茶園

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10/19/2022, 3:12:30 PM

すれ違いで思い浮かんだこと

・普段何気なくすれ違う人。何も思わなければただ通りすぎていく物みたいに見えるけれど、一人一人の人間が歩いていると考えると、人に対する見方が変わってくる。

・すれ違う人は何も言わないけど、一人一人人生があり、物語を持っている。その人が歩くには目的があり、歩く先に物語の続きがあるのだ。

・すれ違う人を見る側からしたら、エキストラのように見えるが、すれ違う人は一人一人その人の人生の物語の主人公で、自分をしっかり生きるために歩いている。

そう考えると、すれ違う人たちの生命力を感じ、何だか応援したい気持ちになってくるのだ。

10/14/2022, 11:55:11 AM

高く高く跳んでいこう

 小さい頃、私は高く跳ぶことを夢見ていた。
 高く跳べば、高い壁も乗り越えられるから。

 実は今も高く跳ぶことを夢見ている。
 物理的な壁だけでなく、心理的、社会的、文化的な様々な壁を乗り越えれるような強く広い人間になりたい。

10/13/2022, 12:20:16 PM

子供のようになれる時間

仕事で身も心もクタクタになった私。
そんな自分にも、楽しい時間はある。
家に帰ると家族や仲間がお出迎えしてくれる。
皆今日も元気で、どんな私でも気兼ねなくお出迎えしてくれた。

ふざけ合って楽しんでるやつ、真面目に勉強してるやつ、コーヒー飲んで夜景眺めてるやつ、ゴロゴロしてテレビ見てるやつ、にこにこまったりしてるやつ、変な趣味に没頭してるやつ、
そして、私をあたたかく包んでくれる優しい母。

皆大好きで、私は自然と子供のような気持ちになり今日も一緒に過ごした。

10/13/2022, 9:50:37 AM

短い小説 『放課後』

 「今日の授業はここまでだ」
 今日の時間割が終わり、皆は一斉に帰る支度をした。
 次々と帰っていく中、私は帰る準備もせず窓を見ていた。
 全員が帰ったあと、私はようやく動いた。
 「ケッ」机の足を勢いよく蹴った。その反動で椅子も動いた。
 今日はめちゃくちゃな日だ。ふざけんな。

 誰でもこういうことは一度はあるのだろうが、私はここ何日かイケてない。失敗だらけの恥だらけ。もう自分が嫌になった。

 「あーふざけんなー!」私は次々に溜まってた本音を吐き出した。
 すると不思議と、気持ちが少し楽になってきた。

 今はもう放課後だ。過ぎた時をイライラし続けてももはや無駄。

 「おし、メシ喰おう」
 またイライラはぶり返すかもしれないが、食べて寝て誰かに相談すりゃ勝手に落ち着くだろう。私をイライラさせたヤツらに自分の時間すり減らされてたまるか。
 解放された私は無敵であった。

10/11/2022, 11:24:15 AM

短い小説 『カーテン』

 あれは少し前の話。私は家でテレビを見ていた。
 夜が寒い季節になりつつ、空はすっかり秋の夕暮れ。
「うぅ、、寒い」
 身震いしながらシャッターと窓を閉める。


 最近私は人生で必要な知識を得ることに必死だ。
特に投資はやっておいた方が良いと確信し、今日も本と動画を見る。
 そんな時だった。

 サラサラ…

 最初は気のせいだと思っていた。しかし、

 ユラユラ…

 カーテンが僅かに揺れていた。風もないのに。
 窓も確認したが、ちゃんと閉まっていた。

 背筋が凍った。
 たまらず私は立ち上がり、カーテンを注意深く見た。
 しかし何も起こらなかった。

 気のせいか?勉強のし過ぎで疲れたらしい。そう自分に言い聞かせ、少し休もうと腰かけた。


 ウトウトして頭も目もボーッとしていたが、カーテンの端から何かが出てくるのが見えた。その姿を見た時、一瞬時が止まった。

 ムカデであった。

 私は悲鳴をあげ、そいつを退治やら処理やらするのに数時間はかかった。
 おかげで投資の知識は全部どこかにぶっ飛んでしまった。

 それから数日はカーテンを見るのも触るのも近づくのも怖い日が続いたのだった。

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