最近あった話。
何かの経緯で友達と遊園地に行くことになったんだけど、その時にあった話ね?
友達とジェットコースター乗るかー!って、俺と友達が乗ろうと並んでる時に、隣に並んでた小学生ぐらいの女の子に
「ねぇお兄さん、ここのジェットコースターって怖くないの?」
といきなり話しかけられて、俺が
「マジ余裕。全く怖くないよ。」
って言ったら、その女の子達は
「えーホント?じゃあうちらが怖いって言ったら一発ギャグやってね?」
といきなり言われて、その横で友達は普通に爆笑してたから、俺は
「あー良いよ良いよ。全然良いよ。」
で、ジェットコースターに乗る順番が来て、最初に話しかけてきた女の子が俺の隣に座って、
他の女の子たちは他の所に乗って(申し訳なかった)、ジェットコースターが出発する前に
「ねー怖い怖い。」
と女の子がいきなり言い出して、ジェットコースターに乗りながら一発ギャグを披露するという事があった。
でも、普通に笑ってくれたから安心した。
言葉にできない感情
親友「ふははっ笑何だそれ笑」
うーーーーーーーーーーーん不快。
いや、恋人でも何でもない親友だけどさ、流石に親友を放っておいてまでソイツと話す必要あるか?
しかも、俺と話すときより楽しそうだし。
「はぁぁ…、何で俺より楽しそうなんだよ…。」
何かこの感情気持ち悪いな。
怒り…?いやそんなものは無いはず。
嫉妬とか、…もしかして俺、彼奴に恋してる!?
…な訳ないよな。うん。
「はぁぁぁぁぁぁあ。」
友達「お!〇〇くーん笑何、暇してんのー?笑」
よりによってこんな奴が絡んでくるし。
「〜〜〜〜〜〜笑」
「〜〜〜〜〜〜!!!!!笑」
……………
???「何なん、彼奴。」
春爛漫
「はぁ………、ん?桜、桜かぁ…、もうそんな季節になったのかぁ。早いなぁ…。」
仕事が終わり、いつもの帰り道を歩いていると、足元には桜の花が散った後のものがあった。
沢山の人に踏まれたのだろう、もう綺麗だった桜も黒く、足跡がある。
「懐かしいなぁ、もう入学式なのか。」
次の日には近くの小学校に"入学式"という文字で書かれた看板のような板のような物が置いてある。
そして、小さな女の子とその親御さんのような人が手を繋いで学校に向かっている。
「おかーさん!私ね!もう1年生になったんだよ!凄いでしょーーー!」
「うん、凄い凄い!頑張ってね!」
小さな女の子と桜の花は、春爛漫のように光に満ち溢れたようなものだったのだ。
そんなに褒めないで。
「いやぁ〜本当に先輩って凄いですよね!」
「まぁ?俺が凄いのは当たり前過ぎ太郎って感じなんだけどな!ありがとありがと、笑」
だって俺は凄いもん。
「本当に先輩って、〇〇が出来て、しかも〇〇も出来ちゃって、前の試合、最後まで見てましたよ!〇〇のフォローをしながら〇〇のフォームで点数を入れて、試合に勝ってたの!しかも、〇〇が〇〇で〜」
「!?…、えあちょちょっとま、待て」
「?何動揺してるんですか?先輩。先輩の凄いところを褒めてるだけですけど。」
「いや、その、…あんまり俺を褒めるな、何か、恥ずかしくなってきたわ。」
_____________ちょっとした雑談______________
実は俺もこれ(今日の小説の先輩側)なんですよね。
褒められるのは当たり前って感じなんですけど、褒められ続けるとマジで恥ずかしくなる。
何か本当に恥ずかしくなる。
また来ますね。
「はぁ…」
春が来るのは憂鬱だ。
人が苦手な俺からすれば、新学期とかクラス替えとか、もう地獄のイベントに過ぎない。
そう思いながら、放課後に誰も居ない教室の席に座って、窓の外をボーっと眺めていた。
「どうしたんですか?ため息吐いちゃって。」
音も立てずに、部活の後輩が教室に入ってきた。
「…いや、何でもないよ。てか何で来たんだ?」
後輩はいつも通りニコニコしながら、俺の前の席に座って、
椅子をまたいで、後ろにいる俺に身体を向けた。
「いやー、先輩居るかなって、笑」
後輩は照れくさそうな顔をしてそう言った。
「…」
無言の空気が流れる。
そんな中で、後輩くんは寂しそうな声で呟いた。
「先輩は、…俺に来てほしくなかったですか、?」
「………いや、別に。…何か、俺さ。
いつも1人だからさ、この時間がずっと続けば良いなぁ…、なんて…いや今のは忘れてくれ。」
今思えば、後輩は俺と違って友達だって多い。
なのに、毎日こうやって放課後に来てくれて、今日あった事とかを楽しそうに話してくれる。
俺はこの時間だけが好きだった。
「…そうっすか、先輩にそう言ってもらえると嬉しいです。また来ますね!」
後輩は少し顔を赤くしながら、教室を出ていった。
俺は1人ポツンとなった教室でまた、
明日が来るのかと、憂鬱になりながらも、少しだけ楽しみになっていた。