。
流石に刑事に聞かれたことはないが、
就活ではある。
「最後に、何かご質問はありませんか?」
というやつ。
ないわ!と思うが、そこはにこやかに、
「たくさんお話しさせていただいたので、
入社後のイメージができ、ますます御社で働きたいと感じました」
というのもベターらしい。
最後まで、何事も気が抜けないものですね。
ただの通り雨だよ、すぐ止むよ。
それが、こんなに尾を引くなんて。
人生何があるかわからない。
あれからぼくの心はずっと雨模様。
お日様は何処に行った?傘は役に立たない。
雨上がりの虹を探しに行こう
秋。
いつものように、友人との小学校帰り。
神社の前で、顔馴染みの近所のおばさんが、
銀杏の落ち葉を掃いていた。
立ち上る煙と、焼き芋の美味しそうな匂い。
私たちは目配せして、いい子を装い、
お手伝いを申し出た。
一通り掃き終わり、綺麗になった境内。
私たちはお目当ての焼き芋を食べながら、
友人はたくさんの落ち葉の詰まった
業務用のゴミ袋の上でジャンプを
繰り返した。ボンボンと弾んで
気持ちよさそうだ。
そして、当然と言うか、
ボフッという音と共に、ゴミ袋は弾け、
1時間かけた掃除は見事、振り出しに。
おばさんと私たちの、笑い声が境内に
響いた。
何ということのない、幼い頃の話。
傷ついてないふりも、疲れたな。
実家から帰る高速バス。
窓の外に広がる田園風景。
季節ごとの田んぼを眺める良い機会だ。
だった。もう最後になるかもしれない。
親と同居してる姉の、
介護の愚痴。夫の愚痴。仕事の愚痴。
田舎の愚痴…。
私をサンドバッグにして、
姉の日常は成り立っていた。
いつものように、姉が言うだけ言って、
あなたは独身で身軽で良いわねえ、
都会で気楽で。と
殺意が湧いた。
静かに言った。
私、お姉ちゃんのトイレの汚物入れ?って。
それからはよく覚えていない。
事務的にバスの予約をとって、荷造りして。
姉に反抗したのは初めてだ。
私は、親を、家族を、捨てたのだろうか。
それとも、捨てられたのだろうか。
窓から見える景色が滲む。
運転手さんがちらちらこちらを見ている、
ような気になる。
何だと思われてるのだろう。失恋?
んなアホな。
次は〇〇バスターミナル、終点です
さあ、切り替えよう。
独身で身軽な、都会の気楽な日常だ。
バスを降りると、雑踏に紛れる、
ただの旅行者。ガラガラ引いて、
お家に帰ろう。私だけのお家に。