「何が違うんだろう?」
私しかいない部屋でそっと呟く。
みんなに聞きたい。
鏡の中の自分が可愛く見える現象あれってなんだろう?
え?待ってめっちゃメイク上手くいった!!
鏡の中の自分を見て思う。
記念に写真でも撮ってみようかな?
いい感じに写ってると思って見て見たら,
鏡で見た自分はいなくなっていて
「え?」
誰ですかレベルで変わってるんですけど...。
ありえなく無い?
鏡ってなんか自分が可愛く,カッコよく,
自分の良いところを最大限に引き出す力あるよね?
私の他にも
こう思っている人っていると思うんだけど
他の人と比べたら
痩せてないどころか標準体重より全然重いし
顔が整ってるかって言われたら整ってないし
理想の自分になるのが難しいよね?
自分の理想を手に入れるために
みんな努力しているのは分かってる
その度に私も頑張っているのに
なんであの子の方が何倍も輝いて見えて
ちょっと辛くなってきちゃうよね?
在り来りな言葉になっちゃうけど
自分のことどんな時も可愛いしカッコイイし
自分が1番輝いてるって思わなくちゃ
自分磨き頑張ってる人
頑張ろうって気持ち持ってる人
全員偉いと思う!!
ポジティブでいなきゃ
自分の人生自分が主役だよ!!
鏡で可愛く見えて写真で別人に見えるくらいなら
鏡で見た自分が写真に映るまで
頑張ってみてもいいんじゃない?
きっとすぐに実行できる人
すぐには難しい人もいると思う
自分だって後者にあてはまってしまうから。
自分のペースでゆっくりでいいよ。
何歳からでも私たちは輝ける
︎︎ ︎︎ ︎︎"待ってろよ!鏡の中の自分︎︎。理想の自分に出会うまで ︎︎"
─────『鏡の中の自分』
眠りにつく前に私あなたに触れたい。
眠りにつく前に私あなたを見たい。
眠りにつく前に私あなたと話をしていたい。
こんな想いは彼に伝えられなくて
私と比べ物にならないくらい彼は
頭が良くて優秀で
それでいて
世界一なんじゃないかってくらい優しい
こんなワガママ言ったら彼はムリをしてまで
叶えようとしてくれるから。
この想いはまだ伝えられない
そんなこと考えてたらもう25時を回っていた。
...もうそろそろ寝るか。
寝る準備をしていたら突然スマホが鳴った。
......彼からの電話
こんな時間にめずらしい。
「もしもし?どうしたの?」
「こんな時間にごめん。
もう寝るところだよね。
俺ちょっと好きな人の声が聞きたくて...
会いたくなって。
ごめん。ワガママで。」
「ううん...嬉しい。
私もちょうど好きな人の声聞きたくて。
会いたくて。
でも,ワガママ迷惑かなって思ってた。」
「君からのワガママなら迷惑じゃないよ。
俺もワガママ言っていい?
...そろそろ一緒に住みませんか?」
「え...?」
「俺も仕事終わって家に帰ったら,笑顔で
おかえりって言って欲しいし
お疲れ様って言って疲れた時癒してくれる
彼女が...嫁が欲しい。
...だから一緒住みませんか?」
「ほんと?ほんとに言ってる?
...私もあなたと一緒に住みたい。同じ気持ちだよ。」
「嬉しい。こんな時間にごめん。
また明日LINEするわ。おやすみ。」
「うん。電話嬉しかったよ。おやすみなさい。」
...嬉しい。
電話で話ができていたし,
一緒に住むことも決まった。
幸せだなぁ...。
私今度から彼にワガママ少し言ってみようかな。
素直な気持ちを伝えてみよう。
そうしたらきっと彼も伝えてくれるから。
私眠りにつく前に
これから何年先もずっと彼の横で好きを伝えたい。
─────『眠りにつく前に』
小さい時から一緒の彼と私は
「大きくなったら結婚しようね!!」
「うん!!」
こんな幼稚園児,保育園児の時に
ありがちな会話もしていて
これって少女マンガの流れだったら
何年後には付き合って結婚なんて流れなのに...。
現実にはそう上手くいかなくて。
─高校生の時─
彼は私に言った
「今日からは別々で帰ろう」
「...え?」
十数年一緒に過ごして
初めての発言に言葉が出ない。
「俺。もう彼女できたから...もう一緒に帰れない。」
「え!?彼女...良かったね。大切にするんだよ...!」
素直におめでとうが言えない私。
......私,なんて勘違いしてたんだろう...。
彼も私のことが好きで
私も彼が好き
両片思いの関係だと勝手に思ってたみたい。
あの彼の言葉を最後に
私は彼を避けるようになった。
彼女さんに悪いし,
私が彼に惚れてしまっているから,
これ以上惚れないように。
最初のうちは私のことを
彼が気にしてくれていたのに
半年が経つと今までの関係が
嘘みたいに他人になってしまった。
─数年後─
私はまだ彼が好き。
ずっと思い続けてるの。諦めきれなくて。
スマホに通知が来た。
「俺,この間プロポーズ成功したわ」
この一言に
心臓が大きく波を打った。
この気持ちに終止符を打たなければならない時がきた。
「え!?ホントに?おめでとう!」
こんな言葉を打っているうちに
画面が濡れているのに気がついた。
あぁ...私泣いてるんだ...。
自分の気持ちはもう伝えることができない
だから心の中で思い続けて,好きでいていいですか?
何を言われてもこの気持ちは永遠に変わらない
─────『永遠に』
こんな世界に生まれたくなかった...。
なんてこの世界に産まれてから何回思っただろうか。
毎日毎日同じことの繰り返し。
まるで同じ曲を何度もループしてるみたいでつまらない。
学校に行くと,
前回の授業と同じような内容を学んで,
皆と同じ行動をして,
苦手な人嫌いな人がいて
クラスメイトってだけで興味のない話をされて,
どうでもいい自慢話を長々と話されて
別にいじめられているわけではないのに。
こんなにも昨日と代わり映えのない日なんて
もう...つまんない。
こんな日常に逃げ出したくなる。
自分の理想の世界に行けたらいいのに...。
何度そう思っただろうか。
私の理想
苦手な人嫌いな人がいない世界
自慢話は無くなって興味のある話しかしない世界
いつも通りがない世界
いつも楽しく過ごせる世界
こんな世界に行きたい。
しかしあなたは知っているだろうか?
この理想もずっと続いてしまえばつまらない世界になってしまうことを。
このことに気づくまで,
私の日々は変わらないと思っている。
いつの日かこのことに気づいた時
私の日常は大きく見方が変わる。
そう信じている。
─────『理想郷』
「ねぇ,覚えてる?」
「...ん?何を?」
彼女の突拍子の無い言葉は僕を混乱させた。
「この時期に告白してくれたこと。」
「あぁ覚えてるよ。去年も言ってたね。それ。」
「うん。この時期にここを通ると思い出しちゃうんだよね。」彼女は俺のほうを見て笑った。
実は,卒業式の日に伝えようとしていた。
なんで予定していないこの時期に想いを伝えたのか。
それはあいつと付き合ってしまうのを避けるためだった。何年も想いを寄せているのに,彼女は見向きもしないで「あ〜彼氏欲しい〜」なんて言っているのだから。「好きな人ができた」なんて聞きたくなくて
学校帰りの帰り道俺は君に伝えた。
「君が好きだ。」
あれは3年前の話。
制服を着ていた私達はもう居なくて
学校生活を思い出しながら
これからもよろしくお願いします。
ずっといっしょにいようね。
─────『懐かしく思うこと』