茶園

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5/29/2023, 9:12:39 AM

半袖について思ったこと

・半袖を着ると、何だか解放されたような気分になる。肩の重くなる上着、セーターから解放されるのだ。

・半袖になると、行動の自由が許される。両腕を真上に上げて背伸びをしたり、バレリーナがやってるような、片足を頭の上まで上げるあのポーズだって気楽にできる。
 半袖を着ただけで何でもできるスゴい人になったような気分だ。半袖は着る人に行動の自由と無限性を与えてくれる。

 これから半袖の季節が続く。秋まで。自由の始まりだ。

5/27/2023, 8:36:29 AM

月に願いを🌛

 今夜は星にではなく月に願う。
 なぜかって?月の方が大きく見えるし、月が夜空の星の中で一番近いからさ。

 一番近い星に願い事をすると、より確実に願いが叶うのだろうか。

 今実現させたい、挑戦したいことが山積みで、胸がドキドキしているのだが。
 その機会がすぐ目の前にあるのに、自分はさせてもらえることができない。
 自分は不器用で要領悪い、世間知らずだからやめとけと。
 でも、やってみたい。そうでなきゃ勿体無い。葛藤が強く、涙が出そうになる。

 月は大きいから、夜空の数多の星に埋もれることはない。宇宙ではちっぽけな存在だが、地球から見ると夜空を治める王様のようだ。
 もしかしたら、地球で月にお願い事をすると、夜空の星中にもお願い事が届くかも。

 そんな淡い希望を持っては、願い続けた。

5/25/2023, 4:25:09 PM

雲がなくても降り止まぬ雨
お題『いつまでも降り止まない、雨』

 長き梅雨が過ぎ、空は明るくなってきた。
 花や草、車、建物は雨の雫を落とし、生き物は元気に外に出る。
 雲は跡形もなく消え、太陽は地上を優しく見つめるように照らす。

 しかし、一人だけ雨の中に取り残された人がいた。彼は先の見えない未来に希望を見出だせず、悲しい表情を浮かべ、水溜まりを見つめている。

 水溜まりに映った自分の顔は、雨雲のようにどす黒い。見れば見るほど情けなくなり、悲しくなり、涙が溢れてきた。
 彼はまるで雨雲のように大量の雨を降らせた。水溜まりに映るもう一つの世界に。
 空がどれだけ雲がない心地いい天気でも、彼の心は降り止まぬ雨でいっぱいだ。
 彼の梅雨は、いつ終わるのだろう。

5/23/2023, 11:42:20 AM

逃れられない呪縛!?

・正直、このタイミングでこのお題が出るのは驚いた。
 昨日、まさしく呪いとエクソシストに関する特集をテレビでやってたからだ。数十年間苦しめられて、エクソシストによりようやく解放された人の話を聞いたときは衝撃的だった。非科学的なものである呪いは、本当に存在するのか、と。
 非科学的なものとはいえ、今の科学は発展途上なので解明できていない現象は多々あるだろう。呪いもまた、科学で未だ解明されていない現象の一つだ。

・とはいえ、どれだけ科学が進歩しても解明できないものも、恐らくあると思う。
 言霊は、解明できないのではないだろうか。言ったことが現実になったり、周りに影響を与えたりする不思議な力。言葉自身に力があるのは勿論だが、それを唱える皆にも力があり、操れるのだ。

・とある人は言った。神様はいるし、悪魔もいる。ただ、それを創ったのは人間だと。
 八百万の神様も人間が考えたもので、神々は与えられた役割を果たしている。
 悪魔もまた人間が考えたもので、同じように与えられた役割を果たしている。
 悪い偶像を創造すると創造者自らの首を絞めることになるため、悪魔という存在を考え出すなと、その人は怒っていた。

・そういう意味でも、呪いを創造し、唱えるのはやめるべきだ。その力が災いし、結局は創造し唱えた者を束縛してしまうから。逃れられない呪縛に掛けられたくなければ、最初っから呪いという言葉や存在を創造しないことだ。

5/22/2023, 4:24:25 PM

前回の続き

 西田 悠太は昨日の出来事が頭から離れないでいた。
 夢なのか現実なのか。あれは本物の宇宙人なのか。本当に宇宙人がやってきたのか。
 あの時、もし「はい、呼びました」と嘘をついていたら、どうなっていたのか。どこか知らない星へ連れていかれるのだろうか。
 そもそも、歌を歌ってるだけなのになぜ彼らは自分たちを"呼んだ"と錯覚したのだろうか。
 もしかしたら、昨日歌った歌に、宇宙人へのメッセージが込められているのかもしれない。
 それならば、試してみよう。
 すぐさま紙とペンを取り出し、昨日歌った歌を洗いざらい書き出した。全部は思い出せないが、できるだけたくさん書いた。
 メモを見返すと、最近の流行りの曲ばかり歌っていたことに気づく。しかし、どう頑張って見ても、宇宙人を思わせる言葉はなかった。
 これではどの歌がそうなのか分からない…。今日の夜、同じ時間にもう一回同じ順番で歌ってみるしかないのか。
 ただ、思い出せない曲もあるため、宇宙人が来るかどうかは分からない。ボーッとしていた自分を恨んだ。

 その時、ニュースが始まった。最近どうでもいい報道ばかりで見ていなかったが、いくつか奇っ怪な言葉が耳に飛び込んできて、思わずテレビに顔を向けた。

『午前11時頃、○○ビルの1階の壁に突然半径2メートル程の穴が開いたとの通報がありました。しかし、現在穴はなくなっている模様。目撃者の発言によると、穴を開けた者もおらず、勝手に穴が開き、1分後に穴は消滅したとのことです。現時点では詳細は分かっておらず、今も調査中です』

 どういうニュースなのだ。勝手に穴が開くのか?物理的に有り得ることなのだろうか。
 気になるが、それより、今日の夜が待ち遠しい。メモに書きまとめた歌を歌った順番通りに歌おう。
 西田 悠太はメモを握りしめ、大切に保管し、夜を待った。

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