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眠りにつく前に私あなたに触れたい。

眠りにつく前に私あなたを見たい。

眠りにつく前に私あなたと話をしていたい。

こんな想いは彼に伝えられなくて

私と比べ物にならないくらい彼は
頭が良くて優秀で
それでいて
世界一なんじゃないかってくらい優しい
こんなワガママ言ったら彼はムリをしてまで
叶えようとしてくれるから。
この想いはまだ伝えられない

そんなこと考えてたらもう25時を回っていた。
...もうそろそろ寝るか。
寝る準備をしていたら突然スマホが鳴った。
......彼からの電話
こんな時間にめずらしい。
「もしもし?どうしたの?」
「こんな時間にごめん。
もう寝るところだよね。
俺ちょっと好きな人の声が聞きたくて...
会いたくなって。
ごめん。ワガママで。」
「ううん...嬉しい。
私もちょうど好きな人の声聞きたくて。
会いたくて。
でも,ワガママ迷惑かなって思ってた。」
「君からのワガママなら迷惑じゃないよ。
俺もワガママ言っていい?
...そろそろ一緒に住みませんか?」
「え...?」
「俺も仕事終わって家に帰ったら,笑顔で
おかえりって言って欲しいし
お疲れ様って言って疲れた時癒してくれる
彼女が...嫁が欲しい。
...だから一緒住みませんか?」
「ほんと?ほんとに言ってる?
...私もあなたと一緒に住みたい。同じ気持ちだよ。」
「嬉しい。こんな時間にごめん。
また明日LINEするわ。おやすみ。」
「うん。電話嬉しかったよ。おやすみなさい。」

...嬉しい。
電話で話ができていたし,
一緒に住むことも決まった。
幸せだなぁ...。

私今度から彼にワガママ少し言ってみようかな。
素直な気持ちを伝えてみよう。
そうしたらきっと彼も伝えてくれるから。


私眠りにつく前に
これから何年先もずっと彼の横で好きを伝えたい。





─────『眠りにつく前に』

11/2/2022, 6:27:13 PM