悲しい時、辛い時
必ずと言っていい程、あいつからメッセージがする
と、言っても。
その送られてくる文章の内容は、いつも同じ。
素っ気なくて、ただ一言だけしか書いてない
けれどそのメッセージは、
俺を暗い暗い沼の底から引っ張りあげてくれる
救いの手だった
#君からのLINE
59作目
命が燃え尽きるまで
出来るだけ長く、ずっと一緒にいて欲しい。
前までは、この世界に未練なんてなかったし
あれやりたい、これやりたいなんて思えることなんてなかったけれど
お前と出会ってからは、これからの時間を一緒に過ごせない事が
悔しくて...悲しかったから
だから、だから、
最後の最後に未練が残らないように。
...只々、お前と過ごす時間を
一分でも、一秒でも
長くしたい
#命が燃え尽きるまで
58作目
夜明けって、なんだろう
紺色の空が、色ずき変わって、日が昇る事だろうか...?
...僕の人生は、夜明けが何回も来ているようで、実は一回も来ていないのかもしれない。
外は明るく煌めくけれど、
俺の心は、闇に包まれたままで、ずっと真夜中の中だ。
嗚呼、何時になったら、俺の夜明けは来るのだろうか----?
#夜明け
57作目
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気が向いたら、これに続きが追加されるかもです♪
太陽の下で輝き靡く空色の髪、煌めくアイスブルーの瞳。
しなやかで、綺麗な曲線を描くその身体。
いつも、あいつの姿を、どこか目で追っていた。
今日も窓越しに、あいつを眺める。
『今日も、綺麗だな...』
その時、あいつがこちらの視線に気付き、ふわりと優しく微笑んだ。
『...あぁ、これが...』
その瞬間...俺は、あいつへの思いを自覚したんだ。
#本気の恋
56作目
壁に飾られた、一冊のカレンダー。
予定の欄は何も書かれておらず、元々書かれていた数字だけが記されているだけだった。
その理由は、至って単純。
書く程楽しみな予定がなくて、わざわざ書くこと自体も面倒臭いと感じていたからだ。
それなら別に飾らなくても良いはずなのに。
何故か、飾ったその日からそのカレンダーを外したことが無かった。
本当に、ただ、何となく壁に飾られている状態。
けれど、それが今ではどうだろう。
...今と言うか、あいつと出会ってからは、であるが。
予定欄には様々な文字が書き込まれていて、なんの変哲もなかったカレンダーも数種類の色で塗られていた。
面倒臭いと思っていた記入作業も、今では楽しみの一つとなっている。
予定を書いている時、カレンダーが目に入った時。
あいつと出掛けられる。
あいつと話せる。
あいつと会える。
それが目に見えて分かるだけで、楽しくて、嬉しい気持ちになて、
自然と頬が緩んでしまう。
何となく飾っていた、一冊のカレンダー。
それが今では、あいつとの思い出が書かれた、大切なものになっていた。
カレンダーに俺が予定を書く時、それはあいつと過ごせる時間がまた増えること。
さて、次はどんな予定を書くことになるのだろうか...?♪
#カレンダー
55作目
追記
皆様、お陰様でもっと読みたいの数が500を突破致しました!
本当にありがとうございました!!!
これからもグダグダと書いていきますので、良ければ見ていただけると嬉しいです✨