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9/3/2024, 9:59:31 AM

私はずっとあなたの言葉に縋りついている。
たったの一言を大切に大切に抱えて生きている。
あなたの言葉がどれだけ優しくあたたかい灯火になっているか、きっとあなたは知らないね。



(心の灯火)

8/12/2024, 10:33:37 AM

君の歌を初めて聴いたとき、なんて美しい音楽を奏でる人だろうだと思った。
感情を真っ直ぐ乗せて、弦楽器のように滑らかな声。
丁寧にひとつひとつ音を重ねるように紡がれる旋律。
割れたガラスに触れたい。積雪の上で眠りたい。知らない街を気ままに散歩したい。そうしてただ無邪気に綺麗なものを見つめたい。
そんな感性で奏でられる君の歌が好きだ。



(君の奏でる音楽)

7/20/2024, 12:37:39 PM

わたしは、なんだっけ。
わたし、私、は。
「   」
だいじょうぶ、呼ばれたらわかる。
大丈夫、だいじょうぶ。
あなたの名前も、わかる。
あなたは、どんな人だっけ。
知ってる声、知ってる笑い方。
でもわたしはあなたとどんな話をしたっけ。

名前を、呼んでくれませんか。
おねがい。
わたしは、私でいたいから。



(私の名前)

7/17/2024, 12:27:27 PM

掴んだ手があたたかくて、視界が滲んで、記憶がこぼれ落ちて、声が分からなくなって。
なにかひとつだけでも覚えていたい。

そんな夢を見た。
遠い日の記憶をときどき思い出す。
しかたないなぁ、と困り眉で愛おしそうに笑う表情を朧気に覚えている。
誰だったのかとか、どうして泣いていたのかとか。
何度この夢を見たか分からないのに思い出せない。



(遠い日の記憶)

7/17/2024, 12:01:11 PM

薄い雲。
淡い青。
きれい。
綺麗、な、そら。
見上げた。
ずっと下を見ていた。
空を見上げたら、少しだけ、気持ちが楽になる。
そんなおまじない。
あの日からずっと、ずっと縋っている。



(空を見上げて心に浮かんだこと)

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