弱い人が、優しい人が
馬鹿を見やすい、そんな世界。
...嗚呼、何時からこうなったんだっけ?
---二作目---
現実は、理不尽なことで溢れてる。
だからこそ私達は、フィクションの世界に、夢見るのかもしれないね。
#不条理
244作目
(時間遅れ&短い&雑になってしまった...(´・ω・`))
弱い姿を、あまり見せたくないから
余計な心配を、掛けたくないから
...なのに、なんでだろう
そんな、私の意思とは反して
まるで壊れたダムの様に、目からは涙が溢れてくるの
...嗚呼、私って弱いなぁ...
---二作目---
昔から、人前で泣くことが怖かった。
辛くて、涙が溢れそうになる事もあったけれど。
それでも、俺は泣きたくなかった。
頼れる人は、居た。
けれど、頼りたくはなかった。
迷惑を掛けると、そう思ったから。
...一度だけ、あいつの前で泣いてしまったことがあった。
辛くて、苦しくて、我慢できなくて。
泣かねぇよ、っと言っていたのに。
...嗚呼、嫌われる、幻滅される。
そう、思っていたのに...あいつは、俺を抱き締めてくれた。
優しく、でもしっかりと。
なんだか、それにすごく安心してしまったのか、沢山泣いてしまった。
声もあげて、みっともなく。
「...泣きたい時は、素直に泣けばいい。辛いなら、俺を頼ってくれ。...一人で全部抱え込む事は...もう、しないでくれ」
なのに、こいつはそう言ってくれた。
辛そうに、絞り出すような声で。
...この時、俺はやっと理解したんだ。
泣かない事で...俺はあいつに、余計な心配をかけていた事を。
それを機に、俺はあいつに弱音を吐いたり、偶に泣いてしまうようになった。
でも、どんな時でも、あいつは俺を優しく受け止めてくれた。
...泣いて、甘える事も、していいんだな...そう、思えたんだ。
#泣かないよ
243作目
たった一言、声をあげれば楽になれる。
そう、それだけなのに。
喉奥で詰まったように、言葉は止まる。
偽りの言葉ばかりが、スルスルと口から抜けていく。
...だから未だに、私の本音は
胸の中で、静かに震えてる
---二作目---
あいつは、世間一般的に見てもクールで、何時も表情筋が仕事をしない。
そういう所が、少し年下らしくないと感じることもしばしばある。
けど、あいつはホラー全般が苦手だ。さらに言うと虫も大の苦手だ。
虫が出てきたりだとか、ホラーぽい作品を見た時は、決まって俺の背中に隠れる。
そんな一面が、もう狂わしい程に可愛くて。
勿論、クルールな一面も好きだけれど...お前の可愛い一面も、愛おしいんだ
#怖がり
242作目
夜空で一等輝く、あの煌めきは
まるで、彼の様で
...嗚呼、どれだけ手を伸ばしても
あの煌めきを、掴むことは出来ないな
---二作目---
溢れ出す涙の数だけ
夜空に浮かぶ星々も
眩いて見える様な気がしたの。
#星が溢れる
241作目
少しだけ、疲れてしまった日。
白い溜息を吐きながら、ドアノブに手を掛ける。
扉を開けると、大好きな君の姿。
「おかえり」と言う君の目は、穏やかな海色をしていて
私は酷く、安心できるんだ。
---二作目---
隣から感じる、突き刺さる様な視線。
それに少し耐えきれなくて、思わずそちらを向く。
「ッ!?///」
「?どうしたのですか?」
向けられていたのは、細められた酷く優しい瞳。
外にいる時とは全然違う、穏やかな眼差し。
「ッ///!なんでもない!///」
表情ひとつ変わるだけで、こんなにも鼓動が早くなる自分が、何だか恥ずかしくて。
俺は勢いよく目を逸らした。
逸らしても、まだ感じる視線。
でも、一度見てしまったからには、意識せずにはいられなくて。
...顔の熱は、まだ取れそうに無い。
#安らかな瞳
240作目