Na

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8/24/2023, 8:38:46 PM

彼女はあの日から

やるせない表情を浮かべる

僕はそんな彼女を見ていたくない。

だって君の笑顔に心奪われていたから

もう元通りになってよ





─────『やるせない気持ち』

8/23/2023, 9:16:28 PM

月が海に沈む景色を覚えてる。

綺麗だった。

まだ見た事のない景色だったから。

神秘的だなって感じたと思う。

その時は私のことでいっぱいいっぱいで

嫌な気持ちが溢れそうだったから

より月が海へ沈む景色は綺麗で

心を落ち着かせてくれた。

それと同時に私は私のままでいいことを知った。

いつかまたあの景色を今度は1人じゃなくて

大切な人と見に行こう





─────『海へ』

8/22/2023, 6:36:48 PM

「また靴下裏返しにしてもう何回言ったらわかるの?」

少し怒って名前を呼ぶ君は

いつも僕を叱ってくる

それでも何回も何回も

同じように注意してくれる君

そんな君が大好きだ。

いつかは裏返しにしないようにするから

ずっと僕の事見てて欲しい。





─────『裏返し』

8/21/2023, 11:21:31 PM

先生の話を聞き流しながら見る外が好きだった。

窓側の席にいる私は外を見ても

誰とも目が合わないと思っていたのに目が合った。

椅子から落ちるところだった。

綺麗な羽を持った君は誰?

思わず仲良くもない隣の席の子に話しかけた。

「あれ、見える?」

窓を指さして聞くが

「何が?」

「人飛んでない?鳥みたいに」

「見えない。大丈夫?具合悪いの?」

見えない?

有り得ない

自分にははっきりと見えているのに

「ううん、なんでもない。」

そう言ってまた私はまた外に視線を移した。

やっぱり君は

私をじっと柔らかい笑みを浮かべて見つめていた。

太陽が高く上がって窓から日が差している

君の影もしっかり写っている

これが見えないなんてどういうこと?

でも私はこういう状況にドキドキしていた。

もし私にしか見えていないなら

そのわけがきっとあるはずだから。

どうしよう

鳥のように飛ぶ君の笑顔に一目惚れ





─────『鳥のように』

8/20/2023, 11:29:30 PM

僕の視界には真っ赤に染った君と

ずっと流れ続ける血液が写る

「死なないで」

君は僕に言うけど

僕は君にその言葉を言いたかった。

「こっちのセリフ、死なないで」

その言葉を聞くと

僕に柔らかい笑顔を見せた。

「好きだよ」

その一言で彼女は動かなくなった。

さよならを言う前に

君はいなくなってしまった。

冷たくなる君の手を取って僕は涙を流していた。

「僕だって君が好きだ...」

君をずっと忘れないよ





─────『さよならを言う前に』

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