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10/22/2024, 11:07:41 PM

3年間腕を通した夏服も今日でさよなら。

長い長い夏が終わって冷たい風が冬服を歓迎してる。

これからよろしく大切に着るから。

そう言った私に冷たい風はいっそう強く吹いてきた

今日も始まる風との戦い





─────『衣替え』

10/21/2024, 11:17:51 PM

好きだった自分の声がいつからか嫌いになった。

大好きなワンピースもやめて

私はいつもパンツスタイル。

憧れだったハイヒールも

今ではスニーカー一択。

腰まで伸ばしたツヤツヤ髪も

今ではショートカット。

私の大好きはいつも私に邪魔される。

周りが言う私らしさを求めていたら

私が好きなものから遠くなっちゃった。

でもあの子は違かった。

私らしい私じゃなくて

私が好きな私を見てくれた。

嬉しかった。声が枯れるまで泣いた。

だってあの子は

「似合ってない」「いつもの格好の方がいい」

なんて言わないでありのままの私を受け入れくれたから

あの子は私の救世主





─────『声が枯れるまで』

10/20/2024, 11:10:12 PM

始まりはいつも人任せ。

みんなの流れに流れてただ過ごしてる。

これが私。

でもアイツが来てから

私の日々は変わった。

アイツ外から来たのに遠慮って言葉知らないんだよ。

私のテリトリーに遠慮なく踏み込んできた上に

私を連れ出そうとするんだ。

悔しいんだアイツが来てから

楽しいと感じる私の日々が

私のいつもはアイツから始まる。





─────『始まりはいつも』

10/20/2024, 12:38:45 AM

言葉を交わしてるのに

目は合わない。

そんな君が嫌いだ。

メッセージを送っても

既読無視か

五文字以内の返信が基本の

君が好きじゃない。

いつも僕だけが浮かれてるような

そんな関係がいつか変わって欲しいと思う。

だってすれ違いざまに笑う君が好きだから。





─────『すれ違い』

10/18/2024, 11:51:21 PM

秋晴れの空の下

加速する心拍数を隠しながら歩く私がいた。

だって今日は面接!!なのだから。

もう帰りたい。

今からUターンして家に行きたい。

そんな気持ちを心の隅に置きつつ

私はもう既に入口まで来ていたのだ。

緊張する。もう汗が吹き出そうだった。

優しく声をかけてくれる大人たちも

今は巨大な何かに見える。

面接練習では第一印象は7秒で決まるとか言われたけど

そんなの入り口でミスったら終わり。

こんなことを考えていたら

消えていなくなりたいと思ってしまう。

面接は一人だけの戦いだから怖い。

秋晴れの空に吹く風が私の緊張ごと

吹き去って行けばいいのにと私はずっと考えていた。





─────『秋晴れ』

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