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1/2/2024, 3:29:22 PM

今年の抱負

「なぁー、かいの今年の抱負は?」
隣に座るかいに聞く
「……えぇー、なんだろ、笑
幸せにすごす!笑」
「ふふ、かわええなぁ、
…まぁ幸せに過ごせればええよな…」
ごめんかい、俺病気あるんまだ言ってへん…
やから、幸せになれるか分からんのよ
そう思うと、自然と涙が溢れる
「…え、ちょ、どしたの、、
不安なことあった、?」
そういって俺を抱き締めてくれたかいは
暖かくて、安心して眠ってしまった。

目を開ければ、オレンジ色に染まった部屋が見えた。
夕方までねとったみたいや、
「……どんどん…長くなっとる…」
そう、俺は 眠りに落ちてしまう病気にかかっている。
だんだん目覚めなくなる、という病気だ。
そんなことかいにいえることもなく、
日に日に寝る時間も増えていた。
治る方法がまだ分かっていないから、
きっと俺はこのまま目を覚まさなくなるだろう。
「…かい、ごめんな…」
幸せそうに眠るかいの横顔に、そっとキスをした。
「…ん…れん…?」
「……ふふ、ありがとおな、かい。
もう大丈夫やで?」
上手く、笑えているかな?
なるべく優しく、笑顔で。
そう振る舞っているつもりやった
「…ねぇ、れん?
辛いこと、吐き出して良いんだよ?
俺は、れんが辛そうにしてるの、やだよ…」
まさか、かいにばれた?
「……別に…辛いことなんて、ない…」
「…嘘。じゃあ、その涙は何?
なんでれんは泣いてるの?」
泣いてる?俺が?
頬に手を当てると、濡れていた。
そっか、自分が思っている以上に
きっと俺は心が弱ってたんや。
そう思うと、申し訳なさ、明日が来ない不安
全てに包まれているような気がした。
「……っ、かいっ、ごめん…
幸せにできへん、どうしたらええの…」
上手くしゃべれない。
息のしかたも分からなくなってくる
「…れん、ゆっくりで良いから。大丈夫。
落ち着いて?俺はここにいるから。」
すーっと、その言葉が俺の心に響いた
焦らんでも、かいは聞いてくれるって。
そう思えば、俺の心は軽くなって
言いたいことが素直にでてきた
「あんな…俺、死ぬかもしらん。俺、最近
起きるのも遅なってるやろ?睡眠も、十分なくらいにとってるやん。あれな、病気やねん。目が、覚めんくなる病気。」
言えたのはええけど、かいはどうやろうか
泣いてしまうんやろうか
「……そっか。……」
「ごめん、こんなこと…
ずっと、隠してた…ほんとは、10月にはわかっとってん。」
「……隠さないでよ、ちゃんと、俺には言って?
…治るよ、絶対。俺が、れんのこと死なせないから。
ずっと一緒にいるって決めたんだから。」
「…かい、…ごめん、俺、もっと生きたい。
かいと死ぬまで笑っとりたい…。」
こんななら最初から言えばよかった…
「…うん、一緒に頑張ろうね?れん、大好き。」

あれから数ヶ月後、
俺はあの後から嘘みたいに回復した。
前までは起きても眠くて、ずっと寝てまいそうやったのが、
起きたらすっきりして、寝る時間も短くなった。
でも、やっぱりまだ油断は許されないみたいで
「……前より安定していますね。
ストレスなどが原因かな…と、
この病気は人によって原因が違うんです。
辛いとき、不安なときは素直に吐き出してくださいね。溜めすぎると、前より酷いことになると思うので…」
「…はい、笑ありがとうございました。」
かいの待つ出入り口に走る
「れん!!先生に言われた??笑」
「…ん、あんま溜めすぎんなって笑」
「…なんでも俺に言ってよ?受け止めるから。」
「うん、ありがとお、かい」
もう、これからはどんなこともかいと半分こにするよ。
辛いことも、かいとなら乗り越えれるから
大切な人を守るために、
今日も俺は進む




続きは明日だします!
地震大変ですね…私も揺れが酷くとても怖かったです😭
被災地の方、大変かと思いますが頑張りましょう

12/31/2023, 10:52:12 AM

よいお年を

今年もたくさんのことがあった

仲間と、喜びを分かち合う日々。

不安で、押し潰されそうになった日々。

挫折で、立ち上がれなかった日々。

全ての日々に、しょおがおって

いつも、「れんなら出来る。大丈夫。」

って言ってくれる。

大丈夫って言葉で言うのはすごく簡単やけど

でも、難しくて。

そんな言葉一つで笑顔になれる。

頑張れなんて言われたって

もう頑張ってる人には重荷になるだけ

ても、しょおが言ってくれたら、

辛くて不安でどうしようもない心も

溶かしてくれる気がする。

いつも、支えてもらってばっかやけど

たまには、俺やって支えんと。

『…なぁしょお?俺にも、頼ってええんやで?
しょおには、俺がおるから。』

その言葉に、しょおは微笑んで

涙が一筋こぼれた。

次は、俺が支える番やで?

ぎゅっと、抱き締めた。






11月頃にこのアプリで小説を始めて、
もう2024年になろうとしています!
いつも、皆さんがこんな駄文を読んでくださって
そして、もっと読みたいと思ってくれて、とても嬉しいです。こんな年の瀬にBLかよって思った方ごめんなさい。笑
来年も皆様の期待に応えられるような作品を作りたいと思います!ありがとうございました!来年もよろしくお願いします。

12/30/2023, 3:55:52 PM

1年間を振り返る


あの時の君の笑顔

君が俺にくれた愛

振り返ったら、たくさんの思い出が

脳裏に浮かんでくる。

今年一年で、君だけのフォルダーが

俺の頭には出来て待ったみたいで

記憶を忘れるはずなのに、

なぜか君だけは覚えとる。

君の甘くて、けどすっきりしている匂いが

俺の頭に、心に残っとるで?

…それとも、たまたま??

そんな幸せな感情だけやなくて

君にかけた迷惑やって浮かんでくる。

「…やっぱ、おらん方がええのかな…」

外で鳴りやまない、

俺の嫌いな雨の音。

雨で全部、全て流れちゃえばええのに。

雨が止んでから、落ち着いた俺は寝てしまった。


朝、まぶしくて暖かい光が

俺を照らす。

「…おきて、?」

不安げに見つめる君。

「…ん、おはよ。」

…なんだよ、忘れてなかったのかよ。

優しくてきれいな君の心とは反対に

俺の心は黒くて、闇そのものだ。



12/29/2023, 10:31:58 AM

みかん

「ね!これみて?!みかん!」
柚季が見せてきたのは、かわいい顔が書かれたみかん
「…ふふ、なにかいてるの?笑
みかんもかわいいけどさ、柚季もかわいいよ」
そういうと、顔を赤くする君。
愛おしいなぁ、こんな時間がもっと続けばいいのに。
「…ねぇ、柚季?楽しい思い出を、たくさんありがとう。
今までも、これからも、愛してる。ずっとね、」
柚季が俺を引き留めるようにたくさん叫んでいる。
そんな愛しい人の声も、もう聞けないなんて
神様は、俺にいじわるだなぁ
目が覚めたとき、俺が手にしていたのは
顔の書かれたみかんだった
「……なに、これ。」
神様は、どこまでもいじわるみたい。

12/28/2023, 1:06:03 PM

冬休み

「今日で学校終わりやな~もう冬休みやん!
れいは?なんかするん??」
幼馴染みのとあが、帰り道に聞いてきた
「え~、特にすることないかな笑」
本当に、なにもすることがない
休みだって嬉しいけど
なにより、とあに
好きな人に、会えなくなると思うと辛い。
家は隣同士だから、いつでも会えるけど
「……そっか、
ねぇ、じゃあれいの家行ってもええ??
どうせ、親おやおらんやろ?」
やめてよ、そんなこというの。
期待しちゃうじゃん。
「…んー、まぁいないかな、笑
別にいいよ。」
でもさ、好きな人だから許しちゃうよね、笑
心に空いた穴。それを、埋めてくれるのは
きっとあなたしかいない。
冷たくなる心。
比例するように、初雪が降る
「…え、雪!!ねぇ、れい雪!!」
「ふふ、そんな驚かなくても笑
じゃあ、遊ぶとき教えて?いつでも暇だから。」
家のドアを空けて、さっさと入った。
初雪は軽くて、ふわふわしてるはずなのに
私の心には重くて、ずっしりしてる。
私には、親がいない。
正確には、いた。いたけど、
私を残してどこかに行ってしまった。
私一人しかいないのに、こんな広い家だと
どうにも温まらなくて
部屋で、よく一人で泣いている
今日だって、辛くて泣いちゃった
すると…
「れい!今かられいの家行くから!」
「……え?」
返信する間も無く、家のドアが開く音がした
「れーいー?部屋?行くから!」
……ダメ、今きちゃダメだよ、とあ
泣いてるとこなんて見せたくないの
「…駄目、入らないで?下で待ってて、今行くから」
「……無理。泣いてるんやろ?
知ってるで、れいが一人で泣いとるの
入るから。」
全部、お見通しじゃん。
ガチャ、とドアが開く音
「…ねぇ、れいは何で泣いとるん?」
そんなの、とあのせいだよ。
「…とあが、私の気持ちも知らないで家に来るからでしょ、どれだけ……私が、どんな想いでとあをこの家にいれてるか分かる?とあは、何で私の家に来たがるの?期待しちゃうじゃん。………私だけが、好きみたいで辛いんだよ
もう、来ないでよ……」
ぎゅっと抱き締められた
「……れい、俺が気付かないと思ってる?
知ってる、俺のこと好きなんも。こんななら、もっと早く伝えるべきやったな。俺も、れいが好きやで?
すきやから、そばにおるんやん。」
心が、久しぶりに温まった気がした。
親に殴られる毎日
とあに、支えてもらった日々。
好きなのは私だけと思ってた時間。
そんな時間も、全て溶かしてくれるような、魔法の言葉
「……ひどいこと言っちゃった、ごめんね、とあ。
私も、好きだよ。ずっと前から。」
「……ふふ、知ってる。
おれと、付き合ってください。幸せにするから。」
「うん、よろしくお願いします。」
嫌だった冬休みが
…今は楽しみだ

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