霧夜

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3/19/2024, 12:17:09 AM

弱い人が、優しい人が

馬鹿を見やすい、そんな世界。

...嗚呼、何時からこうなったんだっけ?

---二作目---

現実は、理不尽なことで溢れてる。
だからこそ私達は、フィクションの世界に、夢見るのかもしれないね。


#不条理
244作目
(時間遅れ&短い&雑になってしまった...(´・ω・`))

3/17/2024, 10:55:03 AM

弱い姿を、あまり見せたくないから

余計な心配を、掛けたくないから

...なのに、なんでだろう

そんな、私の意思とは反して

まるで壊れたダムの様に、目からは涙が溢れてくるの

...嗚呼、私って弱いなぁ...

---二作目---

昔から、人前で泣くことが怖かった。
辛くて、涙が溢れそうになる事もあったけれど。
それでも、俺は泣きたくなかった。

頼れる人は、居た。
けれど、頼りたくはなかった。
迷惑を掛けると、そう思ったから。

...一度だけ、あいつの前で泣いてしまったことがあった。
辛くて、苦しくて、我慢できなくて。
泣かねぇよ、っと言っていたのに。
...嗚呼、嫌われる、幻滅される。
そう、思っていたのに...あいつは、俺を抱き締めてくれた。
優しく、でもしっかりと。

なんだか、それにすごく安心してしまったのか、沢山泣いてしまった。
声もあげて、みっともなく。

「...泣きたい時は、素直に泣けばいい。辛いなら、俺を頼ってくれ。...一人で全部抱え込む事は...もう、しないでくれ」

なのに、こいつはそう言ってくれた。
辛そうに、絞り出すような声で。
...この時、俺はやっと理解したんだ。
泣かない事で...俺はあいつに、余計な心配をかけていた事を。

それを機に、俺はあいつに弱音を吐いたり、偶に泣いてしまうようになった。
でも、どんな時でも、あいつは俺を優しく受け止めてくれた。

...泣いて、甘える事も、していいんだな...そう、思えたんだ。

#泣かないよ
243作目

3/16/2024, 10:54:10 AM

たった一言、声をあげれば楽になれる。

そう、それだけなのに。

喉奥で詰まったように、言葉は止まる。

偽りの言葉ばかりが、スルスルと口から抜けていく。

...だから未だに、私の本音は

胸の中で、静かに震えてる

---二作目---

あいつは、世間一般的に見てもクールで、何時も表情筋が仕事をしない。
そういう所が、少し年下らしくないと感じることもしばしばある。

けど、あいつはホラー全般が苦手だ。さらに言うと虫も大の苦手だ。
虫が出てきたりだとか、ホラーぽい作品を見た時は、決まって俺の背中に隠れる。

そんな一面が、もう狂わしい程に可愛くて。
勿論、クルールな一面も好きだけれど...お前の可愛い一面も、愛おしいんだ

#怖がり
242作目

3/15/2024, 10:34:16 AM

夜空で一等輝く、あの煌めきは

まるで、彼の様で

...嗚呼、どれだけ手を伸ばしても

あの煌めきを、掴むことは出来ないな

---二作目---

溢れ出す涙の数だけ
夜空に浮かぶ星々も
眩いて見える様な気がしたの。

#星が溢れる
241作目

3/14/2024, 10:51:33 AM

少しだけ、疲れてしまった日。

白い溜息を吐きながら、ドアノブに手を掛ける。

扉を開けると、大好きな君の姿。

「おかえり」と言う君の目は、穏やかな海色をしていて

私は酷く、安心できるんだ。

---二作目---

隣から感じる、突き刺さる様な視線。
それに少し耐えきれなくて、思わずそちらを向く。
「ッ!?///」
「?どうしたのですか?」
向けられていたのは、細められた酷く優しい瞳。
外にいる時とは全然違う、穏やかな眼差し。
「ッ///!なんでもない!///」
表情ひとつ変わるだけで、こんなにも鼓動が早くなる自分が、何だか恥ずかしくて。
俺は勢いよく目を逸らした。

逸らしても、まだ感じる視線。
でも、一度見てしまったからには、意識せずにはいられなくて。
...顔の熱は、まだ取れそうに無い。

#安らかな瞳
240作目

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