「君と歩いた道」
お久しぶりです!!!
仕事が!!!忙しすぎて!!!なかなか!!!書けません!!!でした!!!ごめんなさい!!!
これからはちゃんと書きます!!!
よろしくね!!!
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「君と歩いた道」
ニンゲンくん。
ボクがキミに助けを求めてから、どのくらい経つだろうか。
ボクからしたらほんの一瞬にすぎないこの時間。
キミにとっては長い時間。
初めて会った時より、ちょっとは足並みも揃ってきたよね?
ボクはうれしいよ。とっても、ね。
⬜︎⬜︎。ボクの生き別れの片割れ。
小さな頃と何にも変わらない、ボクの兄。
またこうやって他愛もない話をすることが、楽しそうに話を聞いてくれることが、ボクは何よりも幸せなんだ。
だから、もう。
いなくならないでね。
ボクを、ひとりぼっちにしないでね。
ボクはたくさん、ひとりで歩いてきた。
たくさんたくさん、歩いてきた。
でも、今はこうやってキミたちがいてくれる。
一緒に歩いてくれるキミたちが、ボクのそばにいてくれる。
……ありがとう。
これからもちゃーんと!
ボクについてきてね!!
『「こっちに恋」「愛に来て」』、『どんなに離れていても』
(4/25、26)
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『「こっちに恋」「愛に来て」』
「今日もたくさん公園で遊んだね。楽しかった?」「ん!たのちいだったの!」「よかったよかった。それじゃ、帰ろうか。」「んー。」「おちび、どうかした?」「ん……。」
おちびを心配しつつ、公園から出る。
「ほら、行くよ?」「やー。」「もう夜だからね?」「ちってる。」「もう帰る時間だ。」「ん。」
「それなら、こっちにおいで?」「むー!」「ニンゲンしゃん、きてよー!」「なに?どうしたの?」「ボク、ちかれた!だっこちて!」
……そういうことだったか。
「はいはい、抱っこするから帰ろうなー。」「んー!」
抱っこしてからまもなく、おちびは眠ってしまった。
たくさん遊べて、よかったね。
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「どんなに離れていても」
「……花の国の王子様と星の国のお姫様は、あの塔がある限り、どんなに離れていても、ずっとずーっと繋がっています。……おしまい。」
おちびは真剣に読み聞かせを聞いていた。
「いいお話だったね。」「ん!ボク、このおはなち、しゅきー!」「気に入ってもらえてよかった。」「でもねー、ボクね、はなれるの、やーやーなの。」「……そうだね。」
この子は永遠にも近い時間、ひとりぼっちで閉じ込められていた。……その反動なのか、今ではずいぶんと甘えん坊だけど。
「でもねー、てべりとかねー、ぱしょこんとかあったらねー、はなれてもひとりぼっちじゃないのー!」「いい時代になったよね。」「んー!」
「でもー、ボク、ニンゲンしゃんと⬛︎⬛︎ちゃんとおとーしゃんとねー、ずーっといっちょがいいなー!」
「ニンゲンしゃん、ずーっといっちょちてくれる?」「勿論……なるべくね。」「ありがと!」「おちび、これからもよろしくね。」「はーい!」
「巡り逢い」
皆さんは、素敵な何かに出逢えていますか?
こんなことを書くのも洒落臭い気がしますが、私にとって、このアプリに巡り逢えたことが、皆さんの綺麗で瑞々しい文章を読めることが、すごく素敵なことです(いつもありがとうございます)。
素敵なものや人との出逢いは、人生をすごく鮮やかなものにしてくれます。穏やかな香りや優しい味、温かい旋律……たくさんのものが心を豊かにするのです。
突然ですが、皆さんは「セレンディピティ」という言葉をご存知でしょうか?これは、「偶然見つけた幸運」「思いがけない発見」といった意味を持つ言葉です。
私は、インターネットによってセレンディピティを感じたことが多々あります。
例えば、私を例に挙げると、ラヴェルの「水の戯れ」や、青葉市子さんとの出逢いは、ネットを見ていて偶然見つけたものでした。見つけようと思って見つけたわけではなかったのです。
最近では、インターネットの負の側面がよく取り沙汰されますが、こうした素晴らしいものと出逢えるきっかけとなりうる以上、単純に批判ばかりするのは勿体無いと思います。
ですので、リテラシーをしっかりと身につけた上で、ネットと上手に付き合っていけたらいいなぁ、なんて思います。
皆さんのもとにも、セレンディピティが訪れますように♪
「どこへ行こう」
諸君!!!久しぶりだねえ!!!ボクのことを覚えているかい?!!そうそう、ボクだよ!!!公認宇宙管理士、コードネームは「マッドサイエンティスト」だ!!!
え???覚えていない???……実は!!!これを書いている「人間」も話の内容をきっちりと覚えていないらしいのだよ!!!自分で書いておきながら、無責任だねえ!!!
まあいい!とにかく、紆余曲折あって平穏に暮らしているところに、宇宙のどこかから迷い込んできたと思われる小さな子どもがボク達の前に現れた!!!
しかも、ボクから離れてくれない!!!
……仕方がないので、ボクはこの子を元いた場所に帰すために再び宇宙管理本部にある保育園へと向かうことにしたよ!!!
……という感じだったと思う……多分ね。
それじゃあ、続きを始めようか!
゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。*⌒*。*゚*⌒*゚*。
……ニンゲンくんの家から飛び出してきたはいいが、これからどうするのかちゃんと決まっていないままだ……。全く、どうしたものか!
「あ〜、白衣を引っ張るのをやめたまえ!」「へへー!」「聞いちゃあいないね……。」
「……思えば、⬜︎⬜︎って、機械なだけあって割と聞き分けがよかったんだねえ……。」「なにかいったー?」「い、いいや?なんでもないよ!」「ふーん。」
「次はそっちを左に曲がるよ!」「こっちー?」「逆逆!こっちだよ!」「やだー!」「駄目だよー?」「こっちいきたいー!」「駄目だってばー!そっちにはなんにもないよ?!」「えー?!」
子どもにいうことを聞かせるのはかなり大変だ……。
「ここからは手を繋ごうか!離しちゃ駄目だよ?」「えー、やだ!」「いいから、ほら!」「もー!」
……もー!はこっちの台詞だよ!
「もうちょっとで着くからね?」「どこに?」「宇宙管理本部の保育園に、さ!」「ふーん。」
……あまり保育園に興味がないのかな?
「保育園が見えてきたよ!ここにいたらきっと誰かが迎えにきてくれるはずだ!」「えー、いや!」「……。」
これがイヤイヤ期というものか……。
とにかくボク達は保育園まで来たんだ!
タダでは帰らないぞー!
「やあ、邪魔するよ!」「どうも、こんにちは!あなたは……マッドサイエンティストくん?」「よくご存知だね!」「君のことは保育士の私だって知ってるよ!」「鼻が高いねえ!!!」
「このひと、そんなにゆーめーじんなの?」「そうよー。なんてったって、この子は宇宙管理本部一の公認宇宙管理士だからね!」「へー。」
「まあいい!では、本題に入ろうか!」「本題?」「その通り!ボクがなんの用事もなしに保育園に足を運ぶことなどないからねえ!」
「単刀直入に聞くよ……ボクが連れてきたこの子だが、この子のことを知っている誰かはここにいるだろうか?」
「うーん……一応全員のことを把握しているけれど、この子のことは知らないなぁ……。」「そうかい……。」「お役に立てなくてごめんね。」「いやいや、こちらこそありがとう!」
「今日はこれで失礼するが、何かあれば連絡をくれたまえよ!」
「そうさせてもらうね。それじゃあ、また。」
「ばいばーい。」
……ここでは収穫なしか……。
さて、次はどこへ行こうか!
to be continued...
「ささやき」「big love!」(4/21、22)
☆゜+.*.+゜☆゜+.*.+゜☆゜+.*.+゜☆
「ささやき」
今日も平和で平穏だった。さて、もうこんな時間だ。
「ニンゲンしゃん、もうねんねなのー?ボクもねんね!」
小さな機械が後をついてくる。
「いい子はもう寝る時間だよ。」「ん!」
この子をベッドの上に載せてから、自分もベッドに入る。
「ニンゲンしゃん、おやしゅみー。」「おやすみ。」
大したことをしたわけじゃないのに、夜になると疲れて眠くなる。ぼんやりと他愛もないことを考えながら、いつのまにか眠りについている。
眠りに……。
……しゃん、ニンゲンしゃん……。
眠りに……?
「ニンゲンしゃん。」
……ん……?
ささやきが聞こえる……。
「ニンゲンしゃん!」「なに……?」「おきたー!」「起きた、じゃなくて、おちびが『起こした』んだろ?」「ん!」
「ニンゲンしゃん、じゅちゅ、のまない?」「ん……?ジュース?」「ん!」「なんでいきなり?」「のみたいから!」「……こんな時間にジュースなんか飲んだら太るぞ?」「むー!」
「きょう だけ!のみたいの!」「……分かったよ。」「やたー!ありがと!」
仕方ない。起きるか。
「えへー!じゅーちゅ!じゅーちゅ!」
……夜にジュース飲むだけなのに、すごく楽しそうだ。
「どれにする?」「ぶどー!」「はい。」「ありがと。」
「んー!おいちー!よるのじゅーちゅはかくべちゅ だねー!」
どこで「格別」なんて言葉覚えてきたんだろう。
「ニンゲンしゃんも、のんでー!」
キラキラした目で見つめられる。はいはい、いただきます。
「……美味しいね。」「でちょー!おいちいのー!」
「じゅーちゅのおもいで できたねー!うれちいねー!」
本当に嬉しそうに話す。「よかったね。」「ん!」
「飲み終わったら、歯磨きして寝ような。」「はーい!」
……たまには、こういうのもいいか。
今度また言われてもいいように、ジュースは多めに買っておこうかな。
☆゜+.*.+゜☆゜+.*.+゜☆゜+.*.+゜☆
「big love!」
「ニンゲンしゃーん!」「?どした?」「ぎゅー!」
「え、えへ?なになに?」「ぎゅー!」「よしよし。」
しばらく顔を埋めたあと、おちびはこっちを向く。
「ぎゅー!しゅるとね、ちあわちぇなんだってー!」
「ふーん。どう?幸せ?」「ん!ニンゲンしゃんはー?」
「多分幸せだよ。」「んー。」
「ボク、ニンゲンしゃんにもーっとちあわちぇなってほちいの!」「だからねー、もーっとぎゅーしゅるー!」
「ニンゲンしゃん!もーっとこっち、きてー!」
自分はおちびの目線とおなじ高さになるために、しゃがむことにした。
「じゅんびできたー?」「できたよ。」
「いくよー!」
「ぎゅー!」
ちっちゃい、あったかい、やわらかい。
そして何より、かわいい。
この子は、小さな体で目一杯愛情を表現してくれているんだ。
……だから、お礼でもしようかな。
「ありがとう。」「ぎゅー、たのちいね!」「よかった。」
「おちびー。」「んー?」「よしよし。」「んー!」
「からの抱っこー。」「わ!わー!」
この子、本当に抱っこが好きだよな。
小さな子どもらしいというか、甘えん坊らしいというか。
……やっぱりかわいい。
「ニンゲンしゃん?」「?」「にこにこなのー!うれちいのー?」「まあね。」「ボクもうれちい!」「よかった。」
「ボク、ニンゲンしゃんだーいちゅき!これからもいっちょだよー!」「ありがとう、よろしく。」
おちび、これからもよろしくね。