霧夜

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3/13/2024, 11:45:15 AM

優しい一面を、知っていた。

勉強熱心な事を、知っていた。

周りに慕われている事を、知っていた

口は悪いけれど、それがツンデレから来るものだと知っていた。

笑顔を絶やさない所を、知っていた。

好きな物と嫌いなものを、知っていた。

沢山知っていた、...ハズだったのに。

静かな教室で、啜り泣く君の姿。

弱々しくて、儚く消え入りそうな君。

...嗚呼、俺は君の何を見ていたのだろう?

---二作目---

最初は、一人の時間は、なんの苦でも無かった。
確かに、彼の事は好きだったけれど、そんな彼の時間を奪うまで傍に居たいとは、思わなかった。


___...今夜は、満月だ。
ガラス越しに、夜空の景色を見詰めながら、スマホの電源を入れる。
そこに映るのは、彼からの一通のメッセージ。

『今日は遅くなる』と。
たったそれだけの、メッセージ。

...吐き出される息は、白くなっている。

「...早く帰って来て下さいよ...」

小さな呟きは、誰に届く訳でも無く、闇夜に消えていった。

#ずっと隣で
239作目

3/12/2024, 11:48:04 AM

周りの人の気持ちなんか、正直言ってどうでも良い。

大切なのは、君にどう思われてるかだから。

...ねぇ、だからさ

君の本当の気持ち、聞かせて欲しいな

---二作目---

君の事を、もっと知りたい。
何が好きなのか、何が嫌いなのか。
趣味とか、苦手なものとか。

でも、君の目がこちらに向くことは
もう無いんだよ。

#もっと知りたい
238作目

3/11/2024, 10:25:37 AM

それは、酷く尊いもの。

だからこそ、今この時

君と過ごせる、この幸せな時間を

大切にしたいと、そう思ったんだ。

---

不安は、常に付き纏うもの。
それが、本当の意味で解消されない限り
心の平穏は、訪れる事など無いのかもしれない。

#平穏な日々
237作目

3/10/2024, 11:26:49 AM

両立することは、難しいかも知れないけれど。

いつか、そんな未来が訪れれば

世界にも、明るい笑顔が増えるのかな。

---二作目---

認めて貰えるのなら、誰でも良かった。
どんな奴でも、どれだけ性格が悪くても。
俺は只々、認めて貰いたかったんだ。

でも、今はお前で良かったと思っているんだよ。

「...ん?どうした?」

そんな、愛おしそうなものを見る目で見詰められて。
心が暖かくなって、穏やかになれて。
嬉しくて、笑顔になれて。

「いや...なんでもねぇよ」

本当に、こいつが俺を選んでくれて良かった。
そう、心の底から思うんだ。

#愛と平和
236作目

3/9/2024, 11:35:57 AM

もう帰って来ない、日常。

遠い遠い、過去の記憶。

けれど、この記憶の欠片は

ずっとずっと、私の心の中で

色褪せること無く、残り続けるの。

---二作目---

辛い日々は、もう、遠い記憶の中だけで。
彼が居る日々は、もう、手放せられない幸せな日常なんだ。

#過ぎ去った日々
235作目

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