溢れ出す言葉

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9/12/2023, 1:25:00 PM

君から来てくれなきゃ。
見えないよ、
見えない君が。
君がいてくれなきゃ
いつか出会う運命の人よ。
何度も騙されました。何度も
傷付きました。
もう手遅れになりそうです。 
棺の中で歪んだ顔した自分を想像するほど、
もう手遅れです。
君が来てくれなきゃ。
君さえいてくれたら

9/10/2023, 2:31:08 PM

左目、君の左目。
お水をあのグラスで一杯飲んでまた寝て。
平気だって言いながら仕事へ出かける君の目。
誰にも話さない
くだらない話は全部私だけにしてよ。
猫を愛でるみたいに。
左目、君の可愛い右目が恋しがってるよ。
早く会ってあげて
っていっても君のその高いお鼻は
彼らを会わせてあげもしない。
苦しいよ、君に会えなくって。
寂しいよこの真っ暗の心にも、君のスペースがあったって
知ったよいつまでも、そこにいてほしい。
つたない私の言葉を信じてほしいの。
だって、泣き虫の、
だって、泣き虫の、
暗い雲の下で、倒れてる私、
君しかいない私。
君から話しかけられて何度も君と屋上へ行って
君のつま先の上で踊って。
何度も、何度も。頭の中を超えて壮大な夢の中で。
君の君の君の君の声。
早く早く早く聞かせて。
この心の深いここには、まだ
君の形が残ってるんだからね。
だって泣き虫の、私。
誰も話しかけないよ、静けさが耳をだめにして、
心から電気を奪って、君の形しか分からないんだもん。
君も平気じゃないんだから、私と二人で一つになろう、
左目と右目。

9/5/2023, 1:30:23 PM

あの家にあった貝殻のモビール。
あの子は一体何歳になったんだろう?
ミステリー。
全てを嘘と気持ち悪さで表現しようとしている。
粉々になった貝殻。
誰かが欲しがる答えを知っている人。
その人を追っている。
全ては貝殻の外側に。
あの子がモビールから離れた瞬間、壊れた何か。
たまに聴こえる癒やしの声に、
何度も騙された。
正しさなんて知らないくせに。
愛。
それを探していたのか。
貝殻は粉々なのだ、貝殻は粉々なのだ。
もともとそこに何も探していたものは無かった。
愛なんかなかった。
記憶なんて嗅ぐんじゃないよ、時々場面一つ思い出すくらいが
美しいってもんだよ。
嘘と気持ち悪さで美しさになるんだ。
あの子の名前も、顔も覚えていない。
それでも、あの家にいたあの子を知っている。
それだけのことで幸せを感じて
いる…。
双方向に目を向けると、顕になった一つ。
貝殻の破片。

8/22/2023, 12:12:55 PM

地球を裏返しにして落ちたい。
全てを救う気持ちなんて無くして。
成功しそうなあの子も私と一緒にごみ箱に捨てて欲しい。
破壊のハンマーはいらないの。証拠にならないように

かっこつけてると思ってた。
あの子のことを。
私のことを見下してくるだろうって。
どこかもわからない駅の中で私は希望を無くした。
帰り方もわからない、生き方も。
大きなたるいの中でピンを刺したみたいに立ち尽くしている。
 苦しくなるくらいいい気分から落っことされた。
 私を振るう神様とは、結構前から知り合いだよ。
 裏返しにされる気持ちはよく知ってる。
涙も出てこようとしない 頭も働こうとしない。
あわれむのなら私のことを愛してほしい。
数学も物理もできなくても将来が近づいてきて不安だって
そこらへんの人達がみんな言っていたって、
今の私を慰めて、自信を持たせて欲しい。
そうしてくれたら、予測を軽く打ち破ってトップに行ってあげる。

そういうものだって信じて、私の口を信じて欲しい。

ひどく落ち込んで、傷付いていた。
地上からみんな落ちればいいと思っていた。
私自身の経験を味わわせてやろうって。

でもあなたが私をどんなことがあっても抱きしめ続けてくれたなら。
いつかは、裏も表もなくなるの。
それを、信じて。
愛して欲しい。

8/18/2023, 3:07:53 PM

つまりは目の前にいるってことでしょ?
自分がぁ、なるほどね。

定期的に聴こえる鐘の音。家の前のうるさい川の音。
家族の誰かが、下手したらどこかのホラー映画より不気味な、音を立てて
いる。
お願いだから静かにしてよ!!



つまりは目の前にいるってことでしょ?
自分がぁ。
自分のかおが?
自分の体が
自分は防犯カメラじゃないんだって実感するよ本当。
自分は、自分の目だけで世界を見ている気になっていたけど、
鏡みたら、自分に目以外の実体があるって気づいたよ。

別に自分さえいなかったら、きっと文句も言われないんだろうよこの音たちも。
自由気ままに鳴り響いて時々不協和音を出したりして。
でも僕がいなくちゃ、私がいなくちゃ、この部屋にほこりが溜まってしまうし、
っていうか、なんの価値もないじゃないか。
人が一人もいない世界って感じか?


鏡みたらさ、どうしようもなく自分の体はでかかったよ。
嫌でも認識してしまうね、この迫力は。
音にうるさいって怒ってた自分の方が
圧倒的に景観と空間の風紀を乱す風貌をしていたよ。
音と視は違うけどね。よく考えたら、
自分だって呼吸の音とか髪の毛の擦れる音を出していたよ。
まったく自分を棚に上げていたんだ。
鏡は
いいねぇ。
主観を圧倒的に断ち切ってくれるよ。

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