霧夜

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9/20/2023, 12:01:02 PM

あいつと過ごす時間も

あいつと過ごす日常も

あいつに関わる全ての出来事を

勿論、あいつ自身のことも

何よりも大事にしたいと思ったんだ。


#大事にしたい
64作目

9/19/2023, 11:19:00 AM

※いつも以上に恋人要素強め。男×男想定、口調とか改変すればどんな感じでも行けます。
苦手な方はご注意を

こいつと一緒に居られる時間が、一番幸せだったりする。

...恥ずかしいから、口には決して出さないけれど。

一緒に出かける時間も

一緒に食卓を囲む時間も

一緒にのんびり過ごす時間も

...全部が、全部、幸せなんだ。

「...フッ、どうしたんだ?なんだか嬉しそうだな」

顔を少し上げてみると、優しく微笑むあいつの顔が至近距離にあって、思わずドキッとしてしまう。

「な、なんでもねぇよ...」

「そうか...その割には、耳が真っ赤だが?」

顔をニヤニヤさせながら、俺の耳をふにふにと触ってくる。

「う、うるせぇ...んだよ///」

そうやって指摘されたのが恥ずかしくて、こいつの肩にぐりぐりと顔を埋める。

「...そうかそうか...」

優しく声を掛けられながら、まるで子供をあやすかのように背中を撫でられる。
尚更恥ずかしくなって、けど全然嫌な感じはなくて...寧ろ幸福感が全身を包んでて
結局それ以上声を出せずに、こいつの身体に抱きついてしまう。

......

...大好きな恋人に包まれながら

只々一緒の時間を過ごす。

...嗚呼、幸せだな...

こんな時間が、永遠に続いてくれればいいのに...

そんなことを考えながら、身体に回した手に更に優しく力を込めた。

#時間よ止まれ
63作目

9/18/2023, 11:20:41 AM

星々の光が降り注ぐ、小さな丘の上。

俺とこいつしか知らない

秘密の場所。

空を見上げれば、どこでも同じような景色が見れるはずなのに

ここで見る景色は、なにか特別なものに感じられた。

「月が...綺麗だな...」

そう呟く声が、隣から聞こえてきた。

ここから見る月は、確かに大きく、そして日時は輝いて見える。

「あぁ...たしかに綺麗だな」

俺はそんな月に見惚れながら、そう返事を返した。


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「月が...綺麗だな...」

自然に、ポロリと零れた、その言葉。

月明かりに照らされたあいつは、まるで天使のように美しく、輝いていて

そのあまりの美しさに、つい本音が零れてしまった。

「あぁ...確かに綺麗だな」

あいつはこちらを見ることなく、輝く満月を眺めながら

そう呟いた。

こいつは多分、この言葉の意味を理解していないのだろう。

...だが今は、これでいい。

いつか、いつか、隠すことなく

この気持ちを伝えられますように、と。

願いを込めながら、俺は再び広がる星空を眺めた。

#夜景
62作目





9/17/2023, 11:18:21 AM

あの頃は、ただ広々とした草原だった。

何の変哲もない、広いだけの場所。


けれど今は、色鮮やかな景色が広がる

綺麗な花畑になりました。

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一つだけ置かれた、白色のベンチに座りながら

そんな景色を眺める。

...嗚呼、

出来ることなら

お前と2人で...

この景色を眺めたかったなぁ...

#花畑
61作目

9/16/2023, 11:21:05 AM

空から降り注ぐ涙が、身体に強く刺さっていく。

冷たくて、刺さる度にチクリチクリと身体が痛くなった。

酷い虚無感

苦しさ

痛み

そして...


寂しさ


心に雨が刺さることは無いはずなのに、

まるで心にもその痛みが響いているようだった。




雨が降る夜。少し外れの、小さな森の中。

あいつが居なくなったこの寂しさが

雨と一緒に、地面へと流れてしまえばいいのに。

#空が泣く
60作目

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