伝えたいことを形に
・バレンタインデーの前日だからか。このお題が出るのは。
私はバレンタインデーは好きな人がいないから必然的に義理チョコとか友チョコとか自分へのチョコかになる。
特に自分へのチョコは思いっきり自分の好きなものにしたい。一番贅沢なチョコを自分にプレゼントしてやるのだ。
自分へのチョコは、自分への労いの気持ち、感謝の気持ち、自分を好きだと思う気持ちを伝えるためにある。好きなチョコをこだわって選んでいる時点でその気持ちがあると思うから。
・伝えたい気持ちがあるならば、チョコでなくてもいいと思う。花だとか言葉でも良い。相手の好きなものなら尚良いだろう。好きなものを貰ったら、相手は自分のことを分かってくれてると感じ、嬉しくなるものだから。
・これらを考えると、やはり伝えたいことは形にしなければならないのだろう。伝えなかったら、相手には伝わらずに終わってしまう。そうなればその後の後悔は大きい。それならばいっそ伝えてしまえ!
短い小説 『花束』
綺麗な花を数輪摘み、一つの花束を作った。
花といえば赤色、青色、黄色、白色、紫色…。
大体この5色であろう。この5色がバランス良く摘まれたものこそ見栄えが良さそうに見えるが、敢えて少し色に偏りをみせたほうが実は美しい。色も大きさも整っていないのが自然であって、ありのままの花なのだ。
1本1本、一番良いと思う組み合わせ、配置、色合いを考えて花束を作る。花を買いに来た人たちに存分に幸せになってもらいたい。花を買いに来た人たちは、きっと、大事な目的があるだろうから。
短い小説 『溢れる気持ち』
うちの周りには、何かに一生懸命になりすぎてそのことしか頭にない者がいる。
例えば、身体を鍛えるのに必死になりすぎて怪我しても筋トレやめない人。
人に何かを教えるのに必死になりすぎてスパルタみたいになっている人。
彼らは、気持ちが溢れすぎて爆発している。
私も、気持ちが溢れることは多々ある。様々なことに。私はクールに見えて感情的だ。私は自分が出来ることを増やしてやりたいことをやりたいという気持ちが溢れている。その為か、出来なかったら悔しい気持ちでいっぱいになるし、出来たら嬉しい気持ちでいっぱいになる。
昔はもっと感情的だった。何もできない自分が嫌すぎた。
「おい?その程度しか出来ないのか??」
昔の話だが、性格の良くない人がいた。その人はたくさんの人を殴ったり騙したり泣かせたりして周りから嫌われているが、本人は全くお構い無しという雰囲気だった。その人の暴走を止めようとしても歯が立たず、胸くそ悪い思いをしたこともあった。一発蹴ってやりたいが、上手く出来ないことに腹が立って仕方がなかった。
その人は、今は引っ越したようだが…?
「…」
何もない空間。外も中もなく、果てしなく虚無。そこで、一人うずくまっていた。殺風景過ぎる空間、そこにいる一人も、その空間に溶け込んでしまいそうであった。
顔も体もやつれており、服もボロボロで、体も何年も洗ってないようだった。
一人は涙を浮かべ、頭を抱え込んだ。何かに怯えるように手足が震える。
“あの時何で人に優しくできなかったのだろう…”
その人は取り返しのつかないことをしてしまったようだ。たくさんの人を悲しませた結果、世界から追い出されたのだ。
後悔しても仕切れず、ひたすら後悔するしか出来ず、絶えず涙が溢れたのだった。
I LOVE…
私には、とんでもなく好きなものがある。愛してると言えるほどたまらなく好きなものがある。
四六時中好きなものについて考えている日もある。ミスをして怒られている時でさえ、考えてしまってたりする。
だけど、その、好きなものについても、好きだという気持ちも、誰にも言えない。言わない。
言ったら、否定されそうで。否定されたら、傷つくから…。
それに、その好きなものは、それを知らない人たちには、存在を知らない限り、見ることも触れることもほぼ不可能だから。
でも、否定されたとしても、分かってもらえなくても、好きなものは好きだ。愛でて何が悪い?!
皆それぞれ愛でてるものが一つや二つはあるだろう?!
ちなみに私が好きなものは…
……………………………………やっぱ言わない。
でもその内言いたくなるかもね。
タイムマシーンに乗って
タイムマシーンに乗ってあの頃に戻りたい。
・5歳の頃に戻りたい。この頃にお菓子をたくさん食べるようになり、太ってしまった。
だから、戻ったらお菓子をあまり食べないようにするのだ。
・9歳の頃に戻りたい。テレビを近くに見すぎて視力が落ちてしまった。
だから、戻ったらテレビは必ず離れて見て視力を守るのだ。
・10歳の頃に戻りたい。親からの“理不尽なこと言われても無視しろ、我慢しろ”と教わり、その通りにしたせいで何も言えなくなってしまった。
だから、戻ったらムカつくこと言われたら「グォラァアッ!」てなぐらい言いたい放題言ってやるのだ。
・16歳の頃に戻りたい。世間体や勧めで行った進路は自分には向いていなかったかも。本当はやってみたいことがあったのに。
だから、戻ったら自分のやりたい進路に進んでやるのだ。
もひとつ、仲の良い友達ともっとたくさん遊んで、大事にすれば良かった。連絡先も知らずに、離ればなれになってしまった友達もいる。
だから、戻ったらもっと友達とたくさん遊んで、連絡先も交換しまくってやるのだ。
…こういうように後悔することはたくさんあるのだが。
そもそも過去の自分はその時を大事に生きなかったからこうなったのだと思う。
だから、戻れないなら今この時を大事に生きて、未来になって、あの頃は良かったと思えるような過去にしていくのだ。