好きだった自分の声がいつからか嫌いになった。
大好きなワンピースもやめて
私はいつもパンツスタイル。
憧れだったハイヒールも
今ではスニーカー一択。
腰まで伸ばしたツヤツヤ髪も
今ではショートカット。
私の大好きはいつも私に邪魔される。
周りが言う私らしさを求めていたら
私が好きなものから遠くなっちゃった。
でもあの子は違かった。
私らしい私じゃなくて
私が好きな私を見てくれた。
嬉しかった。声が枯れるまで泣いた。
だってあの子は
「似合ってない」「いつもの格好の方がいい」
なんて言わないでありのままの私を受け入れくれたから
あの子は私の救世主
─────『声が枯れるまで』
10/21/2024, 11:17:51 PM